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今日は、横浜市立市民病院に行ってきた。大腸内視鏡検査の予約であるが、カプセル内視鏡検査に出来ないかという交渉をした。担当の医者は、なかなか良い返事をしてくれなかった。カプセル内視鏡検査を受けるには、胃カメラや通常の内視鏡検査をやっても分からない場合だけだそうだ。私の場合は、この対象にあたらないという。(2016年3月10日)

2024年2月29日に大腸内視鏡検査でポリープを2つ取った。前回の検査から8年が経過している。前回の検査では3つのポリープがあるが大きくないので様子を見るということで終わった。そのポリープが今回の検査で少し大きくなっていたので担当医の判断で切除した。3月12日に切除したポリープの分析結果が出てガンに成りやすいポリープで無いことがわかった。

60歳代、70歳代は体力があるうちに一度大腸内視鏡検査をしたほうが良いと言う。私の場合は人間ドックの検便で陽性反応が出たため大腸内視鏡検査となった。ポリープを切除したあと、知らないことがいくつかあった。事前に知っておくと驚かない。

大腸内視鏡検査を受ける

担当医になぜ私がカプセル内視鏡検査を望んでいるかの説明をしたのだが、彼女は代案を用意してくれた。私の問題は大腸内視鏡検査後の不快な体調である。内視鏡検査中に腸内部を見るため空気を入れる。その空気が検査後のお腹のなかで悪さをするのである。

空気がお腹から出て行ってしまうまで腹痛を何度も起こす。腹痛が起きたり、治ったり、起きたりの繰り返しで空気がおならとして出て行く。私の場合、6時間あまりかかった。その間中、苦痛との戦いであった。この不快な体験を担当医に話してカプセル内視鏡検査に代えてもらおうとした。

彼女の代案:空気の代りにCO2(二酸化炭素)を使う!

二酸化炭素を空気の代わりに腸内部に入れると時間とともに体が二酸化炭素を吸収していくという。私にとっては、腹痛を軽減できる方法であれば何でも良かった。二酸化炭素を空気の代りに腸内部に入れるやり方は最近の方法だという。担当医にカプセル内視鏡検査がなぜ条件無しで利用できないのかを聞いた。

答えは簡単であった。

リソースがない。カメラで撮影した映像データを分析するための時間が担当医に与えられていない。医者は忙しい。本当に患者の状況を精査しなければ分からないという状況で無いと医者の時間が取れないと言う事だ。特別な事情がない一般の患者からの申し込みを受けていたらとても対応が出来なくなる。担当医の時間のリソースがない。ただ、それだけだ。

その回答を聞いて無理にお願いしても無駄である事が分かった。それで、担当医が提案してくれた空気の代りに二酸化炭素を使うやり方に乗り換えた。

16年前に受けた大腸内視鏡検査と大分今は変わった!

初めて大腸内視鏡検査を受けたときは、朝9時頃に病院に行って2リットルの下剤水を飲み、腸内部を綺麗にする。下処理を病院内でするのだ。2リットルの下剤を飲みながら排出される液体の色が透明になるまで下剤を飲み続ける。2時間ぐらいかかる。排出された液体が透明に近くなったら浣腸をする。この時点で初めて大腸内視鏡検査の下準備が終わる。

今回は、自宅でこの下処理をすることになった。冒頭にある下剤液体キットを検査の当日午前8時から10時までに飲み干して排出される液体が透明になるまで飲む。午後14時頃に病院の内視鏡センターに行き、内視鏡検査を受ける。この時までは、水やお茶などを飲んでも良いという。 浣腸をするという最後の下処理が無くなった

さらに前日に取る食事は検査食を購入(2000円)し消化に良いカロリーが少ないものになった。検査食で腸内に便が残らないようにしている。1日断食するような軽い食事になった。

大腸内視鏡検査は、1時間から1時間半ぐらい。何か問題があるポリープなどが見つかったらポリープを検査のために切り取って良種か悪種かを判断する検査をする。内視鏡でポリープ切除をする。大腸内視鏡検査を終えるまで午前と午後が使われる。 ポリープを切除したあとは30分から1時間ほど休息を病院で取ることになる。

そのあと、手術後3日間と1週間の生活指示を説明される。3日間はシャワーのみでお腹に力が入る作業や体に負担がある旅行をしないこと。食べる物も脂っこい料理や刺激が強い料理は避けること。出来るだけ消化が良い食事にすることを強く勧められる。その理由は必要以上に腸を活発にさせないことにある。

3日後からお風呂に入れる。食事も普通の食事に戻れる。運動も普通通りできるようになる。ただ、こんな事を教えてもらえなかった。便秘が起きる!最初の便が出てから便秘に悩む人が多い。私も便秘になったが何とかクリアーした。

担当医からは手術後に便秘になることの説明がなかった。今回の検査と手術でしばらくは内視鏡検査をする必要がない体になった。1年に1回の人間ドックの検便で今後陽性反応が出ないことを願っている。

結論

医者は大腸内視鏡検査と手術について詳しく説明してくれるのだが、手術が終わったあと自分の体に何が起きるかを教えてくれない。手術後に便秘になったことに驚いた。普通の食事に戻ったら便が肛門で詰まってしまったように出てこない。

仕方ないのでボラギノールを使って肛門の内部を滑りやすくなるようにして固まった便を出した。あまり力むと手術した箇所に悪影響を及ぼすので時間をかけてちょっとづつ便を出していった。