最近、妻に嫌になるほど言われることがある。自宅にいるときにスマホを見続ける時間が長いと。だから、目が悪くなると言われる。自分の感覚ではそんなに長くスマホを見ていないのだが。今振り返ってみるとスマホに依存する生活になってきているのでは。若い人たちが歩きスマホになるようにスマホから発信される情報が人間の目を虜にしてしまう。気が付かないうちに長時間スマホを見ている状態になる。
私は仕事でパソコンの画面を見つめることが多い。仕事をしている間はスマホよりもパソコンになる。日中の外出時でスマホを見るときは電車の中、ランチをしているとき、3時のコーヒーブレイクぐらいである。そのため、自宅でスマホを見ている時間よりも短い。
スマホ依存症は今の社会で広がっているが、決してプラス効果をもたらさない。典型的な例は歩きスマホである。私は歩きスマホは出来ない。目が緑内障で悪いからだ。さらに歩きながらスマホから情報を得たいという欲求がない。
良く聞く言葉に「なになにが癖になる」がある。これも依存症の一部であると思う。老後の生活では肉体の衰えや余暇の使い方で何かに依存する場合が増える。出来るならば、マイナスの依存ではなくプラスに成る依存症を意識して増やすことである。
目次
プラスやマイナスになる依存症
シニアは何に依存し始めるか。体の機能低下、体力の衰え、社外活動量の現象など老化による変化が起き始める。それに従いその現象を補うために何かに依存し始める。仕事から離れたシニアは自宅で過ごす時間が増える。暇なためにテレビを見る時間が増加する。朝起きて朝食を食べたら、テレビを見始める。楽で受け身的な生活習慣に依存し始める。
老後の生活を楽しもうとするシニアは自発的に何かをやり始める。生活の中に目標を持つ。健康改善を意識して食後に散歩やラジオ体操をやり始める。自宅にいる時間を少なくして足を動かして日中を過ごそうとする。自宅外に行って自分を楽しませることをやり始める。そんな生活でプラスに成る依存症はランチに美味しい食事をする、若い女性を眺める、階段で足腰を鍛える、カフェで可愛い女性店員とお喋りをするなど。意識してプラスに成る依存症を作る。
気が付かないうちに何かに依存し始める
妻から男性には分からない女性の依存症を教えられた。白髪染めと尿もれである。私の妻の髪の毛は還暦を過ぎても黒ぐろとしている。白髪染めはしていない。70歳の私の髪の毛は真っ白である上に薄毛になっている。女性の白髪は若い人で30歳代から始まるらしい。50代、60代で多くの女性が美容院で白髪染めをする。 白髪染めなしに生活が出来ない依存症が始まっている。
女性の尿もれは肉体的な構造で尿もれが起きやすいと聞く。若い女性でも尿もれが起きやすい。尿もれパッドや尿もれ対応ショーツに頼る生活が始まる。ユニクロで販売されているエアリズム吸水サニタリーショーツがある。尿もれや月経対応に使われる。
コンビニやスーパーでの買い物時にはビニール袋からエコバッグに依存し始める。暑い夏にはペットボトル飲料から水筒に依存し始める。節約する生活が始まるからだ。環境の変化が長引くとそれに適応するための何かが始まり、依存し始める。老いて来ると今まで使わなかった、必要としなかった物が増える。
持病用の薬、日差し避けの帽子、外出用リュック、杖などが典型的なものである。自分の生活を観察してみると今までと違った依存症に気づく。私のスマホを長時間見る依存症は妻に何度も指摘されて気がつく。これから蒸し暑い梅雨と夏がやってくる。服装もそんな気候に対応した衣類になる。私の日常的に履くズボンはユニクロのウルトラストレッチアクティブジョガーパンツになっている。上着は抗菌作用があるドライシルキーTシャツである。気がついてみれば、いつも同じような服装になっている。
マイナスになる依存症
