学生時代は、月曜日がブルーマンデーであった。会社員の時も同じだ。金曜日は、全く逆で翌日が土曜日で休みなため解放感で興奮気味になる。週末の休みは、学校や会社からの制約が無い。
64歳の私には、もう、学生や会社員と同じ感覚が無い!
学生と会社員を卒業し、社会の組織からの制約を受けない生活をしているからだ。自分で生計を立てながら生きているビジネスマンだ。自分の行動はお客さんしか制約できない。今にお客さんの制約からも解放されるかもしれない。
家内の父親が一人で自宅生活をしている。93歳の高齢なため、いつ、体の調子が悪くなったり、転倒したりするか分からない。取り合えず、毎日決めた時間に父親から私の自宅まで電話がある。電話が無い時は、何か父親に問題が起きたという事だ。ここまでは、良いのだが。この後のことを良く考えていなかった。
義父が一人で自宅生活が出来なくなった後、自宅は誰も住まなくなる。人が住まない自宅をどうしたら良いか。一般的に有料介護付き老人ホームに入居する時、多額のお金が発生する。その費用を自宅不動産の売却で用意する。自宅不動産の売却は時間がかかる。直ぐには売れないし、交渉事である。
困った!(まだ、義父は元気で一人生活を自宅でしているのだが、それが出来ない時期が来るのが分かっている。)
定年退職後に起業を考えているシニアは、やりたい事が有るシニアである。普通の定年退職者は、転職を先に考える。自分で人生のリスクを取らないで他人にぶら下がりたいからだ。仮に転職が出来ても時間の問題で職を失う。年齢制限で雇止めになる。それは分かり切ったことなのだが、自分でビジネスを起こすという考えがない。
雇止めにあっているシニアは、今度はパートやアルバイトに走る。こちらも時間の問題で仕事が少なくなり、最終的に無職になる。年齢から来る制約は大きい。
出来るだけ長く仕事をして老後を楽しみたい人ならば、起業が一番良い。自分でコントロールが出来るからだ。経営者から君はもう会社に来なくても良いと言われない。今度は、自分が経営者になる。経営者の世界は、従業員の世界と180度違う。自分がやったことがそのまま自分に帰ってくる世界だ。
”Chromebookオフ会”に参加するため、横浜から渋谷に出かけた。渋谷は、横浜から東急東横線一本で安く速く行ける。そんな地理的利便性で若者たちが集まる渋谷に出かけた。リュックにASUS Chromebook Flip C302CAとアクセサリー類を入れて初めてお会いする主催者に会いに行った。場所は、スパイスマジックというお店でモンベル渋谷ビル地下1階にあるインド料理店。早めに行ってランチをすることにした。
Chromebookは、GoogleのChrome OSが稼働するノートパソコンの総称である。知っている人は知っている。ChromeブラウザーでWindowsパソコンと類似の事が出来るノートパソコンである。日本では、製品自体の販売が多くないため使っているユーザーは少ない。ほとんどは、米国のアマゾンで個人輸入して使ってしている人たちだ。私もその一人だ。
Chromebookユーザーという共通の櫛で繋がった少ないユーザーたちが集まるオフ会である。
仕事から離れた元会社員は、スーツ姿で外出する事が少なくなる。特別なイベントでスーツ姿を要求しない限りジャンパーとジーパン姿ではないか。特別なイベントが稀なのが老後の生活になる。スーツを着ると会社員時代を思い出す。スーツを着て、ネクタイをつけて、革靴を履く。ビジネスマンの鎧姿になる。
会社を卒業したシニアは、スーツを着ることがなくなる。必要性がなくなるからだ。それは至って自然なのだが、スーツを着ることで色々なメリットがシニアに生まれてくる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。