人生に迷う時が誰にでもある!
51歳で会社を退職して起業という道を私は選んだ。起業は、自分がやりたいことであった。起業して16年が終わろうとしている。この16年間に天国と地獄を味わっている。私が勝手に天国、地獄と言っているだけであるかもしれないが、すべて新しい体験であるがゆえそう思う。
会社を退職して独立するには何が必要なのかと誰もが考える。16年間の起業を振り返って考えると一番必要なことが頭に浮かんでくる。起業した人たち、それぞれ、違った事を浮かべるかもしれない。
会社を離れて自由な時間を過ごしているうち(半年ぐらい)は今まで累積していた鬱憤が解消される。いつも、誰かに(上司や同僚)監視されているという見えないストレスがあったのはず。
会社を離れて半年が過ぎ始めるとこれと言ってやる事が見つからなくなる。現役で働いている知人や友人、または、事業を始めている人と会うと名刺をもらう。そのとき、自分の名刺がない事に気がつく。名刺を持たない自分は、いったい誰なんだと。
私が所属するNPO団体は名刺を作ってくれる。入会してくるシニアはその名刺を有り難く思っている。誰かと会ったときに手渡す名刺ができたからだ。以前のように手渡す名刺がないという違和感を相手に与えない。
自分の存在を表す名刺は第二の人生を作る上で一番頼りになる。
笑顔が多い女性の近くにいると幸せ感をいつも頂ける。無料であるのでなおさら良い。年齢、性別を問わず、スマイルがあると誰もが気分を良くする。そのスマイルが自然であればあるほど幸せのエネルギーを貰える。お店のスマイルは、作りスマイルが多いので心に響かない。
横浜駅地下街を昼間歩くと多くの高齢者が歩いている。彼らの顔には笑顔がない。夫婦で歩いていても会話がない。ドトールコーヒーのカフェの中で一休みしているシニアたちを覗き見ても笑顔が見れない。笑顔があるシニアを見る機会が殆どない。私もその一人であるが、自宅に帰って妻と会話するときは笑顔で一杯になる。妻との会話で笑いが溢れ出る。
時々、仕事場として使っているカフェのカウンターで元気の良い女性スタッフと会話をする。ちょっとした世間話であるが、笑顔が綺麗な女性に出会うとその日が気分的に軽くなる。笑顔は幸せ感を伝染する。
2016年6月1日NHK「ガッテン」の番組でこんな良いことを学んだ。「癒しのホルモン」で痛み、高血圧、認知症を和らげられるという。「オキシトシン」というホルモンが痛みや不安を和らげる。親しい人(伴侶、家族、友人など心を許している人たち)からタッチケアを受けるとこのホルモンが出る。オキシトキンというホルモンは一般的に愛情ホルモンと言われる。
日本人にはハグする習慣がない。西洋人にはその習慣がある。悲しいことが起きた時、不安を強く感じた時にお互いに抱き合う。日本人でも抱き合うことに抵抗がない人たちもいるが多くはない。私自身、ハグすることが好きである。若い頃は妻とハグしてキスをする時期があったが、子供が出来たらそんな習慣は消えてしまった。
還暦を過ぎても妻をハグする機会は殆どない。ハグするよりも妻とじゃれ合うほうが多い。スキンシップはじゃれ合いである。じゃれ合いの良い点は体でコミュニケーションが取れることである。会話もなく、体による触れ合いもなく、ただ、一緒に生活をするだけでは愛情ホルモンは出てこない。
今朝、横浜のスターバックスでコーヒーを飲みながら仕事をしていたら、でかい声で周りの人に気を遣わないで我が物顔で友達にエロ話をしている老人に出くわした。たぶん、70歳以上の老人であろうか、姿形(服装、ファッション)が昔のヒッピー風だった。
嫌われる老人の特徴を代表するような老人男性であった。仕事をしなくなった暇な老人は子供のように世間体を気にしなくなる傾向がある。個人差が老人になると激しくなる。魅力的な老人と嫌われる老人の差が顕著になる。
嫌われない老人になるにはどのような事に注意すれば良いのか。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。