子供が大学を卒業して会社勤め、又は、仕事を始めると母親の子供への世話が急になくなる。母親は自由になる自分の時間が増える。新婚時代、子供が生まれる前の生活に戻る。ちょうど、同じ頃に主人が定年退職の年齢になる。二人とも自由になる時間の使い方に頭を悩み始める。
地域に根を張って基盤を作ってきた母親たちは、同じ母親同士から色々な情報を得る。他の母親がどのような仕事についてどのような働き方をしているかを知ることになる。夫が定年で65歳まで働けてもその後の老後が心配になる。何らかの形で共稼ぎをやらないと老後の生活資金が貯まらない。
そう感じているシニア夫婦が多いのではないか。
フルタイムではなくパートタイムの仕事を探す
シニアの主婦もシニアの夫と同様に老後の生活をどうするかを考えざるを得ない。家で何もしないと言う生活に耐えられなくなる。生活のリズムを夫の定年退職後の生活に合わせて再調整する年齢になる。
老後の生活費が心配になる。夫の年金や自分の年金の金額を合わせても今までと同じ余裕ある生活は出来ないのが分かる。時間をお金に換える必要がある。家庭で仕事をしてきた主婦がフルタイムで仕事に就くことは特別な能力がない限り難しい。出来るとしたら、翻訳などの在宅の仕事、又は、自分で起業することしかない。
主婦のキャリアはどこにあるのか?
主婦のキャリアは、家庭で発生する雑多な仕事(掃除、炊事、洗濯など)にある。そのキャリアを仕事に生かせれば生活費を稼げる。
米国でも日本でもハウスクリーニングの仕事が一般的なサービスとして認知され始めた。ハウスクリーニングの仕事を探すのは簡単。検索サイトで「ハウスクリーニングの仕事 横浜市」などで検索すれば出てくる。フルタイムの仕事が多いかもしれないが、パートタイムもある。
家庭の主婦の強みは、子育ての経験、家庭内で発生する雑務が一般的だ。後は、自分の趣味を生かす仕事を探す、作るしかない。多くの主婦は、近くのスーパーでレジのパート仕事に就く。もっと、美味しい、楽しい仕事がないか探す人もいる。インターネットに慣れているシニア主婦であれば、趣味で制作した作品を物販サイトで販売する。無料で物販サイトを使わせてくれるサービスサイトがある。
考えることなく直ぐに働ける外食産業
日中に暇な時間がある主婦ならば、ファストフード店でアルバイトをする選択がある。1日2時間から3時間ぐらいならば、負担がない。空いている時間をお金に買えるという意味合いでファストフードでの仕事は有りだ。在宅での仕事ならば、アマゾンなどのカスタマーサービスの仕事がある。
夫も妻も老後の生活で必要になる収入を年金以外で稼げる時間があるならば、人手不足の今の時代は探し方次第で自分のスキルや経験が活かせる仕事に出会う可能性が高い。
私は自営の仕事があるがインターネットの仕事であるので自分の時間を自由に調整できる。午前、午後を問わす3時間ぐらいは大型ショッピングモールのカート回収のアルバイトなどがやれる。妻の許可が降りていないだけである。
結論
定年退職や会社を卒業して暇にしている夫は将来の老後を心配してアルバイトやパートの仕事をやり始める。妻も同様に主婦業を活かしたパートの仕事を探し始める。ハウスクリーニング、在宅でのカスタマーサービス、外食産業での仕事などを始める。