70歳を越える年齢になると若さを維持する、若くなりたいという欲望が膨らんでくる。この年代の人は、人によって老いの程度が顕著に分かるようになる。顔を見るだけで分かる人、体を見るだけで分かる人、言動を聞くだけで分かる人、目を見るだけで分かる人、服装や活動を見るだけで分かる人など面白いほど違いが出てくる。

テレビの宣伝を見ると健康食品やサプリメントを常用すれば足の筋肉が付いてくるとか、膝の故障が改善されるとか、肥満が解消されるとかなどシニアの老化改善にアピールしている。健康食品やサプリメントを常用するだけで体が若返るはずがない!栄養バランスを改善する健康食品ならば、体の健康に貢献するが若返る効果はない。

知人や友人で運動を定期的に続けている人の顔や体を観察してほしい。自分と比較してどこが違うかを知るだけで運動習慣が身体の若返りに大きな影響を及ぼしているのが分かるはずである。

80歳の男性、筋トレ効果このシニア男性は筋トレを70歳の時に始めた。80歳になったら、こんな体になっていたという。

若さを求める高齢者はこんな事をしている

若さを保ちたければ、若い人たちと活動を共にすると良いと言われる。私は男性であるので若い女性たちが沢山いる場所や組織で仕事をすれば、若い女性たちから若さのエネルギーを頂ける。これは理想であるが、高齢者同士が群れをなしていつも一緒というのは何かの目的がない限り歳老いていく。

私が知っている高齢者(80歳)の男性はいつも若い。その理由は新しい事への好奇心が強い事だ。新しい事への挑戦と学ぶ姿勢がある。iPadとノートパソコン、そして、Wimax2+の公衆無線Wi-Fi端末を使いこなしている。インターネットを使って新しい情報を得ている事が分かる。

生きがいを持つ

若さの維持は精神と肉体面がある。精神面で若さを維持するためには生きがいを持つ事である。生きがいは人それぞれだからどうのこうのは言えないが、生きがいが新しいエネルギーを生む。多くの高齢者が生きがいを見つけられないで待ちの人生を送っている。誰かが何かをしてくれるのを待っている。長い会社員生活で身に染みこんだ「上から仕事が降ってくる病」である!

活力は自分の心の奥底から湧き出てくる。その活力を導き出すのが、ちょっとした感情からである。「これ、面白いじゃあないか!」そんな感情から何かに没頭し始める。

女性の後姿を見て感じられる若さ

ページに表示している女性の後ろ姿を見て自分の男を感じる人はまだ若い。若い女性の後ろ姿に魅力を感じる感覚は、まだ、男としての若さを保っている。同じように女性にもそれが言える。若い男性を見て自分の女性を感じられれば、まだ、女性であるという事を悟る事が出来る。更年期が過ぎても女性である事を意識させる。

若さは何かに取り付かれたように没頭することで生まれる。エネルギーを集中させて何かを成し遂げようとするからだ。若く見える人は何かに没頭している人が多い。

肉体的に若くするにはどうしたら良いか?

これは単純な方法で成し遂げられる。やるか、やらないかである!自分の体に筋肉をつける運動をする。老人になると筋肉を失う!筋肉は今の筋肉に普通以上の負荷を与え続けると増える。筋肉が増えると新陳代謝も増える。それに同期して免疫力も増える。食欲も増える。良い事尽くめである。一つ注意して頂きたいのはやり過ぎない事。シニアは無理ができない。無理して頑張ると体調不良になる。

私は1週間に2度スポーツジムに通っている。2時間ぐらいウエイトトレーニングをしている。理想は1週間に3回ウエイトトレーニングをする事。ウエイトトレーニングで傷ついた筋肉が3日後に再生して筋肉が増えていく。その時、運動をした翌日あたりに体の抵抗力が低下して一時的に風邪を引きやすくなる。過去に何度もこのパターンで風邪を引いた。

