2018年1月1日施行された「休眠預金」に関する法律で注意することがある。この法律は、「10年間異動がなかった口座の預金は休眠預金に移管され、民間公益活動に活用される」と言うものだ。「異動」は残高が変わるような取引を言う。つまり、入出金があれば良い。口座の残高照会や通帳への記帳などは残高が変わらないので行っても異動として認知されない。
銀行と郵便局では、「休眠預金」の取り扱い方が違う。郵便局にあるお金が20年2ヶ月間何も入出金の「異動」がなかったら、そのお金は国に没収されて権利を失う!
買い物難民になる老人問題はニュースなどで知っていたが、ゴミ出し難民になる老人問題は初耳であった。
ゴミ出し難民になる3つの要素
この3つが主な原因のようだ。普通の生活が出来なくなった時点でゴミ出し難民になる可能性は高くなる。
買い物難民になる老人は、電話さえできれば食料品や日常品を配達してくれるスーパーマーケット店が助けてくれる。ゴミ出し問題は、ゴミ出しを代行する便利屋に依頼するしかない。お金がいる。
若い人たちは、自分たちがいずれ老人になると言うことを強く意識していない。私を含めて老いてくるとそれを意識し始める。多分、誰もがそうだろう。今、私が直面していることは、今の若者たちがいずれ直面することである。
老いは誰にでも訪れる。20歳代、30歳代の息子たち世代の若者は会社を卒業して社会に自分の居場所を失った65歳過ぎのシニアの生活を知らない。若いうちに60歳過ぎのシニアがどのような問題に直面するかを認識して対応策を考えるべきである。
65歳を過ぎると人生は下り坂。イノベーションで社会の仕組みがどんどん進んでいく。キャッシュレス決済が当たり前と思っている若者の世界にシニアは入っていけない。クレジットカードの使い方でもインターネットで使用明細情報を見ることになる。パソコンやスマホの使い方に熟していないとウエブ明細書なんて見れない。
時代に付いて行く事ができないシニアが増えている。そんな事実を若者たちは気にもしない。老人の世界に住んでいないからだ。でも、いづれ誰もが老人に成っていく。
座骨神経痛という言葉を老人たちがしきりに言っていたことを思い出した。多くのケースは、椎間板ヘルニアから発生する場合が多いという。加齢から来る椎間板ヘルニアなのだろうか。左の腰から左足膝まである角度で動くとしびれを感じる。座って立つ時にもしびれを感じる。夜寝返りをする時にもちょっと痛いしびれを感じる。
最近、また、腰痛で苦しむ。前回の椎間板ヘルニアは幸運にも3ヶ月ぐらいで自然治癒した。今回は、ある角度で前屈したり、反ったりするすると両足付け根外側の筋肉に鈍いズンとした痛みが走る。この現象が発症して2ヶ月が経過した。現在は、時々、両足付け根外側の筋肉に鋭い痛みが瞬間的に味わう程度に回復してきている。
感じとしてある角度で前屈したり反ったりする時に神経に障る。その痛みの程度が時間の経過で和らいでいる。何らかの原因で腰椎に何かが起こり椎間板ヘルニアのような状態になったと解釈している。
私の経験から「腰痛の多くの場合、自然治癒する」と言うのは本当である。こればかりは人による。私の場合は幸運にも自然治癒で腰痛が和らいできた。椎間板ヘルニアが自然治癒したのは今回で2回目である。腰痛がひどい初期の頃は焦って鍼治療やマッサージをやって頂いたが椎間板ヘルニアにはほとんど効果がなかった。
仕方ないので自然治癒に任せることにした。1週間単位で症状が緩和してきた。日によって良い時と悪い時が混在するが1週間単位で様子を観察するとちょっとづつ痛みが緩和してきていることがわかる。
お金を払えば健康が買えるという時代はまだ先である。今はお金を出して健康予防をするという時代である。70歳を過ぎると疲れやすくなるという。年に1%づつ筋肉の量が減少していっているからである。知らないうちに筋肉量が減り、筋力も衰える。それに気が付いた時に筋トレを始める人が多い。
70歳代は体の免疫力低下が病気となって現れやすい年代である。持病がないシニアは少なくなる。自然と意識は健康を維持するにはどうしたら良いかになる。一般的に仕事をやめて自由な時間を持て余しだすと体を活発に動かす活動が少なくなる。運動不足がそんなシニアに蔓延する。
運動不足はシニアから体力を奪う。知らないうちに筋肉量と筋力を失っていくため気が付かない。筋肉を鍛える生活習慣がないと健康で元気なシニアに成れない。多くのシニアは意識して散歩をして脚力を維持しようとするが、散歩では決して足の筋肉を増やすことは出来ない。筋肉の損失を遅らせるだけである。
元気に歩き回れる脚力を失ったら健康に悪影響を及ばせる循環に入っていく。新陳代謝が衰え、食べる量も減っていく。筋肉量が減ると熱を出す量も減ってくる。体温調整機能もおかしくなる。偏った食事が多くなると低栄養状態に知らずしらず成って行く。
シニアにとって筋肉量を維持するための筋トレは必要ではなく、必須になる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。