パソコンについての知識が乏しい高齢者は後で後悔するようなパソコンの購入をする。特に価格が安いという切り口でパソコンを探して購入してしまうシニア。さらに、量販店の店員に勧められて買ってしまうパソコン。私は、パソコン歴35年でNEC PC9001が販売された頃からパソコンを使っている。今も仕事でThinkPad X260ノートパソコンを使っている。
最近はChromebook(クロームブック)を仕事で使う機会が増えている。グーグルのChrome OS上にあるChromeブラウザーでWindowsパソコンと類似の事が簡単に出来る。必要な物はGmailアドレスとそのパスワードのみ。クロームブックパソコンはインターネットに接続していないと動かない。
インタネットなしの環境でパソコンを使う機会が多いシニアは通常のWindowsパソコンか、AppleのMacbook、MacAirなどを使うほうが良い。
コロナ禍でテレワーク、リモートワーク、ビデオ会議をせざるを得なくなると誰もがインターネットに接続して使えるパソコンが欲しくなる。その恩恵でパソコンメーカーはパソコンの増産になっている。この数年のうちにオンラインでのビデオ会話が自宅に広がる。既にスマホで同じような事が出来るようになっている。小さな画面よりも大きなパソコンの画面を好むのはシニアではないか。
量販店で販売されているパソコンには多種多様なパソコンがある。海外メーカー製のパソコンは比較的に安いが、品質面とセキュリティー面で不安になる。出来るならば、国内で生産されている日本メーカーのパソコンを使いたい。
目次
シニアがノートパソコンを購入するときの注意点
私のお勧めは、日本メーカーのノートパソコン。台湾製や中国製のノートパソコンは比較的に安い。品質面とセキュリティ面を考えるとパソコン知識があまりないシニアにはお勧めしない。私はビジネス用途でThinkPad X260を使っている。Lenovoは中国メーカーであるがThinkPadノートパソコンに関しては日本にある大和研究所で開発されている。日本IBMからThinkPadブランド事業をLenovoが買収した。
その背景を知っているので中国メーカー製であるというリスクを取って使っている。リスクを取るに値する性能とコストパフォーマンスを提供していると感じる。
どのメーカーのパソコンを購入するにしても次の項目はチェック必須!
- 価格で購入しない。特に安いノートパソコンは使い捨て用途で快適性に欠ける性能になっている
- CPUは出来るだけIntel Core i5以上にする
- 主メモリーは8Gbytes以上にする
- SSD256Gbytesの記憶容量にする。HDD(ハードディスク)が搭載されているパソコンは購入しない)
- USBインターフェイスは3.0以上にする
- 持ち運びのノートパソコンならば、11インチ以上13インチ以内。重さ1.5キログラムいない
- バッテリー稼働時間は最低でも15時間以上。「JEITA測定法 Ver.2.0」規格での稼働時間である。それが明記されているパソコン
- タッチパッドでスムーズに指を動かせるノートパソコン
- 内臓バッテリー交換時に発生する料金を聞く事(内臓バッテリの寿命は2年から3年以内で凄く劣化する)
パソコンは野菜のように腐る
ソフトウエアもハードウエアも3年経過すると性能や機能面で技術革新が多くなる。時代のニーズを反映したノートパソコンを使い続けるには、3年に一回買い替える(ビジネス用途)しかないと私は思っている。仕事で使うツールであるからだ。
趣味で日常生活で時々使うのであるならば、3年で買い替える必要はない。ウイルスソフトだけは更新し続ければ、安心して6年ぐらいは使えるだろう。ハードウエアの故障が発生したら、新しいノートパソコンを購入したほうが良い。パソコンの修理は高いし、時代遅れのスペックのパソコンに投資する必要はない。
多分、10年以内にパソコンという言葉が消えてなくなるだろう。ワープロという言葉が消えていったように。技術革新の流れは時間とともに速さを増している。
現在、Windows XP、Windows VISTA、Windows7、Windows 8などが稼働しているパソコンは、将来問題を抱える。既にWindows XP、Windows VISTA、Windows7のパソコンは、セキュリティ面でリスクを抱えている。インターネットに接続しないで使っているならば、問題はない。
USB記憶メディアにデータをバックアップしているシニアが多いが、お勧めしない。データのバックアップは、外付けHDD(ハードディスク)にするべきだ。USBメディアは、長い間使っていないと記録媒体が劣化して機能しなくなる。一時的にデータを記録しているならば、問題がない。何度も使って古くなったUSBメディアは、寿命でデータにアクセスできなくなるので頻繁に使うUSBメディアは1年おきに買い替えたほうが良い。USB記憶媒体は驚くほど安くなっている。
仕事でノートパソコンを使うシニアは、3年毎に買い替えたほうが利便性の面で楽になる。趣味で使う人は、5年から6年で買い替える。
パソコンを使う用途がインターネットでの情報閲覧と収集、メール送受信など一般用途ならば
10万円以上も費用が発生するWindowsパソコンを買う必要はない。私のオススメは、Chromebookである。5万円以内でウイルスソフトもいらないパソコンが手に入る。GoogleのChrome OSで可動するパソコンである。使う上で必要なのは、Gmailアドレスとそのパスワードだけである。Gmailで無料メールアドレスを取得すれば良いだけだ。
スマホで出来ないことや使いづらいことでパソコンを使うシニアが多い。家電量販店の店員さんがオススメする高機能、高価格のパソコンはシニアが一般的に使用する用途では宝の持ち腐れになる。どんな目的で使うのかを明確にしてどんな選択があるかを調べておくと良い。
私がノートパソコンを買う時の決め手条件
仕事の道具であるため、快適に使えるノートパソコンをいつも買っている。自宅にはWindowsパソコン4台、クロームブック3台がある。来年あたりにクロームブックをもう1台購入する予定。インターネットビジネスをしているのでインタネットに常時接続している。その意味合いでパソコンはChromebookにシフトしている。
平日はいつも外出先のスタバでインターネットに接続して仕事をする。そのため、モバイルパソコンが私の仕事道具になる。モバイルパソコンをもし購入するならば、こんな点をチェックして買うべきである。
- バッテリー駆動時間が最低でも15時間以上(ACアダプターを持ち運ばないで1日中バッテリーだけで使える)
- 重量が最低でも1.3キロ以内
- ディスプレーサイズは13インチ以内、14インチでは大きい
- キーボードが使い易い
人それぞれ好みがあるが、値段だけでパソコンは買わない事である。多くの人が後で後悔をしている。安かろう悪かろうであることは確か。
結論
シニアがパソコンを買う時に使用用途を明確にすると自分にあったパソコンが買える。ただ、仕事ではなく個人用途でパソコンを買う時は最低限次の点を注意して買う事である。
- 安いパソコンは買わない(在庫処分や売れていない製品、客寄せパンダ的な製品)
- 主メモリーは必ず8Gbytesにする
- SSD搭載のパソコン(HDDは時代遅れで処理速度が遅い)
- 品質とセキュリティー面で安心な国内生産、国内メーカー
- ディスプレーはIPSの液晶画面であるノートパソコンにする(目に優しい)
- 出来るだけIntel製CPUが搭載されているパソコンにする(処理能力が高い)