いつも遭遇する出来事は、歩道を歩いている時に老人とぶつかりそうになることだ。前方をよく見て歩いていないと急に立ち止まる老人にぶつかりそうになる。特に、女性の老人に多い。急に立ち止まって手提げ袋の中を探し始める。後ろを歩いている人に気がついていない。
急に立ち止まるのは老人だけに限らない。私でも若者でも何かを考えていたり、思い付いたり、物を探し始めたりするときには歩くのを急にやめて立ち止まる。問題は、立ち止まった相手が老人であることだ。老人は誰かに後ろからぶつかれるとバランスを崩し、転倒しやすい。一度転倒すると自分のカラダを防御できないほど筋力が落ちているので怪我をする。
老人との接触事故は思いがけないときに起きる。歩行障害がある老人が歩いていたら、できるだけ遠回りに抜き去るか、歩く方向が変わるまで後ろを歩くしかない。老人は歩くときのバランス感覚が鈍っている。ちょっと体に触れてバランスを崩させると転ぶ可能性が高い。
突然、前を歩いていた老人が立ち止まる
なぜ、老人は突然立ち止まるのだろうか。そう思いながら自分自身も突然立ち止まっている。目的を持って目指す場所に向かって歩いているときは、突然立ち止まることはない。私が突然立ち止まるときは、考え事をしながら歩いているときである。または、何か突然に思い出した時に多い。
老人も同様なのだろうか。そう思う反面、そうではないケースがあることに気がつく。
駅の改札口を出る前と後
不思議なことは、駅の改札口を出る前と後のどちらかで老人が立ち止まることが多い。
- 改札口を出る前・・・スイカやパスモなどのカードを取り出す時に立ち止まる
- 改札口を出た後・・・行き先が不明確な老人ほど何処に行こうかと考え始め立ち止まる
上記の理由は私の勝手な推測である。改札口を出る準備が事前にできていないためなのだろう。通勤している人たちは、改札口は単純に通過して目的の会社に向かえば良いのだが、毎日が日曜日の老人は目的の行き場を考えながら外出する。その場でその日の行き先を決めるコチトが多い。
駅の改札口を出る前に行き先がはっきりしている老人は突然立ち止まることはないのではないか。
地下街ショッピングアーケード
健康のために外出してきている老人は、物見見学で横浜の地下街を歩き回る。歩き方を見れば、目的が定まらない歩き方をしている。突然、立ち止まって何やら考え出す。後ろを歩いていた人は、びっくりする。辛うじてぶつからずに通り過ぎる。こんな状況を見かける回数が多い。
老人の歩き方を見て明らかに歩行が難しいように見える老人は事前に避けて遠回りに通り過ぎることが出来る。難しいのは、普通に近い歩き方をしている老人が立ち止まる時だ。こちらの歩くペースと老人の歩くペースが同じ場合に困る。前方を注意していないと老人にぶつかる可能性が高い。
あと、おしゃべりをしながら歩く老人たち。同時に3人ぐらいが立ち止まると確実にぶつかる。老人を転倒させたらこちらの責任になる。老人の後ろを歩くのは危険である。!
デパートのエスカレータ出口
そごう横浜店の上りエスカレータ出口で老婦人が立ち止まって後ろの人をブロックしてしまうことがしばしばある。老婦人は、この階が目的の階であるかを確認するために立ち止まったように見える。エスカレータは自動的にお客さんを出口まで運ぶ。その出口をブロックするように立ち止まる老人は危険である。
同様なことがエスカレータの入り口でも起きる。上がっていくべきか、どうかで迷っている老人たちだ。事前に行く階がわかっていれば迷いがないはず。暇な老人が目的もなしにデパートで動き回ると注意する必要がある。老人の後ろにつかないことが接触事故を防ぐ。
結論
- いつも遭遇する出来事は、歩道を歩いている時に老人とぶつかりそうになることだ。
- 老人は誰かに後ろからぶつかれるとバランスを崩し、転倒しやすい。一度転倒すると自分のカラダを防御できないほど筋力が落ちているので怪我をする。
- 老人との接触事故を防ぐには老人の後ろを歩かない、遠回りにして抜き去ることである。