先日、防災訓練のイベントに参加した。そこでしばらく会っていなかった知人に出会い、話をした。彼の口から「私、もう70歳ですよ!」という言葉が出た。私ももうすぐ70歳ですよと返答した。彼の風貌は若い。既に会社を退職し、今はアルバイトで同じ会社で同じ仕事を続けている。

彼の若さの背景はこんな状況から来ているのではないかと思っている。

  1. 平日午前8時から午後5時まで仕事を続けている生活習慣がある
  2. 通勤で片道30分、歩いて職場に行っている
  3. 自分のキャリアが生きる仕事を続けている
  4. 働き続けることで社会との接点や繋がり、若い社員との交流で刺激を受けている

顔が和やかでニコニコしていた。暇で困っている顔ではなかった。私も仕事を続けているので私なりの生活のリズムを作っている。平日は午前9時から夜6時までカフェでインターネットビジネスをしている。片道20分、自宅から最寄りの駅まで歩く。人との接点はカフェで働く若いスタッフだけであるが、時々、会話をする。

週2回スポーツジムで筋トレをしているためか体力面で衰えたという感じはない。逆三角形の体格も維持できている。お腹周りの贅肉も目立たない程度に引き締まっている。70歳の体型として若い人と変わらない体になっていると自覚している。鏡に写った自分の顔を見て若いという印象はないが、体全体を見て若さを印象付ける雰囲気はあると思っている。

どのような基準で「若さ」を定義するか?

「若さ」を定義づけるのは個人差がある。人によってあの人は若い、この人は年齢以上に老けているとか。見方、感じ方で印象が変わる。一般的に高齢者を見た時に若さを感じるのは顔ではないか。シワが少なく、肌が健康的な顔。特に女性の顔は若さを感じる、感じないが顕著に出る。

男性は髪の毛の量と色。体型。顔が肥満で緩んでいるかどうか。ひと目見て老化を思わせる特徴があるかどうかで決まる。

70代を「若い」と言える人の定義

70代を「若い」と言える人の特徴として以下のようなものが考えらる。

健康状態:

  • 慢性的な疾患が少なく、日常的な活動に支障がない。
  • 運動習慣があり、体力がある。
  • 健康診断の結果が良好。

精神状態:

  • ポジティブで前向きな思考を持ち、新しいことに挑戦する意欲がある。
  • ストレスを感じにくく、心の余裕がある。
  • 社会との関わりを持ち、アクティブに過ごしている。

社会的な活動:

  • 仕事やボランティア活動など、社会に貢献している。
  • 友人や家族との交流を積極的に行っている。
  • 地域活動に参加し、社会とのつながりを保っている。

外見:

  • 年齢相応の見た目を保ち、若々しい印象を与える。
  • ファッションや美容に関心があり、おしゃれを楽しんでいる。

これらの要素を多く満たしている人ほど、「若い」と言えるかもしれない。

私に当てはめてみると健康と精神面では何も問題を抱えていない。社会的な面で一つ欠けているのは地域活動に参加していないこと。友人、知人の数が少ないこと。遊び仲間がいないこと。一人で自営業を20年近く続けているため、一人でいることに慣れてしまった。 

ただ、救いになっている要素は妻がいつも私の遊び相手になってくれていることである。生活の多くの面で夫婦で一緒に活動することが多い。会話も多い。妻というよりは生活のパートナーである。 

70代を「若い」と言えない人の定義

一方で、70代を「若い」と言えない人の特徴として以下のようなものが考えらる。

健康状態:

  • 慢性的な疾患を抱え、日常生活に支障が出ている。
  • 体力低下を感じ、運動が難しい。
  • 健康状態が悪化し、医療機関への通院が頻繁になっている。

精神状態:

  • ネガティブな思考が強く、新しいことに挑戦するのが怖い。
  • ストレスを感じやすく、気持ちが落ち込みやすい。
  • 社会から孤立し、孤独を感じている。

社会的な活動:

  • 仕事やボランティア活動から引退し、社会との関わりが薄れている。
  • 友人や家族との交流が減っている。
  • 家に閉じこもり、外出を控えている。

外見:

  • 年齢を感じさせる見た目で、老け込んでいる印象を与える。
  • ファッションや美容に関心がなく、身なりを気にしない。

これらの要素を多く満たしている人ほど、「若い」とは言えないかもしれない。

シニアの顔を見ればその人の精神状態や健康状態が見える。老化現象はそれを可能にする。老後を目的を持って生きているシニアの顔は目や顔が生き生きしている。

若さの定義は多面的

「若さ」とは、単に年齢だけでなく、心身の状態、社会的な活動、そして個人の価値観によって決まるものではないか。

  1. 生物学的な若さ: 健康状態や体力といった身体的な側面
  2. 心理的な若さ: 心の若々しさや前向きな姿勢
  3. 社会的な若さ: 社会とのつながりや活動の活発さ

これらの要素が複合的に作用して、個人の「若さ」が形成されると感じる。

70歳代はまだ若いと感じるのは社会で働いているシニアが多いのではないか。仕事をやめて暇を持て余しているシニアは若さを失いやすい。若さは活発に活動する人に生まれてくると私は思っている。働ける体力と意欲があるならば、働くことである。 

こちらもどうぞ読んでみて下さい>>70歳からの老化予防策は何か?

 

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結論:

重要なのは、年齢に関係なく、心身ともに健康で、社会とのつながりを保ち、日々を積極的に生きること。「若さ」とは、年齢ではなく、心の持ちようではないか。 

生き生きしている70歳代の顔は輝いている。若さはそんな顔から出てくると私は感じている。話をしても話題が昔の事に行かない。これからの事を多く話す人が多い。