お金を沢山稼ぐという目標があるならば、稼いだお金の使い方を事前に明確化しておかねばならない。お金を稼ぐこと自体が目的になってしまうとあまり意味がない。 シニアは生きている時間が少ない。稼いだお金を貯めるだけで人生を終わってしまう。お金は使う目的があって稼ぎ、貯めるものである。
お金をたくさん持っていても使わなければ、お金の恩恵を受けられない。多くのシニアは老後の生活費にするためにお金を稼ぎ、貯めている。近い将来、体が不自由に成り働いてお金を稼げなくなることが分かっている。裕福な資産家や高額な年金を受け取っているシニア以外は、60歳から70歳の10年間に老後の生活費をどのように維持すべきかを考えねばならない。
シニアはなんのためにお金を稼ぐのか?
若者は、寿命も長いし体も若い。無いのはお金だけ。そんな若者がお金を稼ぎたいというのは自然である。買いたい物、行きたい国々などお金を使う用途がたくさんある。シニアは寿命が短い上にお金を使う用途が限られる。シニアにとってお金は、働けなくなったときの生活を維持する安心材料である。
老後の生活費を稼いだお金でまかないたいシニア
資産家のシニアを除いて一般大衆のシニアは貧乏である。国民年金だけで生活をするしかないシニアが多い。だからこそ、お金を稼ぐというシニアには老後の生活費を稼ぐという明確な目的がある。
年齢が行くに従い高齢者は、お金を使う機会が少なくなる。生活をしていく上で必要な物は、生活を維持していくお金だけだ。衣食住に医療と介護費用が追加される。貧乏なシニアは、衣食住の負担よりも医療と介護の負担が重くのし掛かる。
一人で生きていけなくなるからだ。子供たちに頼るか、介護施設でお世話になるかだ。後者はお金次第。生きている限り介護施設にお金を支払い続けるしかない。そのお金が十分無いと介護施設を追い出される。
定年退職で頂いた退職金は多額だ。その退職金の使い方次第で老後の生活費が多くなるか、少なくなるかが決まる。今ある金融資産を使ってお金を作り出す仕組みが作り出せれば老後の生活は経済的に楽になる。年金プラスその他収入ということで家計に余裕が生まれる。
70歳以降に自分でお金を稼げる仕組み
働かなくてもお金を稼げる仕組みを働ける内に作ることが一番大事である。60歳から70歳までは、何とか体が言うことを聞いてお金を労働で稼げる。お金が入ってくる間に(10年間)自分に合ったお金を作り出すビジネスを作り出さねばならない。昔から多くのシニアは、株に投資をしてきた。株の売買で頭を鍛え、世の中の状況を勉強し、生活費の足しになるお金を稼いでいた。
しかし、貧乏人は、株で利ざやを稼げない。株は余裕資金でやるのが基本だからだ。生活資金で株をやって損失を出したら生きていけない。それを本当に理解していないで生活資金で株をやっているシニアが多い。欲が欲を呼んでいるからだ。
体が言うことを聞かなくなる年齢になった時、何で年金プラスその他収入を稼ぎ出すのか。これが、シニアがお金を稼ぎ始める時に付きまとう問題である。60歳の時に起業してビジネスが上手く展開できてもそのビジネスを引き継ぐ信頼できる人材がいるかどうか。仮に居ても引き継ぎ後、会社の運営が上手くいかず倒産したら元も子もない。
肉体労働でお金を稼ぎ続けるのには限界がある。私のお勧めは、インターネットを使ったサービスビジネスを今から試行錯誤をして見つけてお金が稼げるかを検証することである。女性ならば、アクセサリーなどの製品を作り、Baseなどの無料ネットショップで販売する。男性ならば、自分の経験や専門知識を使ってネット経由でコンサルティングサービスを展開する。
オンラインで完結できるインターネットビジネスにどんなものがあり、自分が出来そうなビジネスを今から検討する。
こんな事を70歳以降に考えている
体が健康で普通の生活ができる間は健康寿命を伸ばす意味で体を使う仕事を見つける。週3日程度のパートタイムの仕事である。大きなショッピングモールやスーパーマーケットで使われるカートの回収作業をやりたい。足腰を鍛えながらお金を稼げるのが理由である。
残りの日は現在の自営業(インターネットサービス:システムで作るホームページ制作サービスやメディアサイト広告掲載サービス)をする。
跡は、趣味をビジネスにできないかを検討する。筋トレを長年続けている。シニア向けの筋トレコンサルティングサービスなどが出来ないか考えている。どんなコンサルティングサービスになるかは分からないが、これから筋トレを始めたいシニアに対して助言できれば嬉しい。
結論
肉体労働でお金を稼げるのが難しくなる年齢が70歳以降にやってくる。その年齢になる前までに自分でお金を稼げる仕組みを構築しなければ老後の生活費で困る。今の生活水準を維持して生活したいシニアは60歳から70歳の10年間にお金を稼ぎ、貯めながら、インターネットを活用するサービス業を考えるべきである。
他人に頼る仕事では、年齢でどうしても限界がある。年齢や性別で差別がない仕事は自分で作り出すしかない。インターネットビジネスは、インターネット、パソコン、スマホ、ホームページ、ドメイン、レンタルサーバーなどがあればいつでも誰でも始められる。初期投資は少ないが、知識と経験が求められる。
シニアは暇な時間を味方にして足りない知識を学ぶしかない。