シニアの3Kが、お金、健康、孤独である事を最近学んだ。確かに、高齢者にとってこの3つの要素は深刻だ。お金を稼ぐことが出来ない老人、老いから来る健康障害の老人、最愛の伴侶を失った老人たちは、シニアの3Kを代表する。3つの要素のうち一つでも改善できれば、高齢者の不安を軽減できるかもしれない。
私はまだ65歳であるので健康で体力もあり、現役で仕事をしている。3K(お金、健康、孤独)の対象者になっていないが、年齢が75歳を過ぎる頃に3Kの一つが現実化するかもしれない。健康と孤独は予測ができないからだ。お金は仕事がある限り稼ぎ出せるし、貯蓄を取り崩して年金収入を合わせれば何とかなることが分かる。
健康障害とひとり暮らしの孤独はどうしようもない。
こんな年にしたい!と書いた目標リストがある。老後の人生を有意義に過ごすためである。
どれだけ達成できただろうか?
パナソニックがまたリストラをすると言う。デジカメ事業を始めとする不採算事業6つで人員削減だ。創業者の松下幸之助の時代は、社員の首を切らないという信念で会社経営をしていた。創業者がこの世を去ったら、会社の創業精神も消えて行った。
ソニーもそうだ。創業者が世を去った後にリストラが頻繁に起きた。社員あっての会社なのに。それだけ現代は低成長でグローバル競争が激しいのだろう。お雇い社長と会社員社長は創業者のDNAを引き継いでいない場合が大半である。そのため、保身的な経営判断をする。弱い立場の社員をリストラして自分は社長の座に居座る。
社員が社長の座に収まると必ず自分の失敗を社員に負わす。世間が経営責任を問うことをしなければやりたい放題になる。大企業の社長は保身的な考え方から逃げられない。会社の事業が傾き始めると必ず人件費削減に走る。リストラである。
昔の話であるが、日本IBMの人事部長が会社の命令で社員をリストラすることになった。彼はそれを忠実に実施した。そして、最後に自分自身をリストラした。社員に犠牲を負わす役目に責任を感じ、会社を退職した。リストラをするすべての会社社長は社員を犠牲にする責任を取るべきである。リストラ=自分も責任をとって会社を辞める。それをやらない会社社長が多い。

「坂の上の雲」NHKのスペシアルドラマの語りに「凛として」という言葉が出てくる。 私はこの語りが大好きだ。「凛として」という言葉が耳に聞こえが良い。「凛として」という言葉は、別の言葉で(私の意味)「堂々として」と言う意味で理解している。
65歳のシニア男性だが、凛として生きているかと問われれば自信を持って「はい」と言えない。歳を重ねるたびにこの世を離れるときが近づいてくる。こう思うのはまだまだやり残したことがあるからだろう。それが何なのかはっきりしないが、自分が求める欲求心を追求すればそれが分かる気がする。

この写真は、2015年の4月にWashington, D.C.とVirginiaを訪問したとき海外の観光客があまり行かないAlexandria市のWater Frontである。本当に絵になる光景が沢山あった。
この米国旅行は、私の還暦祝いであった。全てカスタムメイドの旅行スケジュールで時間を自由に使った。私たちにとって時間が一番貴重だ。一緒に楽しい時間を過ごすことが人生の中で最優先される。
米国旅行から既に5年が経過した。コロナ禍で海外旅行も直ぐにはいけない状態になった。今年は夫婦で国内旅行に出かけるしか無い。コストは下がる上に言葉の面での問題も文化の違いもなくなる。旅行は私達シニア夫婦に非日常体験をいつも与えてくれる。
貯めているお金には賞味期間がある。60歳代で行く旅行と80歳代で行く旅行では味わいが違ってくる。老いからくる健康障害で体の調子が良くないと使うお金がたくさんあっても使っただけの感激を受けない。夫婦ともに健康で元気な時に旅行に行くべきだ。同じ20万円の旅行で80歳代よりも60歳代のほうが味わい深い旅行ができる。
167 / 204