70歳を越えて仕事をしたいシニアならば、年齢ごとに雇用状況が変わることを認識すべきである。60歳、65歳、70歳で雇用する側が雇用対象者を絞り込む。誰もが70歳過ぎまで働ける仕事はない。限られたシニアしか仕事は提供されない。仕事を続けたいシニアは、70歳過ぎまで働くために必要なスキルを身に付ける必要がある。

求められるスキルは、専門分野やITのスキルが多い。それは、匠の技術だ。または、長年の経験値が強みになる分野である。身近な事例では、特許の翻訳などがある。私の知人が技術系の特許事務所で翻訳の仕事をやっている。その仕事場では、定年がない。自分がもう働けないと感じたらその時が定年になるという。技術系であるので専門分野の知識や経験がないと翻訳が出来ない。年収は1000万円近いと聞いた。

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