自分の力で生計を立てるシニアになる事 - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

51歳に起業してずっと一人社長&社員で生計を立ててきた。67歳になってまた会社員に戻り仕事をすることはもう精神的にできない。一人で自由にスケジュールを立ててお金を稼ぎ出すと上司の管理下で与えられた仕事をする環境に苦痛を感じるからだ。1年でも何らかの会社組織で働く環境から離れると組織で働くという感覚が失われ、組織に慣れるまで精神的なストレスを味わうことになる。

シニアが再就職を望むならば、出来るだけブランクの期間を空けないことである。組織内で働くという感覚は仕事から離れると急激に失われていく。制約のない自由な時間を一人で楽しみ始めるともう一度「籠の中の鳥」に成りたくない。制約がない生活空間が制約のある組織環境を遠ざける。

私はNPO団体のメンバーに成っている。自主参加を原則にしているので制約がない。これが義務になるとストレスを感じて続かない。パートやアルバイトは働く時間が短いし、自分の都合が多少反映しやすい自由がある。これを考えると会社は組織の制約や義務のストレスが多い。

会社組織に依存しない労働環境を自分で作る

組織に依存する生活を長年送ってくると行動が制約された環境でないと安心や安全を感じられなくなる。そんなシニアが起業すると一人でいる事自体が不安そのものになる。

会社組織の中でないと仕事ができないと感じるシニアは自然と会社勤めを求めて再就職活動を続ける。だが、片思いの恋は相手(会社)には通じない。一度組織を離れたシニアは自活することを強制させらる。会社に務めなくても自分でお金が稼げれば、何も問題がない。

問題は一人でお金を稼ぐというトレーニングなされていないため、誰かの庇護の下(会社組織)で自分の時間をお金に換えるしか選択が無いことである。

自分でお金を稼ぐトレーニングをする

定年退職する前に副業でお金を稼ぐという経験をシニアが経験していると独立しやすい。組織に頼らなくても自分でお金を稼げるという自信が副業経験から得られるからだ。60歳で退職をして第二の職場を探すシニアは再就職よりも起業を選択したほうが後々の不安対策になる。多くの企業は65歳まで雇用延長をする機会を与えるが、65歳以降は完全に会社を卒業させる。

60歳で起業経験をしていれば、65歳で起業するシニアよりも独立して生活が出来る可能性が高くなる。起業経験値が物を言う。自分でお金を稼ぐには試行錯誤と多くの時間が必要。起業は65歳よりも60歳のほうが有利である理由がそこにある。

そのような考えに自分を向けさせるには、まだ定年を迎えていない年齢の内に副業を始めることである。例えば定年を意識し始める年齢(50歳から55歳、または55歳から59歳)になった時に副業を試す。試しながら色々な問題にぶつかるが、起業時にその問題を解決した経験が役に立つ。副業でお金を稼げるようになれば、それだけでも心の支えになる。

自分の力で生計を立てることが本来の労働者

自営業者になれば、自分をとやかく言う上司もいないし、自分の考えややり方で仕事を展開できる。そんな生活をすることで組織に頼らない仕事のやり方やワークライフを作れる。会社は60歳を過ぎたシニアを喜んで雇用しない。そんな現実を実感して対策を取る必要がある。

第二の人生は自分の力で生計を立てることに目標を置くべきである。社会での会社経験がない新卒ではないので、必要なものは起業する勇気と試行錯誤する時間と資金である。本来の労働者ならば自分でお金を稼ぐことが当たり前である。起業する勇気と試行錯誤する時間と資金があれば、第二の人生の目標になる。

変化が激しい時代は自分に頼るしかない

大きな変化が起きている時代は自分の力で自分を支える経験が一番安心材料になる。60歳以上のシニアは再就職しても使い捨てのような仕事しか与えられない。そんな会社ばかりがシニアを求めている。人生は一度しか無い。もう、会社に頼る生活を離れて自分の翼で空を自由に飛び回る経験を味わっても良いのではないだろうか。

元気で健康なうちに本来のあるべき姿の仕事を自分で作り出す。そんな挑戦を一度味わってみて欲しい。失敗は当たり前。諦めなければ失敗はない。失敗から色々な見えていない知識を学べる。会社を起こした創業者の気持ちを理解し始めるはず。勇気がいる。リスクを取る勇気である。何をやるにしても勇気がないと始められない。

定年退職後のシニアの生活は残された人生の時間で「自分の勇気を試す」ためにある。会社で学んだ職歴がどれほど世の中で実用的であるかが分かる。大学で学んだ知識が会社組織でどれだけ生かされただろうか。今までの人生経験、労働から自分が自活できるスキルや知識を取り出して挑戦してみる。

結論

自分のスキルや知識がお客さんの人生を良くするということが実感できれば、それに値する報酬が自分の力で得られる。その報酬をもらう時の味は美味しい。

  • 一人で16年間生計を立ててくるともう二度と組織に頼る生活が精神的にできなくなる。
  • 自活が出来る力が身に付くと世の中の仕組みがもっとはっきり見えてくる。経営者側の物の考え方が自然と分かってくる。
  • 人生は一度しか無い。今まで生きてきた知識と経験を自営業者として活かして見るチャンスがある。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。