70歳までに起業で自分の仕事を作るのと再就職するのとではどちらが良いのか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

65歳で退職する会社員の中には、もう仕事はたくさんだと感じて再就職を考えないシニアがいる。これからは、やりたい事をやって過ごすと意気がる。確かにもう十分働いて来たと思う。この辺で制約される環境から逃れて自分の自由を取り戻したいと思うのは当然。

やりたい事が沢山あるシニアは、幸せである。やりたい事だけで新しい生活のリズムが作れる。もし、新しい生活のリズムが作れなかったらどうするべきか。皆、そんな事は事前に考えていない。現実は好きな事で新しい生活のリズムを作ることに失敗している。

私の兄は68歳で自営業を辞めて仕事を引退した。今までやりたくて出来なかったことをやるために自由な時間を楽しもうとした。問題は、新しい生活のリズムを作れなかったため社会とのつながりが切れて孤独でつまらない生活に入ったことである。働き続けていれば、以前の安定した生活のリズムで社会とのつながりを維持して正常な生活が送れていたのではないかと私は思う。

起業で新しい生活のリズムが作れれば、精神と肉体の安定剤になる

老後の資金を心配している65歳のシニアは、目先の再就職先だけを考えないことである。人生は一度しか無い。時間は有限。誰かの下で働くよりも自分がボスになってお金と自由を得る機会を探しても良いのではないか。

再就職先を見つけるための時間と労力を起業に向けるほうが得るものが多い!

年齢は雇用する側にとって非常に気に成る要素である。若い人たちと一緒にやっていけるだろうか。インターネットやコンピューターで仕事が回っている環境について行けるだろうか。体力面で問題がないだろうか。健康面で問題が起きないだろうか。考え方が柔軟で今の組織に適応できるだろうか。経営者は、シニアを雇用する時に若い人を雇うよりも多くのことを心配する。

65歳の応募者よりも60歳、50歳代に応募者に目が行く。応募者が多ければ多いほど書類審査で落ちていく65歳である。再就職は誰が考えても難しい。60歳の時の年齢の壁よりも65歳の壁のほうが100倍高い。希望する会社が見つかっても面接までもいけない現実がある。努力しても無駄になる時間が増える。

特別なスキルと専門的な知識があっても自分をアピールするチャンスが与えられなければ、再就職は無理。

「誰かの世話で仕事をもらって働く考え」を改める年齢が65歳の節目になる。自分をアピールする能力があるならば、その才能を起業という分野で活かしてみるべきである。自分の得意で起業するシニアに私はチャンスが有ると思っている。

イチから何かを始めるには年齢が行き過ぎている。今までの人生で培ってきたスキルや知識、そして、経験を応用して自分の手でお金を稼ぐ。そのための時間と労力に方向を変えたほうがメリットが大きい。

小遣い稼ぎの起業でも良いから1円でも自分でお金を稼げたら、自分でも出来るんだという気持ちになる。雇われ生活で頂いていた給与というお金の重さと比べてどうだろうか。自分の汗水で稼いだ1円ほど価値がある物はないと思うはず。私が起業して最初の売上を立てた時は、言葉に表せないほどの幸せ感を頂いた。

自分の手でお金を稼げたと感じたら「雇われる生活から自分を雇う生活にシフト」できたと思うはずである。

65歳で雇用されても70歳で雇い止め!起業という選択を考えるべきだ!

やっとのことで再就職先で雇用されても本当に70歳まで働き続けられるだろうかと心の片隅に疑いを持っている。年次更新での雇用の場合が多いからだ。70歳になる前に雇い止めになる可能性はある。会社の売上に数字で貢献できる成績を出せば70歳以降も雇用され続けられるかもしれないが、そのような実力があるならば、その分野で独立したほうがもっと望みがある。

営業力でお金が稼げる実力のある会社員は、自分で起業する。営業の才能があるシニアは、営業支援とか、営業代行の会社を設立して自分の得意でお金を稼いでいく。

自分の才能をムダにしないためには、起業で自分の可能性を試してみることである。やってみなければ分からない世界がビジネスの世界である。

自分を雇う世界は、雇用される世界と180度違う。今まで見えていなかった世界やルールが見えてくる。経営者が従業員に知られたくないことも見えてくる。

年金生活に起業を加えてお金と自由を得る

65歳になると年金収入が得られる。これに起業で稼いだ収入を加えると生活に経済的な余裕が生まれる。同時に「毎日が日曜日」にならない仕事も生まれる。雇用される生活を続けるよりは、自分で自分を雇用する生活を送る方が将来性がある。雇用される生活続くのは70歳までが限度。後は自分で自分を雇用する起業である。

老後の生活は、年金だけでは足りない。そう思うシニアは多い。だから、65歳を過ぎても働き口を探す。そろそろ、他人に頼る生活から縁を切って自分の力で生活する挑戦をするべきではないか。年金収入は確実に減額されて行く。起業でお金を稼いでいれば、年金収入が減っても何も心配はいらない。老後の生活は、複数の収入源を持つことで安心と安全が維持される。

結論

  • 65歳で再就職が出来ても70歳で雇い止めになるのは誰もが分かっている。
  • 65歳という年齢は、雇われる生活から自分を雇う生活にシフトする年齢である。
  • 老後の生活は自分が作り出した仕事で社会とのつながりを維持する。それが精神と肉体の健康を維持させる。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。