この写真を見て何も感じないシニアの男性は性を感じる機能が衰えている高齢者男性である。男の性欲は若さのバロメーターと言われる。女性は更年期を過ぎると女性ホルモンが急激の衰えて性に対する欲求も減少する。男性の更年期という物があるのか、無いのか分からないが、性に対する欲求でそれが分かるのでは無いだろうか。
シニアの老化は体に出てくる。年齢が70歳を過ぎれば老化が足に出る。脚力が衰えて長距離を歩けなくなる。走ることも難しくなり、体力を要求する仕事も敬遠し始める。今まで出来ていた事が出来なくなったと気がついた時に老化は既に始まっている。どうすれば老化を遅らせることが出来るのか。
先日、横浜駅前西口で魅力的なシニア女性を見かけた・・・と言っても後ろ姿だけだが。ブルージーンで足下から腰までフィットしたタイトなジーンズをはいていたシニア女性である。細身の女性であった。背筋が伸び姿勢が良かった。
シニア女性が若く見えるときがある。背筋が伸びて姿勢がよく派手な色で着飾った洋服に素朴なジーンズをはいたシニア女性。肥満体でないシニア女性はタイトで体にフィットしたジーンズファッションが良く似合う。その上若さを演出することが出来る。
若さを感じるシニア女性は後ろ姿のシニア女性が多い。女性の姿勢とファッションは老いをカモフラージュする。体にフィットしたタイトなジーンズはその目的にあっている。
70歳以上のシニアは自分の足の筋肉が衰え始めている事に気がつく。80歳代になれば多くのシニアは歩く事が面倒になり外出が少なくなる。そして、段々と自分の足で歩く事が難しくなり、杖や車椅子がないと行動範囲が広まらなくなる。80歳を越えた両親を喜ばせるには彼らの足になってあげる事である。
足の不自由なご両親をドライブ旅行に連れ出す。日帰りドライブから宿泊ドライブ旅行に発展させる。杖や歩行器で歩ける程度ならば、宿泊ドライブ旅行も可能になる。ドライブ旅行で非日常の時間を作ってあげると喜ぶ。日帰りドライブならば、月に2回。宿泊ドライブ旅行ならば季節のシーズンごとに行ける。
ドライブ旅行は時間に追われない。好きな地点で止まって景色などを楽しめる。行きたい場所に行ける自由があるので老いたご両親の希望を叶えられる。どんなにお金があっても行動の自由が制限されると幸せを感じない。老人が抱える不自由な身体を自由にさせる支援は誰にでも喜ばれる。ドライブ旅行で行きたい場所に連れて行くことが老人を喜ばす。
私は意識してネクタイとスーツを着ている。それには理由がある。起業して一人で働いている。インターネットビジネスであるのでネクタイやスーツを着て営業する必要がない場合が多い。法人相手のビジネスであればネクタイとスーツ姿は必須である。私の場合は80%のビジネスがインターネットで完了してしまうので服装は自由。
そんな労働環境にいる私だがネクタイとスーツ姿になっている。平日5日間のうち3日間はネクタイとスーツ姿である。67歳になってカジュアルな服装でいると仕事をしていない暇な引退シニアに見えてしまうのではと心配しているからだ。
60歳代のシニア男性の多くは働こうと仕事を探している。健康も気力もあるのだが、探している仕事が見つからないだけ。自宅を出るときにカジュアルな服装であると定年退職をした男性が暇をしていると思われる。これがスーツとネクタイ、革靴姿になるといかにも仕事に出かけるシニアになる。世間の目はいつもそんな感じである。
70歳を過ぎる頃になると年金生活中心になる。私の知人を見ると有り余った時間を好きなことに使っているのだが、時間を使い切れていない感じがする。時間の経過で知らないうちに社会の流れや変化に疎くなる。仕事をしている時は、ビジネス社会の環境と変化について行かねば仕事が成り立たないため、時代の変化に追いつこうと努力する。
仕事をやめると社会の変化に影響されない生活が出来てしまうため、自分たちの生活に社会の変化を取り入れる隙間がなくなる。交流する人たちが同じ年代のシニアであると共有する情報もライフスタイルも類似である。世代が違う人たちとの触れ合いが減少して仕事をしている人たちからの最新情報が耳に入って来なくなる。
世代間を越える社会での接点を失うと老人たちだけのコミュニティー活動になってしまう。67歳の私も大学生と交流する機会がほとんど無い。彼らの生活様式や価値観も想像が出来ない。30歳、40歳、50歳代の人たちとはビジネスの延長線で交流があるので彼らの生活様式や価値観は理解が出来る。
新しい時代は若者たちが作っている。それが30歳、40歳、50歳代に伝わって行く。シニアが時代に追いつくには若者たちと触れ合う機会をたくさん持って新し情報を仕入れる必要がある。
61 / 195
このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。