そのため、いつも、鎮痛剤(米国製のTylenolという風邪薬というか、鎮痛剤)を飲んで抵抗力を増やしている。これは若い頃米国に留学していた時からTylenol(筋肉痛、鎮痛剤、風邪薬など)アセトアミノフェンを常用していたからである。

筋肉が付いてきた高齢者を見ると姿勢が良い。体つきががっしりしている。弱々しさを感じさせない。ジムで筋肉を痛めつけて修復再生させるだけで体力が徐々に付いてくる。それが顔に出て、体に現われる。 毎日、体重計と鏡に写る裸の自分を見るのが楽しくなる。引き締まっていく自分の体が自覚できるからだ。

一度、近くにあるスポーツセンターに出かけて体験をしてみてはどうだろうか。多くの高齢者が筋肉を痛めつけている姿を見かける事が出来るだろう。

体に良いと思える食べ物を食べる

70歳になって食べ物に気を使うようになった。食べる量、栄養バランス、甘い物、タンパク質量、脂肪量、ミネラルやビタミン、間食での食べ物、筋トレ後の食べ物など。1日の栄養バランスやカロリー量をモニターするあすけんアプリをスマホに入れて毎日食べる物とカロリーを見ている。

毎日食べる物と栄養素を見ていると私の欠点が見えてくる。

  1. 1日に必要とされるタンパク質量が足りない(体重x1.2=85グラムが1日の目標値)
  2. 1日の食事でどうしても脂質量がオーバーしてしまう
  3. 1日に必要なビタミンAが足りない

私は意識して何を食べているかが見て分かる料理を選んでいる。所謂、超加工食品は避けている。その理由は一般的に高カロリー、高脂肪、高塩分、高糖分であり、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの必須栄養素が不足しがちである。さらに超加工食品には、保存料、着色料、香料、乳化剤など、さまざまな食品添加物が使用されている。

食べる物が超加工食品であるかどうかを見ただけで識別する指標は簡単である。じゃがいもを食べるとき、じゃがいもの自然な形が残っている食べ物かどうか。ポテトチップスは自然なじゃがいもの形をしていない。お菓子類はほとんど加工されている。肉を食べるならば、肉の形が残っている状態の肉料理を食べる。ステーキ、生姜焼き、焼き鳥、ローストチキンなど。ファストフードのハンバーガーなどは自然の肉の形をしていない。私は特別な理由がない限りファストフードのハンバーガーは食べない。

甘い缶ジュースやコーヒーは買わない。炭酸水、ブラックコーヒーを飲んでいる。間食ではバナナ、アーモンドナッツ類、焼き芋、ゆで卵などを食べる。時々、たいやきやクッキーなども食べるが適度の量にしている。

今年の目標は腹八分目の食事である。毎日がそうであるのではないが、食べ過ぎにならないようTPOを考えている。妻が作る大好きなカレーライスなどは例外で満腹になるまで食べる。月に1回程度である。

意識して水を飲む

必ずしている習慣がある。朝起きた時に飲むコップ一杯の水。お風呂から出てきた時に飲むコップ一杯の水。筋トレをした日には寝る前にコップ二杯水を飲む。あと水を飲む時は朝食時、ランチ、夕食時の3回であるが、水以外にブラックコーヒーを1日三杯飲む。これで十分であるとは思わないが、水分補給は意識している。

これから暑い夏に向かうが、外出時には炭酸水をスーパーで買って持ち歩くことにしている。ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクは甘すぎるので避けている。

 

結論

70歳過ぎのシニアが若返るには精神と肉体面で下記に挑戦してみることである。

  1. 生きがいを持つ。何かに没頭する。
  2. 失われて行く筋肉を取り戻す筋トレと筋肉を作るタンパク質の多い食事をする。
  3. 超加工食品を避けて体に良い食べ物を意識して食べる
  4. 水分補給を意識して実行する