65歳を過ぎた知人が新しい転職先を1年以上探していた。彼が落ち着いた先は、ボランティアの仕事であった。65歳を過ぎると彼が出来る仕事が見つからないらしい。と言う前に、ほとんど仕事がないと言っている。あってもどうでも良いような仕事のようだ。朝日新聞の人材募集欄を眺めてもシニアの仕事が乗っているのは、60歳から65歳が中心だ。65歳以上の人の仕事は見つからなかった。
知人がボランティアの仕事をやり始めたのは、暇から逃げるためだ。
65歳以上のシニアが仕事を探す時、正攻法で仕事は探せない。自分の人脈や友人からの紹介で新しい仕事を探すしか無いのが現状だ。または、起業するしか無い。65歳以上のシニアは、普通の生活が出来る体力と知力を持っているのだが、経験していない仕事を学ぶのに苦痛を伴い上手く行かないと言う。それは、私でも想像ができる。
65歳以上のシニアは、自分の特技を専門特化するしか無い!
私は、インターネットビジネスで起業したので今やっている仕事が既に専門特化されている。専門特化されているのでお客を探せば、サービスがお金になって返ってくる。私からインターネットのスキルを無くして全く経験がない分野で仕事を探そうとすると見つからない可能性が高い。インターネットビジネスの特技以外に何か尖るスキル、知識、経験が必要だ。
- 米国の大学を卒業しているので英語、英会話ぐらいは教えられる
- 筋トレの運動習慣を身に付けさせるためのパートナーになれる
- メルマガビジネスをソニーとヤフージャパンで事業化したのでメルマガ全般について助言ができる
- 起業しているのでこれから起業準備している人に助言ができる
上記4つのことは、問題なくできる仕事分類になるが、気持ちが付いていっていない。英語は教えられるが受験英語はだめ。気持ちが乗っていく未経験の仕事ができれば良いのだが、それでは尖った仕事ができない。老いてくるとわがままになる。背に腹が変えられない状況に成らないとだめなのだろうか。
好きなことで新しい仕事を開拓するには、そのスキルを尖らせるための助走が必要だ。時間、労力、投資だ。65歳以上の人には、暇な時間がある。体力も残っている。お金もある。やろうと思えばやれる環境が整っている。好きなことさえ明確にして尖るために学んで行く姿勢があれば良いだけだ。
自分が好きなことは何か?
今から時間、労力、お金を投資して尖るスキルを学ぶ気力があるかどうかだ。やる気がない65歳以上のシニアに説いても何も始まらない。前提条件は、「やる気」である。
65歳以上のシニアが新しいことを始めるには、強い使命感、強い思い、または、強い欲望がないと続かない。いい加減な気持ちで始める人は、途中でや〜めたになるのが見えている。
ビジネスは、年齢に関係なく競争になる。何かに秀でているか、誰も考えつかなかったビジネスでない限り若者に負けてしまう。65歳以上のシニアでしか出来ないことをビジネスにするしか無い。 実社会からしばらく離れた生活をしている65歳以上のシニアは、世の中のニーズを上手く汲み取れるかどうかだ。
今の私がやりたいと思っている仕事は、家内が世間体を気にしてやらせてくれない「ショッピングモールのカート回収」のアルバイトの仕事だ。足腰を鍛えながらお金を稼げるアルバイトである。
この記事「65歳以上のシニアが仕事を見つけるには何が必要か?」のポイントは、
- 知人がボランティアの仕事をやり始めたのは、暇から逃げるためだ。
- 65歳以上のシニアが仕事を探す時、正攻法で仕事は探せない。自分の人脈や友人からの紹介で新しい仕事を探すしか無いのが現状だ。
- 65歳以上のシニアが新しいことを始めるには、強い使命感、強い思い、または、強い欲望がないと続かない。