最近、気になる出来事が体に起きている。週2回筋トレをしている体であるがこんな経験をした。リュックを背負って歩道や道路脇を歩いていたら靴のつま先(靴の先端部分)でつまづいた。リュックのバランスが崩れて歩道に倒れ込んだ。擦り傷を膝、肩、頭の側面に負った。歩き方がガニ股であるためかもしれない。または、歩いた場所がつまづきやすい所だったのかもしれない。
緑内障の影響で右目の視野が上半分以上見えなくなって、左目の視野に頼っている。そのため、視覚で歩くバランスを取ることが少し困難な感じがしてきている。老化現象と持病で自分の体の機能が劣化してきているのがわかる。自分の体が若い頃と比べて注意して見る必要が出てきた。
今日は献血をしてきた。血圧 103と54 で正常。ヘモグロビン量も15あったので400mlの献血となった。2日後には血液検査の結果を知らせてくれる。ラブラッドのウエブページで会員登録をすると献血での血液検査結果を閲覧できる。この検査で異常があれば、体になにか異変が起きているサインになる。400ml献血な年間3回まで出来る。今の所、私の血液で問題は発生していない。
血液検査では糖尿病もチェックできる。こんなチャートになって履歴グラフが表示される。
老化は知らないうちに進むので自分なりに体の異変を監視して早期発見、早期治療をしなければならない。若者の体と違って高齢者は免疫力が落ちている。病気になりやすい。健康診断や人間ドックで生活習慣病予備軍とか生活習慣病対象ですと診断されたら、自分の体の異変を常にモニターしたほうが得策である。
70歳から健康不安が増す
横浜のジョイナス地下街を歩いていると高齢者男性の腕が視野に入った。年齢的に70歳後半に見えた。彼の腕が細い。骨と皮のような形状である。若い人の腕を見れば、肘から肩までの腕は筋肉で太くなっている。その老人の腕は肩から下までの腕の筋肉が消えたように枯れている。80歳以上の老人男性の腕を見れば、骨と皮の形状が当たり前のように見えてくる。
年齢とともに私達は体に予期せぬ変化が起きてくる。表面の体型だけでなく、健康を維持する臓器にも同様な変化が起きる。臓器も年を食うのである。免疫力の低下で外部から侵入するウイルスや細菌に抵抗できなくなる。
平均寿命は伸びるが健康寿命はどうだろうか。普通の生活が問題なくできて身の回りの世話もできれば、快適な老後生活が期待できる。だが、こればかりは個人差と運命の違いがある。一つだけはっきりしていることは、自宅で普通の生活が出来る体力と健康があるシニアと老人ホームに入居して介護される生活を送るシニアとでは人生の質が変わる。
自由に動かせる身体があるシニアには「自由」がある。老人ホームに老後の救いを求めるのは一番最後にしたい。体力と健康を維持する努力と対策を今のうちにすべきであると思っている。
体が思うように動かなくなる
誰もが時間差で経験することになるつまずき。老いとともにつま先が歩く時に上がらなくなる。
つま先を持ち上げる筋肉は、スネの前にある「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」です。前脛骨筋は、つま先を持ち上げるだけでなく、足先を親指側に向けることや、足の裏のアーチ状態を維持する役割も担っています。また、歩行時の衝撃を吸収したり、つまずきや転倒を予防する働きもあります。(引用先 【おウチで簡単エクササイズ!】トゥレイズ)
つまずくことを軽減するにはいくつかの方法がある。
- 意識して大股で歩き、ももを上げ、かかとで地面を突く
- つま先で地面を蹴る感じで歩く
- 下半身の筋肉全体を鍛える
高齢者の体が思うように動かなくなる最初のサインは下半身の動きである。つまずきもその一つのサインになる。歩くときのバランスが悪くなりヨロヨロし始めることもそうである。最近、気がついたことがある。自動車を運転していると歩道ではなく道路脇を歩く老人をよく見かける。
いつも、なぜ歩道を歩かないで道路脇を歩くのだろうかと疑問に思っていた。歩道は道路ほど滑らかでないためつまずき易いところが多い。つまずき易い老人はあえて凸凹がない道路脇を歩く。そんな気付きがあった。
