高齢者が若い人たちと一緒に人生を楽しむ事が出来ないか探してみた。高齢者と若者たちとの接点があまりにも少ない。どちらかが意識的に接触を持とうとしない限り高齢者は高齢者でグループを作る。若者は若者たちと。世代を越えた交流はどちらかが意識的に動かない限り自然に生まれてこない

Pokemon Goはスマホを使っていない高齢者には無縁な遊びであったが使っているシニアは多少なりとも若者たちと同じトピックで話が出来たようだ。でも、決定打の方法ではない。年齢に関係なく共通の話題と行動で触れ合う機会が多くあればあるほど世代を越えたつながりが増える。

旅行は孤独なシニアに非日常体験をさせ、違った環境で同じ旅行に参加した人たちとの交流が生まれる。二泊三日の短い旅でも同じ参加者と顔を合わせる機会がある。知らない人と知り合いになるにはまず顔見知りになる事である。同じ顔を何度も見ると親近感が生まれる。

親近感が生まれるとちょっとした機会で会話が生まれる。孤独なシニアにはそんな機会が必要である。

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団体・グループ旅行には孤独なシニアが新しい知人・友人を作る機会が多い!

私は「団体・グループ旅行」が多世代の人たちとの交流を深めるきっかけになると思っている。旅行は子供から高齢者まで幅広い年齢層で共通の関心事である。共通の目的(観光地を楽しむ)で行動を一緒にする。特に海外旅行ではちょっとした挨拶から会話に発展して多世代の人たちとの接点が持てる。

旅行の共通のテーマと関心事で会話が生まれる

国内旅行でも特定のテーマで集まった旅行グループならば、共通のテーマで世代間を越える会話が始まる。旅行に参加する人たちも一人ではなく複数人の場合が多い。祖母と孫娘とか、父親と娘とか。バラエティに富んだ組み合わせで旅行に参加してくる。

限られた旅行期間だが非日常的な環境で非日常的な多世代の人たちと自然な形で触れ合える。そんな意味で「団体・グループ旅行」は世代を超えた交流を求める孤独なシニアにとって良い機会になる。孤独を感じたら自宅にこもらないで気分転換に旅行に行く。多くの人がその助言を実行に移す。ポイントは目的をもって団体・グループ旅行に参加することである。

目的が明確でなくただの気分転換では物足りない。後に何かが続くようにすると前向きに人生を考え始める。何かが続くとは旅行で知らあった方々との交流である。メールアドレスの交換やLINE友達になったりすることで新しい人たちとのつながりが生まれる。

共通の関心事で旅行に参加した人たちであるので会話をする上で種がある。LINE友達になって旅行話や情報交換が出来るだけでも孤独から逃れられる。

新しい知人や友達は「団体・グループ旅行」で作る

旅行は一番手軽に新しい知人や友達を作る。隣に座った若者に話しかければ世代間の交流がはじめられる。話をする事で世代間の違いを学べる。新しい発見があるし、考えさせられることもある。出会い次第で旅行後もお付き合いが続く。

シニアが老後の生活で一番楽しみにしていることは「旅行」である。働いている時は好きな時期に旅行に行く機会が少なかった。週末や連続した休日に旅行するよりも平日でオフシーズンに旅行をしたほうがコスト面と観光地の混雑面で得をする。得して旅行を楽しめるのがシニアの特権である。

長生きをしているシニア女性は一人旅が多い。友達がいれば友達とのグループ旅行になる。自分たちで旅行計画をしないで手頃な団体パッケージ旅行を利用する場合が多い。最近はシニアをターゲットにした旅行パッケージが提供されている。

  1. クラブツーリズム 大人のゆるり旅
  2. クラブツーリズム 一人旅(女性が多い)
  3. 阪急交通社 おひとりさま参加の旅
  4. 日本旅行 きままに一人旅

ゆっくりできない団体観光旅行はシニア一人旅に向いていない。詰め込んだ旅行ほど疲れが溜まる。旅行を楽しむにはゆっくりとした時間の流れが必要である。

シニアが不自由なく旅行できる年齢(60歳から75歳)のうちに旅をする

70歳近くになると今まで健康で元気にしていたシニアたちが健康障害を体験し始める。老化で脚力が落ち遠くに歩けなくなる。生活習慣病が酷くなり病院通いが多くなる。失禁が多くなり安心して旅行に行けなくなる。体の老化で旅行に耐えられなくなる。そうなる前に旅行に出かけることである。

まだ60歳代の私たち夫婦は3月と5月に旅行を予定している。3月は九州旅行。5月は実家への墓参りを兼ねたドライブ旅行である。全国割が使える3月末までに九州旅行を組んだ。5月も全国割が継続するならばコストパフォーマンスが良いビジネスホテルを予約する予定でいる。

九州旅行は長崎と博多。博多では仕事関連で知り合った顧客とランチ会合をすることになっている。旅行プランは全て自分たちで作った。自由に行きたい場所に行くには自分たちで旅行プランを立てた方が都合が良い。現地で都合が悪くなればすぐに他の観光地に変えられる。旅行に耐えられる体力が維持できていれば、旅行で制約は生まれない。

夫婦で行く旅行は妻へのご褒美になる。長年私のために家と育児に時間を注ぎ制約がある生活をしてきた妻に炊事・洗濯・掃除から解き放す時間を与えたい。旅行は妻を喜ばせる。美味しいローカル料理を食べさせ、地域のショッピングを楽しませられる。

夫婦旅行は夫婦関係を良くする機会になる。旦那さんは旅行を使って奥さんを楽しませることである。

結論

新しい友達は旅行で作るというトレンドがシニアで生まれるかもしれない。若者との会話の中でシニアの人生経験が若者に役に立つ場面が生まれる。世代間にはお互いが知らない事が沢山隠れている。それを発見するには世代間を越えた交流と会話が必要になる。

60歳代、70歳代のシニアは夫婦で旅行をする人が多い。是非とも、若い人たちが参加する旅行パッケージに参加してみて。孤独を感じているシニアは共通の話題で会話が生まれそうな団体・グループ旅行に参加することで自分に変化をもたらす。今までの旅行とは違う新しい体験が味わえるからだ。