階段の上り下りを避けるシニアが多い。若者たちもそうだ。シニアの場合、膝の障害で階段の昇り降りができない場合があるが、そんな身体的障害が無いシニアならば、積極的に階段を利用する方が良い。私は通勤時に必ず駅の階段を使う。隣にエスカレーターがあるのだが、あえて階段を使っている。
階段の上り下りを習慣にすると知らないうちに足腰が鍛えられて健康になって行く。健康になって元気に生活をしたいという欲望を持ったシニアは多いはず。欲望があっても実際に動かないシニアが多い。これが現実である。誰もが楽な生活を優先する。楽な生活はシニアにとって天国のように思えるが、実際は死の階段を上って行っていることを認識していない。
筋肉を鍛えないとシニアの体は筋肉を失って枯れて行く。その過程で歩行障害になり、杖や歩行器がないと歩けなくなる不自由な生活を味わう。お風呂場で自分の太ももが以前よりも細くなっているのに驚くシニアが多い。こんなに足の筋肉が失われているとは想像もしていなかったと思うはず。身体の老化は知らないうちに足の筋肉を衰えさせる。
体の筋肉の中で足の筋肉が一番でかい。歩く上で必須な筋肉であるからだ。この筋肉が少なくなると歩けなくなる。その重要性を老人になって初めて気がつく。失われて行く筋肉を増やしたいシニアは多い。
夫婦生活がいつまで続くか、どちらかが先に他界した場合にどのような生活が待っているのか。孤独がやってくるのは誰もがわかっている。お互いに支え合って長年生きてきたパートナーと死に別れると生きる意味を失う。
高齢者は、70歳を過ぎると体力が落ちて免疫力が衰える。健康を意識して定期的な運動をしていないシニアは、今までに発症したことがない病気に直面する可能性が高い。生活習慣病が免疫力低下からひどくなり、入院する場合もある。
65歳を過ぎると年金を受け取れるが金額が不十分で生活が出来ない場合がある。働かないと生きていけないという現実に直面する。いつまで働けば良いかという問題ではなく、食べて行くには何をしたら良いかという問題になる。
65歳を過ぎた高齢者は、孤独、健康、仕事の問題を抱える。どのように対処したら良いのだろうか。
ネットの読者から「定年バカ」という本があることを教えてもらった。本屋に行くとランキングに入っているほど人気がある本である事が分かった。ちょっと、立ち読みをしてみた。この本の著者が言いたい事は、自分の老後を他人の生き方に影響されないで好きに生きれば良いという事を感じた。
世の中は、自分たちの利益になるような情報が溢れている。定年関連、老後の金融資産、相続、シニアの仕事、健康関連など色々な助言や考え方が著名者から発信されている。私から言えば、「老後は他人に影響されないで自分が好む生活をすれば良い!」これだけである。
他人の人生は自分の人生ではない。他人が描く老後のイメージを自分のイメージにしないことである。老後の生活で幸せをどこに見つけるかで余生は変わる。残り少ない人生を出来るだけ楽しみたいと思うシニアは私だけではない。そのためには
コロナ禍で人との接触を出来るだけ少なくするデジタル化が社会の中で広まっている。ファストフード店舗ではお金の決済はすべて自分で端末に直接行う流れになった。この流れは私達の日常生活にどんどん広まって行く。A.I.を搭載した端末が人と人との触れ合いを省略して行く。
大きな変化、コロナウイルス感染、異常気象、大手企業の大リストラ、ウクライナとロシアの戦争、地震や大雨の自然災害などで今までの常識を覆す状況を作り出している。安定していた生活が不安定になってきている。大きな変化が雇用ニーズを変えている。大きな変化をビジネスチャンスに出来る人材を企業は求めている。
長男夫婦は共稼ぎをしている。二人とも会社員である。業界は違うが、大手企業の人件費削減のリストラ発表にすごく驚いていた。少子高齢化の時代で人員不足なのだが、リストラをする会社が沢山出てきているという事実に将来の不安を感じていた。
黒字である大企業がなぜ中高年をリストラし始めるのだろうか。安定した職を得るために入社した大企業であったのにその安定が不安定になった。誰かに頼って生きるのが当たり前のように学校で教えられたが、これからの社会は自分に頼って生計を立てるという選択が常識になり始めた。
自分に頼って生きて行くには自分でお金を稼げるスキルと経験が基盤になる。雇用せれているうちに独立が出来るくらいのスキルと知識、そして、経験を積むのが雇用されている人に求められる。
歳を取ってくると女性の魅力に違いを感じ始める。20代、30代の頃はセクシーな姿に興奮したが老いてくると肉体的な魅力に飽きてしまう。60歳代以降は、若い女性たちと直接接したり話したりする機会が少なくなるため、若い女性を見るとつい見取れてしまう。
特に、派手すぎない清楚でシンプルな服装をしている若い女性の後ろ姿に何とも言えない美と魅力を感じる。洋服の着こなしで女性の印象がだいぶ違ってくる。美人を眺めるだけで時間があっという間に過ぎてしまう。
横浜駅界隈には異国情緒が漂う女性が歩いている。今はコロナ禍でマスク美人が急激に増加しているため顔だけで美人を判断できなくなっている。時間がありすぎるシニア男性は美人観察で暇を潰せる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。