定年退職して起業をしようとしている60歳代のシニアは、99%失敗する。自分でお金を稼いだ経験が少ないからだ。やること全てが初めての体験となるので悪意ある詐欺師が暗躍する。ビジネスの初心者という弱みに付け込んで運転資金をもぎ取ろうとする。ビジネスを知らないシニアは騙されやすい!
シニアの起業は、ギャンブルのような始め方をしてはいけない!
失敗するリスクを取り込んだビジネスプランを作ることだ!
時間と生活費の面で余裕があるシニアならば、起業を焦って始める必要はない。起業したいあなたに必要なのは、起業体験だ。半年間ぐらい知人が始めるビジネスに参画して起業体験をまず経験することだ。起業のインターン経験を知人のビジネスで学ぶ。
その経験を肥えにして自分がやりたいビジネスを考える。そのビジネスプランは、収益モデルが最低3つ無ければ失敗する。一つの収益モデルでは、上手く行かなかたらそれで終わりになるからだ。2つ目、3つ目の収益モデルでお金を稼げれば、上手く行く可能性が出てくる。
シニアの起業は、上手く行かなかった起業経験から失敗するリスクを下げることが出来る。起業は、失敗しながら落とし穴にはまらないようにビジネスを継続することだ。ビジネスをやりながら、収益モデルの方向修正が発生する。計画と現実のギャップがやってみて分かるからだ。
上手く行かないというリスクを先に運転資金と時間面で対応させておくと精神状態を平常に保てる事ができる。これをやらないと失敗という絶望感で先が見えなくなる。シニアは石橋を叩いて渡るぐらいの慎重さを計画に入れておくべきだ。
起業セミナーでは、成功事例ばかりプレゼンされる。本当は、失敗事例のプレゼンが一番役に立つ。誰もが自分の失敗を話したくない。だから、失敗事例は為になる。成功事例は、誰もが喜んで話す。そこには、これから始める起業家の餌はない。
これをやれば必ず成功するなんて言うコツはない!
自分が始めるビジネスは、自分でしか分からない。新しいビジネスであれば、やってみなければ分からない。未経験はリスクである。少しでも起業に関する経験を事前に味わう事だ。まずは、他人ビジネスで学ぶ。それが一番参考になる。
有料の起業セミナーにお金を払うならば、手弁当で知人の起業を手助けしたほうが良い。