暑い日に自宅から20分掛けて最寄りの駅まで歩く生活は厳しい。駅の近くにスーパーがあるので必ず立ち寄って冷たいスポーツドリンクを買って電車が来る間に喉を潤す。暑い日は20分間外を歩くだけでも体から水分と塩分が流れ出る。
体がだるくなる前に適度の塩分と水分を体に補給しないと知らない内に熱中症になる。暑い日を涼しく過ごす方法を実行して体の負担を和らげるに限る。汗をかく事は正常な体であることを示す。老いて来ると体の体温調整機能が衰えて来て水分補給が必要な状態にいるのにそれを感じなくなる。
シニアが暑い日に外出する時は必ず塩分と水分を補給するスポーツドリンクを歩きながら飲む必要がある。喉が渇かなくても1時間おきぐらいに一口水分補給をするほうが無難である。
数カ月後に長男の嫁に第二子が生まれる。私達夫婦にとって二人目の孫になる。孫が生まれると自分の年齢を感じる。もう、孫がいる年齢になったのかと。子供が独立して結婚。3年後には初孫を迎えた。そして、5年後に二人目の孫である。
孫が増える度に歳を取って行くのが分かる。孫が言葉を自由に操れる年齢になれば自然と孫からおじいさん、おばあさんと呼ばれ、その呼び名が定着する。そうなると自分たち夫婦は老人になったということになる。
世代が子供から孫に変わって行く。私達夫婦の人生時計は今何時なのだろうか。今66歳の私の人生時計は、20時30分。人生時計 http://s-deck.jp/lifeclock/
あと3時間と30分しか私の人生は残っていない。そう思うとこれからの余生は時間とともに消えていく私の人生になる。
定年退職後、誰もが夢見ることは自分のキャリアが生きる再就職である。そんな再就職先は簡単に見つからない。99%無理かもしれない。自分の都合を優先したいならば、自分のキャリアとスキルと知識を使ったビジネスを起こせば良い。自分の得意で起業が出来れば、夢を実現できるし老後の生活もエキサイティングに成る。
多くの定年退職者は希望の職を探せば探すほど自分のキャリアが直接生きない、意に反するような職場に追いやられる。現実の世界は思うようには行かない!再就職できる職場が見つかるだけでも幸運である。
人生100年と言っているが、実際は短い人が多い。平均寿命が80歳としても50%は他界している。70歳から80歳にかけてこの世から消えていくシニアが増える。後悔のない人生を送るには、自分の意に反するような老後の生活を送らないことである。
定年退職後にはこんな選択肢がある。
1と2の選択肢が取れるシニアは少ない。多くは4の選択肢になる。定年退職後の新しい世界を自分で築いて行けるシニアならば、自分が作る世界に再就職することになる。
定年退職後に同じ会社で再雇用され会社を卒業する人が多い。もう、組織の歯車で1日中働くのは止めにしたいと思っているはず。私は、51歳から起業しているので自分の仕事量を自分の都合でコントロールが出来る。組織の中で使われているという感覚はない。一人で生計を立てているからである。
この世の中で自分の都合を優先して働ける再就職先はない!特別なスキルを持っていて会社側から強く求められるならば、自分の条件を提示できるが、そんなシニアは65歳以前に独立しているだろう。
人手不足と言われる分野は、単純に手足になる人材を求めている。アルバイト募集の仕事を見れば、それが見えてくる。アルバイトは、時間単位で仕事をする時間の融通性が高い。生活費であまり困っていないならば、アルバイトで自分のニーズを満たすほうが仕事探しで苦労しない。
自分がシニアであると自覚する前までは、容貌、健康、老後のお金、孤独、居場所、生きがいなどに意識がなかった。還暦のお祝いを家族にされてから、自分がシニアになったという事を認識し、容貌、健康、老後のお金、孤独、居場所、生きがいなどを意識し始めた。
老いは確実に顔や頭の毛に出てくる。顔にはしわやシミが多くなり、顔の皮膚の張りも衰えてくる。頭の毛は黒からグレー、白になる。髪の毛の厚みもなくなり、薄くなる。顔や頭を見て周りの人は、私を「老人」という言葉でくくってしまう。
老人になると一人で生活をする時間が増えてくる。長生きをすればするほど心を分かち合える友人や伴侶がいなくなる。孤独の感じ方は人様々であるが、60歳以上のシニアのうち30%ぐらいが親しい友人がいないという。老後の付き合いは表面だけのお付き合いになりやすい。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。