昨夜は夏野菜カレーを家内が作ってくれた。すごく美味しかった。明日の朝もそのカレーが食べれるのが更に嬉しかった。夏のカレーは腐りやすい。そのことを家内に言ったら、腐らないように冷蔵庫で保存していますという答えが返って来た。

curry

私の知識では、温かいカレーをゆっくりと室温で冷ますとウェルシュ菌が増殖しやすい。温かいカレーが入った鍋を水道で冷やすことでウエルシュ菌が増殖する最適温度30~40度前後を急激に下げることが出来る。カレーの温度が室温より下がり、冷蔵庫に入れても温度が上昇しない状態にする。

この知識を家内に話したら、「あなたは神経質過ぎる!!」とカンカンになって怒られた。料理を作る妻がいると旦那は食べるのに困らない。ただ、あまり苦言は言えない。

NPOクラブで活動しているシニア男性がいる。妻が先に他界してひとり暮らしをしているシニア男性も多い。彼らが生活で困ることは料理である。私のように妻の料理に依存しているシニア男性は妻が他界すると料理で困る。出来るならば、妻が元気なうちに料理を学ぶ必要がある。朝食やランチなどは簡単に済ませることが出来るが、夕食はちゃんとしたおかずを作らないと食生活が楽しくない。

料理は時間と苦労が伴う!

妻が怒った理由を今考えて見ると家内が時間をかけて苦労しながら夏の野菜カレーを作ってくれたからだと思う。一つの料理を作る苦労を私は知らない。料理と言う料理を自分で作った経験があまりないからだ。出来るのは、目玉焼き、焼きそば、お好み焼き、野菜炒めぐらいである。

妻は料理を作る人、夫は料理を食べる人という生活が変わる

家内は料理を作る人、私は出来上がった料理を食べる人という役割を当たり前のように思ってきた。私の世代は妻が専業主婦であった。そのため、妻と夫の役割分担が暗黙の了解で決まっていた。夫は働いてお金を稼ぎ、妻は家庭を守る。妻が料理を作るのもそうである。その延長線上で妻が夏野菜カレーを作ってくれた。

自分で料理を苦労して作れば、その苦労を台無しにするような話題はご法度になる。家内は苦労して考えていろいろな野菜と調味料を入れて夏カレーを私のために作ってくれた。本来はそれを感謝すべきであった。料理の経験が少ない私には裏の苦労を感じられなかった。

妻の苦労を感じるのは妻が他界したときからの生活である。一人暮らしが始まり、料理を自分でやらないと食事ができなくなる。料理を作る人がいなくなり、料理を食べる人が料理を作る人になる。食生活は確実に変わる。自分で料理を学び、楽しみながら料理を作るシニア男性は楽勝である。私のように料理を妻に100%依存していたシニア男性にとっては最悪である。そんな日がかならず来る。もし、私が長生きをすれば。

朝食と昼食は簡単だが、夕食は頭を悩ます

私達夫婦の朝食はパン食である。どちらか先に起きたほうが朝食を作る。私が作る朝食メニューはトースト、ジャム、コーヒー、ハムエッグぐらいである。妻も大して変わらないパン食メニューになる。ランチもパスタ、ラーメン、焼きそば、うどんなど1食メニューになる場合が多い。一人暮らしを始めても朝食や昼食の料理で困ることは少ない。

夕食は妻も苦労する。ご飯以外のおかずメニューが多くなる。こうなると私のようなシニアはお手上げになる。私ができることはこんな事ぐらいになる。

  1. 近くのスーパーマーケットで惣菜を買って食べる
  2. 冷凍の惣菜をレンジで温めて食べる
  3. 外食する

この3つの選択肢になる。栄養バランスを考えて生活をするには問題がある。好き嫌いで栄養バランスが偏ったり、カロリー過多になりやすい。健康的な食生活をしないと健康寿命を維持できなくなる。食生活に新しい流れを入れないと一人暮らしのシニア男性の健康は危ない。妻がいると栄養バランスとカロリー量を考えて料理を作ってくれるので安心できる。妻に感謝する必要がある。

新しい食生活を作り出すには

一人暮らしのシニア男性にとって最大の挑戦は自炊である。料理を自分で作るという挑戦になる。料理をする経験が少ないシニアが何から始めれば良いか。私はこんな風に考えている。

1.初心者用の料理本を購入して簡単な料理を試す

2.無駄な食材を残さないためおうちコープらくうまミールキットLP試す

3.毎日自炊しないで週一度ペースで食べたい料理を作る

もし、自炊がうまく行かない場合は冷凍の惣菜や弁当を選択肢に入れる。ただ問題は冷凍庫が必要になる。普通の冷蔵庫にある冷凍スペースは狭いためたくさん保存できない。冷蔵庫+冷凍庫で冷凍食品を非常時を含めて蓄えることが出来る。

自炊を始めてある程度満足が行く料理ができるようになった時点で自炊する頻度を多くする。料理することが面白くなれば一人暮らしのシニア男性の生活は楽になる。

私は家内と生活を共にして37年間も家内の料理の苦労を感じ取れなかった。自宅に帰れば料理が待っているという生活が続いていたからだ。これから自分で料理する機会を増やすことにする。料理を考えて材料を買って下準備するだけでも時間がかかるが、面倒であればおうちコープらくうまミールキットLPを利用する。

夕方、近くのスーパーマーケットに行くとシニア夫婦が大勢きている。お弁当や惣菜コーナーに集まっているのに気がつく。簡単に夕食を済ませるにはすぐに食べられるお弁当を買うのが便利。ただ、お弁当の種類に限りがある。

節約しながら美味しい料理を楽しむには料理の腕を高めるしか無い。そのためには試行錯誤をしながら無駄のない食事をする方法を考えることになる。今夜の料理を何にしようかと悩む妻の姿が頭に浮かぶ。栄養バランスが良い料理を自分で作れるのが老後の生活の目標になるかもしれない。

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結論

妻が他界すると残された夫は毎日の料理で苦しめられる。朝と昼は簡単になんとかなるが、夕食は栄養バランスを考えた料理を考える必要がある。食事のとり方は色々な方法があるが、最終的には自炊になる。自炊をするには自分で料理ができるように料理を学ぶ必要がある。

妻の苦労を料理を作るときに味わうシニア男性が多いはず。妻の料理を食べる人から作る人に変わる。料理を作るのが楽しめるシニアは幸せである。好きな料理を好きなだけ作れ、味を自分好みにすることが出来る。最初から理想を望んでも出来ないので出来る料理から試行錯誤してみる。