スターバックスで知人のビジネスマンと話をしていた。製造業は人手不足だそうだ。仕事があっても製造をする人が足りないという。2020年は、新卒にとって楽な就職活動になりそうだ。どの企業も若い労働力を求めている。中小企業も同じだが、若い労働力を確保できないでいる。彼らの目は、外国人労働者と高齢者に行く。
高齢者が求められる仕事!
私が住む大規模マンションは、清掃業者がシニア労働者を沢山雇用している。マンションの周りの草木の手入れからゴミ収集場の掃除まで。目が合うとかならず先に挨拶をしてくれる。年齢的には、65歳から75歳代の方が多い。雑草の手入れなどは、女性高齢者がほとんどだ。庭いじりで慣れているのかもしれない。
裏方の仕事で高齢者が活躍している場合が多い。
若者たちが関心を示さない裏方の仕事。健康で体が動かせるシニアであれば、建設現場の警備、交通整理、マンション管理人、清掃業務、スーパーのカート回収やゴミ処理などがある。もっと知的な仕事を探そうとすると、専門職の領域になる。
例えば、
外国語が得意な高齢者は、警察署で募集している通訳に登録(神奈川県の場合)してみるのも良い。多少条件が付く場合がある。通訳者は、資格などが無くても英語や他の言語が得意であれば良いとの事。
飲食関連は、3Kと呼ばれているがファーストフードチェン店ではシニアのスタッフを雇用し始めている。若い労働力が集まらない。高校生や大学生はもっと時給が良いアルバイトに引きつけられる。シニアスタッフを募集しているモスバーガーは有名である。ファミリーレストランのすかいらーくグループもシニアスタッフを募集している。
ブラック企業で働かされないよう名の知れた大手の会社でシニアの仕事を探した方が安全でシニアが働ける環境が整っている。
保育士・教育職系のシニア・60代以上歓迎の求人情報で捜すと色々と仕事が見つかる。保育と介護業界は、常時人材不足である。若い人たちは、給与が低いので長続きしない。その上、社会経験が少ないので幼児や老人の対応が上手く出来ない。シニアは人生経験が豊富だが、体力が無い。長時間の労働で問題がある。労働時間を上手く調整できれば、シニアでもちゃんと労働力として働ける。
これから需要が強くなる仕事や業界は、
- 観光関連の仕事(通訳、観光ガイド、案内、受付など)
- IT業界
- 保育や介護業界
- 宿泊業界(ホテルの稼働率90%以上で賃貸物件を民泊に使い始めるのだが、管理者が必要になる)
観光客が海外からやって来る。2020年に開催される東京オリンピックに向かって世界中から観光客がやって来る。大都会だけで無く地方にも観光客はやって来る。絶対的に不足するのは、英語や他の拳固を話せる、理解する人材だ。この分野でシニアが活躍できる事は確かだ。少しでも英語が出来て翻訳端末機(タブレットなど)を操作できれば、一寸した案内やコミュニケーションが外国人と出来るようになる。
これから需要が見込める分野でシニアが出来ると思われる仕事を探してみれば、自分でも働ける仕事が見つかると思う。労働者不足の日本だからだ。