60歳から65歳までの5年間が好きな仕事を開拓する期間 - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

自分の今までの人生を振り返ってみて、好きな事をやってきただろうか自問してみてもらいたい。

元会社員は、組織に飼い慣らされてきた。「安心と安全」との引き換えに嫌なことも積極的に仕事として割り切って働いてきた。定年退職後は、自分が求めていない仕事を組織が押し付ける環境から、自分が興味を持つ仕事だけを追い求めることが出来る環境に変わる。定年退職の世界はそんな自由が当たり前の世界になる。

80歳までの20年間の人生設計を考えて見る必要がある。年金生活は65歳から始まる。雇用される仕事の多くは65歳で終わる。残りの15年間は自分が考えた人生設計に従って過ごすことになる。どのような人生を送りたいかの目標が見えていると生活のリズムを作りやすい。

65歳で再就職出来ると期待するのはやめよう!特別なスキルや専門領域の知識がない限り定年退職する社員を雇用しない。それが現実である。幸運にも再就職が出来ても70歳までで終わる。年齢制限の壁が会社組織にはある。

65歳から80歳までの15年間をどのように過ごしたいかを考えてから第二の人生の開拓をすることである。

80歳までの人生設計を60歳から65歳までの5年間で作成する

60歳で定年退職する人は、目先の問題を解決することに気を取られがちである。人生は、昔と違って長くなっている。80歳までの人生設計を作る準備をすると再雇用、再就職の先の問題にも気が行くようになる。65歳以降は、自分で人生を作らねばならない運命になる。

60歳から65歳までの5年間は、80歳までの人生設計を作る準備期間として最適である。60歳代はまだ若いし、体力も気力も有るからだ。

第二のキャリアを求めて再就職先を探すだけが定年退職者の取るべき道ではない

80歳まで好きな仕事で残りの人生を過ごしたいと思うならば、自分はどのような仕事が好きなのかを明確にすることである。好きな仕事がイメージできれば、それが次の人生の目的になる。65歳を過ぎると3Kの仕事しかシニアに回ってこない。3Kの仕事を好む人はいないだろう。

65歳までは、自分が求める好きな仕事に辿り着くための試行錯誤の期間になる。その目的地に到達するには、どのような職歴を積めば良いかを考える。目的を持って再就職先を探す。目的を持って起業する。どちらでもかまわない。最終的に自分が求める仕事で80歳まで自活+年金収入で生活ができるようになれば良い

60歳、65歳で会社組織を離れるとき、次に何をして自分の人生を楽しむべきかの目標が有るとソフトランディングができる。多くのシニアは、再就職先を探すことに頭が一杯になり80歳までのロングスパンで自分の人生を考えようとしない。

5年毎に体は老いて行く事を肌で感じ始める。60歳と70歳では、体力の違いが相当有ることに気がつく。体が弱体化する前に好きな仕事を探し、年齢を気にせずに働けるようにする。その挑戦ができるのが、60歳から65歳まで間である。

好きな仕事で年齢を気にせずに働けるようにするには、自分を雇用する選択(起業)しかない。楽しみながら仕事ができ、収入が得られる仕組み作りやスキルを習得する必要がある。

誰かに雇用されて働く仕事には年齢制限がある

65歳までに好きなだけ試行錯誤をする。再就職が出来れば、その会社で自分が求める仕事のヒントを掴む。起業を選べば、起業経験から目指す専門的な知識やスキルが見えてくる。色々な活動を体験して自分という新しい存在を再認識することである。〇〇株式会社の誰それです!から、自分の名前で自分の人生を切り開いて行く。

65歳までの期間に何をしたかで、シニアの余生は酷く変わる。この5年間を無駄に過ごすと後の生活は時間という流れの中で漂うことになる。面白いライフスタイルを楽しむには、好きな仕事を獲得することである。それを誰かの会社や組織で求めるのは非常に難しい。年齢制限が必ずある。

60歳から65歳までは再雇用や再就職で雇用が続けられる機会が与えられる。その5年間に65歳以降の雇用をどうするかのイメージとスキルを得る必要がある。65歳という年齢は、他人の会社で雇用される最終年齢である。再雇用される人は必ず65歳以降の仕事をどうするかの準備をすべきである。

好きな仕事は自分で自分を雇用して生まれる

私は51歳の時に起業して現在に至っている。65歳に向かって3つ以上の収入チャネルを構築しようとしている。65歳になったら、

  1. 年金収入チャネル
  2. CMSを使った法人向けサイト構築で生まれる収入チャネル(既存のビジネスモデル)
  3. メディア・ポータルサイトで作る集客広告収入チャネル(既存のビジネスモデル)
  4. 開拓中の収入チャネル

2と3の収入チャネルは、好きな仕事である。1の年金収入は、最低限の生活をするための保証である。2から4までは好きな仕事と余暇を兼ねた収入チャネルになる。大金が入る仕事があっても楽しむことが出来ない仕事はやらない。稼ぐお金は程々にして、仕事自体を楽しみたい。そのライフスタイルを出来るだけ長く続けたいだけだ。

働く上で一番のリスクは「健康」

60歳と70歳代では健康面で違いが生まれる。70歳を過ぎる頃から体力が落ちて疲れやすくなり、肉体労働が辛くなる。体は年齢とともに弱くなって行く。体の筋肉量も年々減って行き、免疫力も低下する。体を活発に動かすことも少なくなり、楽な生活を求め始める。医者からは生活習慣病の予備軍と診断されて健康に気をつけるよう忠告される。

60歳以降の注目キーワード

  1. 老化
  2. 健康
  3. 体力

この3つのキーワードが老後の生活で重要視される。老化が酷くなると体力も落ちて健康維持も難しくなる。60歳、65歳、70歳、75歳、80歳の時の体で何が違うのか。老化と体力である。健康はこの2つの要素に影響される。

80歳までの人生設計を考えるときに老化、健康、体力の要素を考慮する必要がある。今の健康と体力をずっと維持できない年齢がやってくる。その年齢が70歳なのか、75歳なのかで仕事を続ける、辞めるの判断が必要になる。

65歳から始まる第二の人生は老化する体と健康を考慮した計画で始めるべきである。私は今年68歳になる。緑内障で右目の視野欠損が酷くなっている。70歳を過ぎた頃には右目で文字を読めなくなる。それを考慮した余生を考えないといけない。

結論

誰かにぶら下がってお金をもらう生活は続かない。最終的に誰もが自分で自分を雇用してお金を稼ぐしか無い。先に経験をすればするほど、自分でおカネを稼ぐコツを見つけやすい。頭の中ではそれが分かっているが、実行できないシニアが多い。どうしても、「安心と安全」を組織に求めてしまう。それを会社に求めても、

組織は、お断りと言ってくる!

そんな現実を体験する前に自分で動くことだ。他人に頼るのではなく、自分に頼る思考が強く持つするために60歳から65歳までの5年間を試行錯誤する期間にする。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。