老後の健康を維持するために活動的に日常生活を送るということがある。先日、静岡になる実家に墓参りをしてきた。実家は長男夫婦があとを継いでいる。76歳になる兄は既に仕事を離れて好きな生活を送っているのだが、健康にマイナスな生活習慣が身についてしまった。自分の足で動き回る時間が少なくなり、自宅の椅子やソファで座ったり、寝転んだりしてテレビやスマホを見ている。自宅内で動く範囲がトイレ、台所、リビングである。自ずと自分の足で積極的に動かない生活である。
自宅で楽な生活に依存してしまう。三度の食事は妻が作ってくれる。自分で何かをやろうとしてもこれといったことがないために動かない生活になる。私はまだ外で仕事をする生活習慣が続いているため、足を積極的に動かしている。カフェでの仕事は1日6時間ほどあるが、ランチ時間や帰宅時間には歩き回っている。最寄りの駅と自宅の往復で4キロ。横浜駅周辺を歩き回って2キロ。最低1日6キロは歩いている。足は積極的に使わないと駄目になる。
食べたい料理だけを食べる依存症がひとり暮らしのシニアに生まれる。シニアは身体の活動量が減るため粗食になりがち。その上、好きな食べ物だけを食べる傾向が強くなる。シニアの健康状態が悪くなる原因に栄養バランスとカロリー量がある。食べたい料理や好きな食べ物だけを摂取していると知らないうちに低栄養状態に陥り、体の機能低下や体調が不安定になる。生命のエネルギーを程よく摂取して使うという生活の基本が維持できなくなる。
妻のお尻を追いかける依存症がある。シニア男性よりもシニア女性の方が忙しい。女性は男性と違って毎日のスケジュールを埋める習慣を身に着けている。暇な旦那さんはそんな妻のお尻の後を追うような行動に出がちになる。妻が行く所に自分もついていく。妻を追いかけることで自分の暇をつぶす症候群である。
プラスに成る依存症
私は長年筋トレをやっている。筋トレは趣味であり、若返りの方法である。筋トレを1週間以上休むと体の調子が悪くなる。肩がコリ、腰痛が出始める。そんな時に筋トレに行くとその情報が翌朝消えて無くなる。それ故、2日おきにスポーツジムに通って体を積極的に動かしている。その意味合いで私は筋トレ依存症になっている。筋トレは健康寿命を確実に伸ばす効果がある。こんな依存症はプラスに働く。
お茶やブラックコーヒーを飲まないといられないという依存症は健康に良い。GoogleのAIに聞いて見たらこんな回答があった。
お茶を飲むことの良い点
お茶、特に緑茶や紅茶には、ポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれています。
- 抗酸化作用: 体内の細胞が傷つくのを防ぎ、生活習慣病のリスクを減らす可能性があります。
- 脂肪の燃焼を助ける: カテキンには、脂肪の吸収を抑えたり、脂肪の燃焼を促したりする働きがあると言われています。
- リラックス効果: お茶に含まれるテアニンという成分には、気持ちを落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。温かいお茶を飲むこと自体も、気分を穏やかにするのに役立ちます。
- 口臭予防: カテキンには抗菌作用があり、口の中の細菌の増殖を抑え、口臭の予防に役立つとされています。
- 免疫力のサポート: お茶の成分が、体の抵抗力を高めるのに貢献する可能性も指摘されています。
ブラックコーヒーを飲むことの良い点
ブラックコーヒーには、カフェインやクロロゲン酸などの成分が含まれています。
- 集中力・覚醒作用: カフェインは脳に働きかけ、眠気を覚まし、集中力や注意力を高める効果があります。仕事や勉強の効率アップに役立つでしょう。
- 運動能力の向上: カフェインは、運動時の脂肪燃焼を促したり、疲労感を軽減したりすることで、運動のパフォーマンスを向上させる効果も期待できます。
