60歳から75歳までの15年間は、まだ、体の自由が効き、普通の生活が出来る健康がある。この15年間のうちに心の奥底に隠していいた願望を実現できる。いつ、その願望を実現させるかはその人次第だ。ある人は、定年退職後すぐに1年間世界旅行をした。行ってみたいという国々を訪れて長年出来なかった欲求を満たした。
人それぞれの秘めた欲求がある。死ぬ前にできればその願望を実現したいと思うのは自然である。定年退職後は、会社という縛りから解き放され、退職金を手にし、自由な時間を自分の思い通りに使える。
60歳を過ぎるとあと何年生きられるかと考え始める。平均年齢が80歳としたならば、運が良ければ20年ぐらいは人生を楽しむ時間がある。私が起業してあっという間に14年が過ぎてしまった。20年なんか "Time flies!(光陰矢の如し)"のように過ぎてしまう。
元気で動ける時にやりたかった事をやる
私は緑内障の病にかかっている。年々、視野が狭くなって行くのがわかる。63歳の時点で右目半分上の視界が見えていない。左目の一部も視野障害が起きている。この調子だと、70歳になる時点で自動車免許証を返納することになるのは確か。あと、5年しか無い。
70歳になる前にやりたい事をやる
この5年間は、ほしいと思った物を買える時に買って楽しみたい。食べたいと思っている料理を味わいたい。家内と一緒に行きたいと思っている場所に旅行したい。お金との相談だが、実現できることは躊躇なく実現して行きたい。
私は80歳を過ぎたらいつでも死んでも良いと思っている。80歳になった時に83キロのフリーバーベルをベンチプレスで上げる目標がある。その目標に向かって体を鍛えている。65歳で83キロのバーベルは簡単に上げられる。80歳で同じように上げられるように鍛えている。
仕事でノートパソコンを使っている。緑内障が酷くなれば、パソコンを見て仕事をするのが難しくなるかもしれない。そうなる前までに自分が満足する最高級のノートパソコンで仕事をしたいと思っている。そんなノートパソコンが買える機会が来年にやってくる。
私はもう新しいWindowsパソコンを買わない。今はChromebookパソコンで仕事をしている。来年購入するChromebookは値段に関係なく最高スペックのChromebook製品にする。なぜ、Chromebookを仕事で使っているのか?
- セキュリティーソフトがいらない
- Chromebookが壊れても新しいChromebookを買えば直ぐにもとの作業環境がクラウドからダウンロード出来て復元される
- OSのアップデートが数分で終わる。
- パソコンを開くだけで電源が入り、5秒で素早く起動する
Windowsパソコンには出来ない。
思うように使える人生の時間はどんどん過ぎ去って行く
私の知人がガンになり、復帰した。ガンは消えたが、また、いつ発症するか誰も分からない状態である。彼女は、今まで抑えていた願望や欲求を今叶えようとしている。ガンがいつまた襲ってくるか分からないのでやりたい事が出来る時やるという生活を始めた。私はそんな恐怖感を自分の体に感じていないが、精神的な状況は彼女と同じだと思っている。
生きている時間を自由に満足が行くように使う事に価値がある。普通の生活が不安なくできる年齢までやり残しのないようにする。食事の最中に美味しい食べ物を最後に残してゆっくる味を楽しむという贅沢はシニアに残っていない。シニアは一番先に美味しい食べ物を食べなければチャンスを失う。
筋トレをやっている時に気が付く事がある
60歳の時の体と65歳の時の体は違う。確実に体力の老化を感じる。関節痛、腰痛、柔軟性、回復力、持久力などの面で年齢の差を感じる。今まで痛みを感じていなかった足の甲に原因不明の痛みがある角度で立ち上がると生まれる。歩行する上で何も問題はないのだが、時々、痛みが足の甲に走る。
ベンチプレスや懸垂、そして、スクワット運動をしたときは各セット毎に息を整える時間が長くなった。今まで2時間で筋トレを終えていたのに65歳になったら3時間ぐらいに伸びた。休む時間が増えたからだ。65歳で問題なく出来ていたことが1年毎に難しくなって行く。
私達が神様から借りている肉体は賞味期限がある。健康寿命が続いているうちにやりたい事をやらねば後ではできなくなる。
結論
- シニアは、美味しい食べ物を最後に取っておくことは出来ない。食べることが出来ると思っていた時に他界している。美味しい食べ物は一番先に食べることがシニアの食べ方になる。
- 人それぞれの秘めた欲求がある。健康であるうちに欲求を満たす行動を取るべきだ。後で取っておいて楽しむなんて考えないこと。