クレジットカードが溢れている。イオンスーパーに行けばイオンクレジットカードの勧誘があり、高島屋デパートに行けば高島屋クレジットカードの勧誘がある。三井のアウトレットパークに行けば、三井のクレジットカードの勧誘を受ける。いつも、なぜ、こんなにクレジットカードの勧誘がなされるのか悩む。既に、純粋なクレジットカード機能だけのカードを10枚近く持っている。銀行のキャッシュカードにクレジットカードがあるカードを含めると15枚ぐらいになる。
時代は電子マネーの時代である。スマホに決済アプリを入れて電子決済も出来る。シニアにとっては、理解できないお金の使い方だ。クレジットカードは、まだしもシニアにとって理解が及ぶ。良く聞くことは、定年退職する前にクレジットカードを作っておけと言うことだ。
定期収入と仕事がなくなるとクレジットカードが作れないと知らされていた。現実は、年金受給者でも簡単にクレジットカードを作ることが出来る。
目次
シニアはクレジットカード2枚だけで十分!TPOで使い分ける
今は、年金受給者である老人でもクレジットカードを取得できる時代である。クレジットカードを持つという点では、何も障壁はないが審査がある。信用度がある程度あるシニアであれば、直ぐにクレジットカードが発行される。早くて2週間、遅くて1ヶ月ぐらいでクレジットカードが届く。
私はクレジットカードを10数枚持っているが、いつも使っているクレジットカードは1枚だけ。それも、年間使用料が発生するAMEXのクレジットカードを使っている。海外旅行をするときに便利だからだ。海外旅行に行かなくなったらこのカードを解約する。
アメリカン・エキスプレス・カードが使えない時にVISAクレジットカードを使う
時々、お店でAMEXクレジットカードが使えないときがある。そんな時のためにVISAクレジットカード(年会費無料)+Tポイント機能を使う。AMEXを常時使い、VISAはAMEXが使えない場合に使う事にしている。使い分けである。AMEXは年会費を支払っているので使わないと損。
睡眠カード(持っているが使っていないクレジットカード)は特別な事情がない限り使わない。
クレジットカードを使う時は1万円以上の買い物や現金がない時に限定している
いつもは現金主義でクレジットカードでの支払いは特別な時に限定している。財布の中には1万円ぐらいしかない。1万円を超える買い物が発生したときにクレジットカードを使う。毎日1万円なんて現金を使わないからだ。コーヒー代とランチで1日が終わる。
万が一の時、現金が足りない時がある。そんな時にクレジットカードの出番がある。
借金が後から追って来るクレジットカード決済
クレジットカードの決済が1ヶ月後、2ヶ月後にやって来る。いつも、忘れた頃に銀行口座から引き落とされる。これが私は嫌だ。だから、いつも、出来るだけ現金で済ませている。本来のクレジットカードの使い方は、非日常時に予期せぬ支払いが発生した時に使うのに限る。
クレジットカードでの買い物はお金を使ったという感覚を鈍らせ、使い過ぎを起こさせる。お金を使う痛みを感じない人ほどクレジットカードは使うべきではない。現金での支払いならば、財布に現金がある、ないで使えない。クレジットカードは現金が財布になくても使えてしまう。その代わりあとで借金が追っかけて来る。
米国では、全てクレジットカード決済で買い物が出来てしまうため大金を持ち歩かない。大金を持ち歩くと強盗に出会ったときに大損するリスクもあるからだ。米国は日本より強盗に出会う可能性が高い国だからだ。プラスチックマネーであれば、窃盗や強盗に遭っても盗まれない。盗まれても保証されている。
家内はデパート関連のクレジットカードを数枚持っているがクレジットカードを見せる事で割引を受けるためだという。決してクレジットカードで決済はしていない。
クレジットカード明細書が紙からウエブ明細になる問題
クレジットカード発行会社が紙で郵送するカード明細書を止め始めた。必要な方は有料で発行すると言う。明細書で履歴を見たければ、PCやスマホでウエブ明細を参照することになる。または、スマホのアプリをインストールして設定する必要がある。
PCやスマホを使い慣れていないシニアや理解できない高齢者はウエブやスマホアプリでカード明細を見ることが難しくなる。家族の支援がないと対応ができない。クレジットカードを複数枚使っているとそれぞれの明細をウエブで見ることになる。紙の明細書であれば、いらぬ労力なく確認ができるのだがウエブ明細は面倒である。
シニアはいつも使うクレジットカードを一つにしないとウエブ明細を見ることが面倒になる。紙の明細書を継続するならば、お金が1通あたり110円前後発生する。無駄なコストである。私も仕方なくウエブ明細に切り替えた。毎月ウエブ明細書をダウンロードして印刷している。この作業ができるシニアは良いのだが、出来ない人はウエブ明細を見るだけになる。
クレジットカードはシニアの生活で必要か?
多額のキャッシュを持ち歩くことが嫌なシニアはクレジットカード2枚持てば良い。シニアの生活は日銭を使うことが多い。毎日の食料品で小銭が出ていく。現金があれば問題がない。ただ、スーパーマーケットのレジでの支払手続きを簡単にしたいと思っているシニアならば、タッチレス・クレジットカードを使うと非常に簡単。
私のように眠っているクレジットカードがたくさん有るのならば、2枚だけ残してすべて解約すべきである。使わないクレジットカードを持っている必要がない。カードの断捨離は出来る時に済ませたほうが後で楽になる。本人でないとクレジットカードの解約は簡単に出来ないからだ。
海外・国内旅行に出かける時にクレジットカードは役に立つ。多額のキャッシュを持ち運びながら旅行するのはリスクがある。時代はキャッシュレスの社会に向かっている。その意味合いでシニアもクレジットカードに慣れている方が良い。
結論
クレジットカードはTPOを良く理解して使うべきである。便利なプラスチックマネーであるが故に使い過ぎになるリスクが高い!多額の現金を持ち歩くことがあるシニアはクレジットカードに変えたほうが安全である。体力が落ちた老人が多額のキャッシュを持って歩いていることが分かれば、泥棒に狙われる。