- 抗酸化作用: コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持っています。これにより、体の老化防止や生活習慣病の予防に貢献する可能性があります。
- リフレッシュ効果: 香りによるリラックス効果や、気分転換になります。
健康体になるために毎朝体組成計に乗り、鏡に写った裸を観察する。こんな習慣を持つと健康にプラスの効果を及ぼす。一度その効果を味わうと辞められない。体重や体脂肪を計るときは必ず朝起きたときにしている。昼間や夜は食べ物を食べているために同じ条件下の観測が出来ない。肥満で困っているシニア、筋肉不足で何とかしたいと思っているシニアは体重計と鏡に写った自分の裸を見る習慣を身につけるべきである。
今の体に不満を持っている人は現状を変えようという欲求にかられる。鏡に写った裸の姿と体重計に出た数字が連動することでどれだけ体重が減れば体型が変わるかが分かってくる。一度その効果を味わうとこれを続ける依存症になる。体重が75キロ前後の時、横腹とお腹周りは贅肉が踊っていた。それが鏡に写った自分の体で分かる。
筋トレと食事療法で体重が70キロから71キロになった時、鏡に写った自分の体は体全体の贅肉が取れてその影響がお腹周りに出てきた。ズボンを履いてもベルトの上の少し盛り上がった贅肉が見えない。体重計と鏡に写った自分の体を見ることで体重と食事量の重要性を認識する。
朝起きる時の足腰柔軟体操に依存する毎日。朝起きる時に体が硬い。体が覚醒していないため立ち上がって歩き出す時によろめく。ベッドから起きがって歩き出す前にベッドの上で足腰の柔軟体操を5分ぐらいやると起き上がってからスムーズに歩ける。足腰の柔軟体操をやる、やらないの違いに驚く。妻も私と同様に朝起きる時に足腰の柔軟運動をしている。このプラス効果をもたらす運動は辞められない。
辞められない生活習慣は依存症
私の辞められないプラス効果の生活習慣病はこれらである。
- 朝起きる前にベッドの上で足腰柔軟運動
- 朝、鏡の前で裸になり、体組成計にのり体重を測る
- 1日に3回ブラックコーヒーを飲む
- 週2回の筋トレで必ず懸垂、スクワット、ベンチプレス、プランクを行う
- あすけんダイエットアプリで毎食の栄養素記録をする
- 外出時にエスカレーターがあっても階段を使う
- ランチのあとは必ず10分以上歩き回って血糖値スパイクを防ぐ
- 加齢臭や体臭を防ぐために朝起きた時にデ・オウ 【医薬部外品】薬用プロテクト デオドラントロールオン 50mL 制汗剤 直塗り 男のニオイまるごと防臭をする
- 亜鉛タブレットとカルシウム・マグネシウム錠剤を1日1回飲む
- 前立腺がん予防としてオナニーで3日に一度射精をする(スクワットで足の筋肉を刺激してテストストロンの男性ホルモンを分泌させる)
自分の生活にプラスに成る生活習慣は老後の生活を快適にする。
生活依存症のリスト作りで今何をやるべきかを意識する
今の自分の生活の中で依存していることをリストしてみてはどうか。リストしてみて、プラス、マイナスの依存症を識別してみるとどのような生活の変化を起こすべきかが見えてくる。
定年退職する前と退職後の生活依存症の違いなどを見ると現状チェックが出来る。老後の生活は自分で作り出す仕組みになっている。プラス効果が多い生活のリズムを作り出す。プラスに成る依存症を出来るだけ多く生活のリズムの中に取り込む。
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結論:
スマホはどの世代でも依存症になる。シニアの依存症は男性ならば妻である。酒や煙草は個人差がある。シニア女性ならば、美容院での白髪染めと尿漏れパッド。肉体が衰えてきて健康が阻害されるとそれを補うものに依存し始める。人それぞれ依存するものが違う。害になるもの、プラスになるもの、依存症には色々ある。老後の依存症はできるだけプラスに成る依存症を多く持つことである。