朝日新聞朝刊に掲載されるマンション管理人募集が目立つ背景 - 定年退職後の過ごし方、働き方、起業、筋トレ、お金

小規模マンションの管理人不在のためマンションの住民が生活で困るという問題が多くニュースとして取り上げられている。特にゴミや清掃の面で問題が多い。朝日新聞の朝刊に人材募集欄がある。時々、どんな人材を募集しているか様子を見るのだが、いつも目に付くのはマンション管理人募集広告だ。

マンションを購入する時に周りから言われたことがある。

30年先のマンション管理が見えているかどうか!

友人、親せき、知人からマンションを購入する時にこんな助言を頂いた。

  1. 知名度がある会社であること
  2. 大規模マンションであること
  3. マンション修繕費と管理費が高いこと
  4. 管理費と修繕費などのお金の管理が管理組合だけでなく管理会社でもダブルチェックされること

マンションを購入すると固定資産として取り扱われる。資産価値を維持するためには、マンションのメンテナンスと管理が行き届いているかが問われる。

大規模マンションは、自治会と管理組合の組織がしっかりしている。管理会社が住民にマンション管理の方法を教えてくれると同時に一緒になって管理業務支援をするからだ。それを可能にするだけのお金が住民から徴収されている。

これが小規模マンション(20戸以内)であると自治会もなく、管理組合も結成されないで大家さんが管理業務をする場合が多い。または、管理人を直接雇用して管理業務をやってもらう。

最近のマンション管理問題は、小規模マンションの管理で起きている。築年数が30年以上になるとマンション修繕費の貯蓄額が不十分になり、住民の懐から足りない金額を補てんすることになる。マンション管理がしっかりしている小規模マンションならば問題は少ないが、マンション管理人が大家であったり、直接雇用の管理人であったりすると修繕費の使い込みや横領などが起きやすい。

さらに、

管理人の待遇が悪いため、人材の質が悪くなり、出入りが激しくなる。小規模マンションは一般的に管理費や修繕費が安い。築後10年までは、修繕にお金があまりかからない。そのため、安い管理費や修繕費で何とか間に合うのだが、築後20年以上になると建物に支障が出始める。

大規模マンションでは、管理組合側と管理会社で定期的な修繕計画が作られ、実行される。小規模マンションでは、管理組合と管理会社が上手く機能していない場合が多く、問題が発生してからの対応となる。その多くは、修繕費が足りないからどうしようかという問題だ。

朝日新聞の朝刊に掲載されているマンション管理人募集広告は、管理するマンションに住み込んで管理業務をする募集広告が目立つ。こんな募集広告に限って小規模マンションの管理業務の仕事が多い。

待遇も夫婦住み込みで月額25万から28万ぐらいだ。誰が見ても夫婦二人分の給与額ではない。小規模マンションの管理業務は、何でもありの世界だという。住民からの苦情と清掃業務だけでなく、住民の生活全般に及ぶ。夫婦二人でないとマンション管理業務をこなせないという事情がある。

そのため、募集に応募した人たちの出入りが多い。月額が低い上に重労働と精神的なストレスが多いため、マンションの管理業務が続かない。その結果が、マンションの管理人募集広告となって人材募集欄で目立つようになる。

定年後の仕事として斡旋されるのが、マンション管理業務の仕事だ。大手不動産会社が募集している通勤型マンション管理業務ならば、大きな負担と精神的なストレスは軽減されるが月額の給与が16万円前後だ。この金額で生活が回るシニアならば、応募して様子を見ても良い案件だろう。

これから小規模マンション管理業務の需要が強くなるが、出来るならば大手不動産会社のマンションの管理業務を見つけて応募した方がシニア向きだ。

 


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。