私の奥方様の両親は老衰で他界した。義父96歳、義母95歳である。与えられた肉体の命を全うしてこの世を去って別の世界に旅立つ。私から見れば、羨ましいの一言。
老衰による死亡数はここ数年で大きく増加している。少子高齢化で老人が長生きをしている。
- 2010年:約4万人(死因第5位)
- 2018年:約11万人(死因第3位へ浮上)
- 近年(現在):20万人超
今月、義母が95歳老衰で他界した。老人ホームで看取りをした。午前中は「私はまだ死なないわよ!」と声を出していたのだが、午後に急に呼吸が止まり死亡した。眠るように他界した。その状況を見て、すごく羨ましかった。こんな感じで私も死ねたらと。
以前から老衰で死ぬにはどうしたら良いかを考えていた。回答を義父・義母の死に方から理解した。90歳を超える年齢まで生き続けることである。
でも、誰もが90歳以上まで生きられる保証はないのが現実。生きることはギャンブルである。どんなにお金と時間を使っても天命にはかなわない。運を天に任すしか無いのであるが、長生きをするために出来ることをするしか無い。他人と同じ事をしても長生きは保証されない。
人それぞれの遺伝子で肉体が作られている。生活習慣も違う。人生観も違う。誰もが違っている。これをすれば長生きするという方法はないだろう。
90歳を過ぎると老衰で死んで行く人が多くなる
義母の葬儀や相続手続きなどで仕事やブログ執筆が止まってしまった。でも、良い経験をしている。人間の人生について考えさせられた。人が他界する時にその人の人生の終わりはどんな形で終わるのか。葬儀での雰囲気はどうであったか。私の両親は既に他界している。父が他界した時に私は米国に長期出張していた。母が他界した時は米国の大学に留学中であった。自分の両親が亡くなっていく場面にいなかった。
今回の義父、義母の死ではその状況を経験した。人間はどうのようにして死んでいくのかを目にした。90歳を過ぎると自然な死を肉体がもたらしてくれる。それが分かった。
老衰で穏やかに最後を迎える主な特徴
- 自然な食欲の低下 活動量が減るにつれて体が必要とするエネルギーも減るため、徐々に食事や水分を摂る量が減っていく。
- 睡眠時間の増加 1日の大半を眠って過ごすようになり、体力を温存する状態が増える。
- 苦痛の少なさ 一般的に、老衰による自然な変化は急激な痛みを伴うことが少なく、眠るように穏やかに引き際を迎えることが多い。
確かにこのような状況を義母の老衰で確認できた。死は突然自然な形でやってきた。病気で他界するような重苦しい感じはなかった。私の体を構成している一つ一つの細胞が少しづつ死んでいく。その過程で突然呼吸が止まり、心臓も止まる。老衰で他界する体は小さく、枯れている。
行きているときの表情と他界したときの表情では違いがある。他界すると生命エネルギーが顔から感じ取れなくなる。人形が寝ているような感じがした。死体は物体になる。
厚生労働省の「人口動態統計」における最新の数値データ
| 死因順位 | 死因 | 死亡数(年間) | 全体に占める割合 |
| 第1位 | 悪性新生物(がん) | 約38万4,000人 | 約23.9% |
| 第2位 | 心疾患(高血圧性を除く) | 約22万6,000人 | 約14.1% |
| 第3位 | 老衰 | 約20万6,000人 | 約12.9% |
| 第4位 | 脳血管疾患 | 約10万2,000人 | 約6.4% |
| 第5位 | 肺炎 | 約8万人 | 約5.0% |
現在、年間で亡くなる方の約8人に1人(12.9%)が老衰と診断されている。
年齢階級別の老衰割合(90歳以上)
全体では第3位の老衰であるが、年齢が高くなるにつれて急激に割合が上昇している。
- 85〜89歳:死因の約10〜15%
- 90〜94歳:死因の約30%(約3人に1人)
- 95歳以上:死因の約50%(およそ2人に1人)
90代前半では悪性新生物や心疾患を抑えて老衰が死因の最上位争いに加わり、95歳以上になると老衰は最も多い死因(第1位)となっている。
- 政府統計の総合窓口(e-Stat) 人口動態統計
- [https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450011](https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450011)
- 厚生労働省 人口動態統計(確定数)の概要
- [https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html](https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html)
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結論:
両親や親族が亡くなった年齢を参考にすると自分が他界する年齢も類似かもしれないと思い始める。でも、現実は違う場合が多い。長く生きたいと思うのは自然だが、自分だけが長生きすると孤独になる。知っている人たちが全て居なくなる。
ただ、自然な死に方をしたいと願う人は多い。ピンピンコロリの死に方だ。自分の体が不自由になってから死にたくない。それに向かって私は筋トレに励んでいる。筋トレをしている間になくなるのが良いかもしれない。