今までずっと支払い続けていた年金をやっと取り戻す年齢が65歳である。年金は、長生きをすればするほど累積受給額が増えて行く。企業年金は指定した年齢で打ち切られるから、厚生年金と基礎年金にはそれが無い。65歳になったら年金の使い道を考える必要がある。
政府は、年金の財源を確保するために年金受給を伸ばすようなプロモーションをしている。65歳ではなく70歳からの方が受給額が40%も増えますよと!
騙されてはいけない!年金は先にもらった方が得である。70歳になる前に他界したら一銭も頂けなくなる。老いてきたら、いつ他界しても不思議ではない。もらえるお金は先にもらった方が良い。
65歳で年金生活に入るシニアがいるならば、年金だけでどれだけ生活費を賄えるかを知る必要がある。衣食住、公共料金、医療費などが年金収入で賄えられるかである。
座椅子が3脚ある。まだ使える座椅子だ。家内の実家の掃除で3脚の座椅子が要らなくなった。東京のリサイクル業者をインターネットで探したら、無料で引き取ってくれるキャンペーンをしている会社を見つけた。電話をして座椅子を無料で引き取ってくれるかどうかを確認したら、こんな返答があった。
「座椅子のブランド名を教えて下さい。」と聞いてきた。
10年以上前に購入した座椅子なのでブランドなどないと説明したら、無料で引き取ってくれない。有料引取ではいくらになるかを聞いたら、1脚1000円から2000円だというではないか。
東京都では、椅子などの粗大ごみは1個300円だ。これが横浜であると200円になる。仕方ないので自動車に座椅子3脚を折りたたんで乗せて横浜の自宅まで持ってきた。
粗大ごみチケットをコンビニで3枚600円で購入して月2回の粗大ごみ収集車がピックアップしてくれるのを待つことにした。
自分が今抱えている不満を解消する行動を取れば、今の人生に良い変化が起きる。当たり前のことであるが、それを真剣に考えて行動を起こし続けているシニアは少ない。不満を抱えながら生活する老後は楽しくない。解決できる問題であるならば、やるだけである。やれば良いのにやらないために問題を解決できないで引きずる。
私もそんなシニアである。やれば良いのにやらないで悩んでいる。過去を振り返ってみても前向きに行動を起こせないために改善されない生活を送っている。悩み事はたくさんある。いつも頭を悩ませていることは、「お金を稼ぐ」ことである。
個人事業主であるのでお金を稼げないと生きていけない。時代とビジネス環境は私を置いてどんどん変化して行っている。自分を成長させる変化を作る出せない自分に不満を覚える。
NHKテレビ放送受信料を毎年支払っている。NHKテレビ受信料は税金みたいだ。昔は、支払うのが嫌で拒んでいたが、この数十年支払い続けている。民放の番組と比較すると確かに広告がないだけ良い番組が多い。NHKスペシャルの番組、大河ドラマ、特集番組、ドキュメント72時間、鶴瓶の家族で一杯など見て価値を感じる番組がある。
ネットでこんな話を知った。
「NHKテレビ放送の受信契約を解約しないと契約者が死亡しても支払いが続く」ということだ。 確かに一人住まいで生活していた人が死亡するとNHKテレビ放送の受信契約解約が出来ない。家族が気が付かない限り、契約者が他界しても支払い契約は続く。
一人住まいの自宅に誰も住んでいなくても契約が解約されない限り、テレビを見ているとNHKは解釈する。一人住まいをしているシニアは、テレビ視聴が唯一の余暇になっているのでテレビを手放さないだろう。
もうすぐクリスマスだ。デパートは、お歳暮、年賀関連の贈答品受付作業で忙しい。年末は、社会全体が忙しくなり人手が足りなくなる。人手不足の今、シニアの労働力を活用しようとする企業が増えている。もし、年を越すお金が足りないと感じている元気なシニアがいるならば、今こそお金の稼ぎ時である!
アルバイトやパートの仕事は直ぐに見つかる。郵便局ではゆうパックが急増して配達員が足りない。配達だけならば、シニアでも出来る。私のような方向音痴な人はだめだが。飲食業界は今から年末にかけて稼ぎ時だ。先日、ワタミの居酒屋に行ったらお客が並んでいた。店員不足で十分な対応が出来ていない。やたらとネパール人の店員が多かったのが印象的だった。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。