腰痛は誰にでも発症する。60歳を過ぎると区民スポーツセンターでシニア向けの腰痛体操教室が定期的に開催される。腰痛で悩むことがなかった50歳代の時に腰痛体操をしているシニアを見て不思議に感じていた。なぜ、あのような体操が必要なのか。
66歳の今、シニアの腰痛体操は毎日やる必要があることに気が付く。私は60歳になる前まで腰痛であまり悩むことがなかった。悩むとしたら、ぎっくり腰ぐらいであった。年に2回ぐらいギックリ腰で痛い目を味わった。それ以外の腰痛はなかった。
今、ぎっくり腰プラス腰痛が私の体を襲っている。同年代の知人、友人も腰痛で困っている。人によって腰痛の原因が違うため、これをやれば何でも腰痛が改善するという万能な治療方法は見つからない。私の腰痛は原因がある程度分かっているので対策を試しやすい。
”生活保護水準以下で生活するひとり暮らしの高齢者が“老後破産”に陥るケースが急増している実態を放送した際、その暮らしぶりに密着ロケした中でのインタビューでほぼすべての方が口にする言葉がありました。それが「死にたい」という言葉だったのです。(引用先)
今日放映された「親子共倒れの老後社会」のNHKスペシャルの密着ロケは、明日は我が身か!!と思わせる内容であった。
仕事がない、毎日が日曜日の年金生活。何のために生きているのか疑問。趣味に没頭すれば良いと人は言うが、毎日できない。会社と違って家には同僚も友人もいない。居るのは妻だけ。妻は私を外に追い出す。昔のように朝出勤にして夜帰宅してと叫ぶ!自宅を追い出された私は外に居場所がない。こんなシニアが多いのではないか。
毎日が日曜日のシニアは幸せなのだろうか。
平成30年9月21日の私と1年前の私で何か変化があっただろうか。興味の対象に変化があった。今まで仕事用に使っていたWindowsパソコンに興味を失い始めた。仕事で使用するWindowsパソコンの代わりになるChrome OSのChromebookを使い始めたからだ。シニアに最適なパソコンChromebookというウエブサイトも作ってしまった。
Chromebookパソコンの登場で新しい出会いが増えた。今まで出会うことがなかった人たちと知り合いになった。不定期的に開催されるChromebookオフ会である。主催者の都合でオフ会が不定期に開催される。いつも、6人前後で開催されるのでじっくりと参加メンバーと話ができる。参加メンバーの年齢も20歳代から60歳代までと幅が広い。共通のテーマがChromebook情報であるが、必ずしもChromebookだけについて話をしているわけではない。
会社を退職するとライフスタイルが固定しやすい。生活に刺激が無くなる。意識して今のライフスタイルを変えて行く努力をしないと体と脳の働きが鈍くなる。意識して生活に変化をもたらす行動をすることで老後の楽しみが増えてくる。
65歳になって年金をもらう。その額に驚く。事前に知らされていた金額なのだが、老後の生活費には足りない。誰もがそう思っている。この心理状態が65歳になったシニアたちに共通する。多くの65歳のシニアは、足りない生活費を補足する仕事を探し出す。自分ができるパートやアルバイトしか選択がないことが分かる。過去の職務経歴や経験が生きる仕事があっても年齢でお断りになる場合が多い。これが65歳で年金を受け取り始めるシニアの現実である。
国民年金だけならば、満額で6万5000円前後。厚生年金がプラスされれば、18万円前後になるかもしれない。20年先まで生きることを考えると将来の生活に不安が募る。20年先は、85歳。85歳までパートやアルバイトが出来るのだろうか。健康問題や雇用面で加齢による弊害が出てくる。生き続けるためには足りない生活費を稼ぎ続けなければならない。どうしたら良いのか?
20年先の政府による生活保護サービスは十分に機能しない可能性がある。多くのシニアが生活保護下に落ち込んでしまうからである。長生きの弊害である。北欧のように安心して老後の生活を送れない日本の生活環境は先進国とは言い難い。今60歳代ならば、先を読んで年金プラス他の収益で生活費を賄う仕組みを準備する必要がある。
他人を当てにする雇用で年金プラス収入を得る方法は年齢制限と体力の衰えで期待できない。残る選択肢は自分でビジネスを作ることである。資本力があるならば、株式投資も選択になるがそれが出来るシニアは年金プラス収入がなくても生活が出来る。年金だけでは生活が苦しいと感じるシニアは今から年金プラス他の収入を得る方法を考えて準備すべきである。
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