66歳、起業歴15年のシニア男性である。もし私が就活生ならば、どんな人生を模索するか参考までに書いておきたい。もう、ここに書いたことを実行できない年齢になっているので夢でしか無いが読んだ若者に参考になるのではと思う。
私の人生は、「夢追い人」の人生である。最初から起業したいという気持ちはなかった。起業という言葉自体も頭になかった。さらに、起業できるという自信もなかった。
だが、人生は奇異なものである。51歳の時に起業して15年間が過ぎ、生涯現役でビジネスを続けようとしている自分がいる。健康で元気な体があれば、何歳になっても夢を追うことが出来る。若者とシニアの違いは夢を追うために与えられた時間である。
70歳のシニアが自分の夢を追うために起業しても試行錯誤が出来る年数は10年ぐらい。20歳代の若者ならば、30年以上時間的余裕がある。就活生は希望の会社に入社できれば安泰と考えるが、60歳を過ぎた頃の生活や仕事について何も考えていない。
本当の人生は会社生活から離れてから始まる。自分ひとりでどう自活して行くかである。他人の会社に頼れない年令になった時、本当の人生が始まる。私は起業という選択をとった。最終的に起業したければ、こんなキャリアを経験してみてはどうか。
"Miracle on 6 train"というタイトルで2013年にアップされたYouTube動画がある。貧しい黒人の女性がニューヨークの地下鉄の電車の中でバラの花を販売していた。お客の男性が、そのバラ1本いくらと?聞いていた。女性は1本1ドル、15本買えば14ドルでいいよと答えていた。その時、この若い男性は、思わぬ行動に出た。貧しい黒人の女性は、聞いた言葉を信じられなかった。
この動画を見た私も途中で目頭が熱くなり涙が出てくるほど感動した。いつか、私もこんなことをやってみたいと思わざるを得なかった!
81歳の老人男性の体を見て欲しい。筋トレをすれば、こんな体になれる。ここまで行かないにしても筋トレで筋肉を増して、健康な体を維持できるようになる。81歳の現役ボディービルダーであるが、81歳でも筋肉を鍛えればここまで体を作ることが出来るという証拠だ。朝日新聞2018年6月24日の朝刊の記事である。
81歳の金澤さんはボディービルダーであるが、普通の80歳代のシニアの体を比較してほしい。筋トレを続ければ金澤さんのような筋肉を身につけられる。年寄りだから筋トレをしても筋肉は増えていかないと思っているシニアは金澤さんの姿を見てほしい。
筋肉は60歳代から急激に衰えて失われて行く。この老化現象を克服するには筋トレをすることである。筋肉は継続的に与えられる体への負荷に適応しようとする。その結果、年齢に関係なく筋肉が増える。
都会での生活は、お金が無いと回らない。生活コストが田舎と比べて高い。都会の利便性と刺激を求めて高齢者たちが郊外から都会に引っ越して来る。経済的に余裕がある高齢者は、お金で生活を維持できるが、お金が不十分な高齢者は、都会での生活は無理である。
お金が無くなると食べる物も買えなくなる。飢え死状態になる。生活困窮者として都会で生活するのが高齢者にとって本当に幸せなのだろうか。
介護費用の支払いで本人の代理としてお金を引き出す手続きを銀行窓口でしたのだが、面倒な手続きをしないとお金が引き出せないことがわかった。銀行側は、本人が引き出し手続きをしていただけないとだめだという。介護ベッド状態にいる本人は、銀行まで歩けない。その状況を説明しても代理人ではお金が引き出せない。
高齢者の住宅が多い地域であるためとオレオレ詐欺事件の影響で多額のお金の引き出しに銀行は過剰反応している。高齢者は、銀行から簡単な手続きでお金が引き出せるよう準備しておいたほうが良い。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。