見えない病が精神面からやって来る。孤独である。色々な事情から独りで生活をしなければならなくなった高齢者。独りの生活でも孤独にならない老人、孤独に悩まされる老人がいる。 夫婦で生活をしている時は、まだ、幸せな時期である。どちらかが、普通の生活が出来なくなる、又は、他界すると孤独の世界が襲ってくる。
突然の伴侶の他界で一人暮らしを始めるシニア。そんな時に孤独がそっと近づいてくる。どうすれば孤独から逃れることが出来るのか。
孤独を感じない生活を送る
独りの世界に没頭できる趣味を持つ。私の知人は、畑を耕すことが出来なくなった農家から土地を借りて野菜作りをやり始めた。農地を遊ばしておくと農家に税金が発生するため、無料で土地を借りられたという。野菜作りは、色々と勉強しながら、試行錯誤が求められる。自然との対話がある。
何かに打ち込み始めるとその道先で色々な人たちとの接点が生まれ、会話が出来る仲間が出来る。同じテーマで話が出来て、お互いが学べる。それがきっかけで友だち付き合いというか、仲間付き合いが始まる。
仲間が出来れば、孤独から逃れられる
孤独を楽しむには、まず、孤独の世界で孤独を意識しない物を見つけて没頭することである。私は料理が出来ない。独りになったら、必然的に自分の飯を作らねばならない。料理を一から勉強することになる。最初から料理を教えてくれる身近な友達がいれば楽しいのだが、そんな友達はいない。
本来ならば、今から少しずつ家内に料理を教えてもらえば良いのだが・・・家内に甘えてしまっている。独りになったら、マジに料理を勉強しなければならない。外食だけではお金がかかるし、健康的な食生活は出来ない。お米は炊ける。朝食ぐらいは出来る。目玉焼き、トースト、サンドイッチなどだ。
インターネットの世界で仲間を見つける
幸運にも仕事がある。インターネットビジネスであるのでネットの世界で接点がある人たちと会話が出来る。Facebook、LINE、Twitterなどのソーシャルメディアでコミュニケーションが出来る。
インターネットは、見知らぬ人たちと簡単に会話ができる仕組みがある。相手に見えるのは、メッセージの文字。この仕組みに慣れればインターネットの世界の住民になれる。インターネットでは本名も性別も年齢も職業も知られないで会話が出来る。
現実の世界で会おうと思えば、それも出来る。新しい仲間をインターネットの世界から探し孤独から自分を守る。多くの引きこもりさんが、インターネットでは活発に見知らぬ人たちと会話を楽しんでいる。お一人さんのシニアは現実とインターネットの世界を上手く活用して会話が出来る人たちを作れる。
インターネットが初めてなシニアは、近所のパソコン教室に通うと良いだろう。パソコン教室でタブレット・スマホの使い方、インターネットの楽しみ方などを教えて頂けば良い道先案内になる。
この時代では、もう、インターネットなしでは物事が回らない社会になろうとしている。インターネットは、電気、ガス、水道、電話のような生活の必需品になっている。出来るだけ早い時期にインターネットの知識と使い方を学ぶ機会を得るべきだ。老人だから出来ないなんて思わないで出来る事から始める。
誰もが最初は分からない。勉強しながら段々と全貌が見えてくる。全貌が見えてきて使い方が一寸ずつ分かってくると学習が加速する。後は、使いながらインターネットの面白さを楽しめば自然と今まで分からなかったことが分かってくる。
同年代のシニアと交流したいならば
インターネットに慣れてくれば、あとは仲間捜しをするだけだ。探し方は、色々ある。色々なホームページを閲覧しながら参加出来るコミュニティーを捜す。この作業だけでも孤独から自分を守れる。学ぶことが沢山出てくるからだ。学ぶことの面白さを味わえる。
こんなコミュニティーサイトがある。「趣味人倶楽部」である。このサイトでは同じ趣味の方々との交流を促す仕組みがある。すべて無料。新規会員登録をして自分の性格に合うかどうかを見てはどうだろうか。新しい学びの先に新しい仲間が待っている。
結論
シニアが一人暮らしを始めると「孤独」がやってくる。孤独をどのように取り扱うかで余生の精神状態が変わる。一人暮らしを楽しめるライフスタイルに自分の生活を変えていく必要がある。新しい仲間、新しい学び、新しい体験、新しい趣味などを通して孤独を避ける。試行錯誤をしながら一人暮らしに慣れるしか無い。
インターネットに足を踏み入れると新しい仲間を見つけやすい。パソコンやタブレット、スマホをうまく使い、寂しさを無くす方法を学ぶことである。