筋肉の衰え、関節の可動域、庭掃除をしただけで腰痛に悩まされる体、耐久力と持久力も衰えてくる。体をスムーズに動かす潤滑油が減ってきている。五感の機能低下も起きる。70歳をすぎれば、誰もが自分の体の自由が制約されてきているのに気がつく。孫とかけっこをしても走れない。走れても長くは続かない。
色々な老化現象が体に現れてくる
70歳以上のシニアが洗面所で気づく老化現象がある。鏡に映った自分の顔を見てこんな発見をする
- 老人性シミやシワが顔の肌に目立つ
- 髪の毛が薄くなる、白髪になる
- 顔全体の肌が汚くなる
男性よりも女性の方がこれらの老化現象を悩む。先週、妻が買ってきたシミを薄くする韓国製クリームを試している。いわゆる、美白クリームである。皮膚の新陳代謝を助ける働きがあるらしい。しばらく使ってみることにした。
洗面所にある鏡は自分の肉体の変化を教えてくれる。お風呂に入るときに裸になるとそれが鏡に映る。自分の体をよく見ることである。体に何か変化がないかを探してみる。私は自分の太ももを見ることにしている。スクワットで足を鍛えているので太ももが大きくなってきているかを見ている。
あと、誰もが気にするお腹周辺にできる浮き輪(贅肉)の状態を私はチェックしている。健康診断や人間ドックでおヘソの下をメジャーを使って計測する。85センチ以上あるとメタボリックシンドロームと判断される。お臍の下周辺に内臓脂肪が一番溜まりやすいためである。
70歳以上の高齢者は筋肉量を失い、贅肉を増やす傾向がある。その傾向を見る上で腹囲を計測する習慣をお風呂に入る前にすると良い。すでにお腹が出っ張っているシニアは2つの事をする必要がある。
- 食習慣を改善し、腹八分目を目指す
- カロリー消費を増やす定期的な筋トレを行う(筋肉を増やすことでカロリー消費も増やする)
体の異変を早期発見、早期治療する
70歳からの健康管理で身に付けるべき習慣がある。毎日自分の身体の状態をモニターすることである。体の異変を見つけるには健康を監視する意識が重要になる。朝起きた時に洗面所で自分の顔を見る。何か変化がないか。お風呂に入る前に鏡に映った自分の体を検査する。
3度の食事時には食欲がどうかなど。トイレに行くならば、大便の色を見る。小便ならば、小便の色を見る。異変を早期に見つけ、必要ならば医療クリニックで相談する。大きな病気になる前に早期発見、早期治療を日々の生活習慣にすることである。
私は皮膚が弱い。背中に粉瘤ができれば、直ぐに皮膚科に行って切り取ってもらう。太もも皮膚下に小さな瘤ができれば、皮膚科クリニックで調査してもらい大きな病院に紹介状を書いてもらい、切り取る手術をする。体の異変を見逃さないようにしている。
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結論:
70歳を過ぎると体に何が起きるか分からないという不安を覚える。免疫力の低下からくる大病で他界するかもしれない。70歳からは健康維持が頭から離れない。健康への不安は知人や友人、親戚の誰かが病気で亡くなったという知らせで増長される。先日、私69歳よりも2つ上の知人がガンで他界したというメールが届いた。2週間前には別の知人が持病の悪化で突然他界した。
70歳から80歳、90歳に向かう誰もが病気との戦いに直面する。病気にかかるのは免疫力低下が原因。自分の免疫力を高める方法はこれであるという方法がいくつかあるが、本当にそうなのかを自覚できないのが現実である。私が出来ることは限られている。健康を気にする人はだれもが一度や二度聞いている方法である。
- 定期的な運動をして新陳代謝を活発にする(成長ホルモンを分泌させて体の免疫力を高める)
- 栄養バランスの良い食事をする(体に悪い食べ物や飲み物を避ける)
- 水分補給を多めにする
- 睡眠を十分取る
- 何かに没頭する時間の使い方をする
70歳から80歳になるまでに予測されるリスク
- 脚力の衰えによる転倒事故で歩けなくなること
- 病気の早期発見、早期治療を行わなかったために病気になること
- 生活習慣病を治さないでそのままの状態で生活を続けること
自分の体の異変をすぐに見つけられるように早期発見、早期治療対策を考え、実行すれば健康維持が可能になる。