人生は、何が起きても不思議でない。歩道でばったり出会うザリガニもだ。なぜ、歩道にザリガニがいるのか?不思議であった。可能性は、子供が捕まえたザリガニが逃げ出したのか、歩道の近くにある公園の池から出てきて道に迷ったのか、定かではない。歩道を歩いていたら、目の前に何やら赤い生物らしきものが見えてきて近くになって初めてザリガニであることがわかった。
生前に自分たちのお墓を準備しようということになり、探していた。朝日新聞やテレビでたまたま築地本願寺の合同墓サービスについて知ることが出来た。私は分家であるので自分でお墓を持たねばならない。普通のお墓を作って長男家族に継いで頂くのは夫婦ともに負担が長男家族に行くのではと考えた。
長男家族に負担が行かない自分たちのお墓はと考えていたら、築地本願寺の合同墓の情報が入ってきたのだ。
あくびは声を出さない「コーヒー!」の叫び
横浜駅近くのスターバックスでウエブサーバーにつなげて仕事をしている。60歳過ぎのシニアがコーヒーを飲みながら何やら仕事をしている。そんなシニアを多く見かける。やっと、会社という組織による時間的制約とストレスから解放された人たち。自分のオアシスを求めてスターバックスにやって来る。
時間が過ぎていく。51歳の時に起業した時は、体力と老いを気にしていなかった。60歳になって自分の体がかすかに壊れ始めてきているのがわかる。老いは確実に私の体にやってきている。50歳から60歳の10年間、老いということを感じていなかった。65歳になった今、老いは原因不明の腰痛や筋肉の痛み、疲労回復の遅さに出てきている。
家内の両親の介護支援を始めて80歳代、90歳代の老人の体の状態を目にした。老いるとこんな体になり、こんな生活を送ることになるのかと気づく。私が80歳になった時に普通の生活を維持できているか心配である。普通の生活=身の回りの世話を自分でできる身体機能。
昨日、家内と一緒に遠くの公園に行って久々に晴れた日を味わっていた。帰り道にドラックストアーのFit Care Depotのお店に入り飲み物を買った。そこで目にしたものが呼吸を楽にする「マスクブランケット」というフェイスマスクのインナー製品であった。
この製品が2個入って300円ぐらい。材質はポリエチレン。柔らかくて曲がっても直ぐに元に戻るのでポケットに入れられる。家内はピラティスの運動で使い、私はスポーツジムで行う筋トレに使う。普通の生活でもマスクが呼吸を苦しくする場合があるのでそんな時に使っている。
高齢者は、社会からもうお歳だから、ゆっくる余生を送って下さいと見られがち。実際にそれが出来るシニアであれば幸せな社会だろう。今の日本は、シニアでも働かないと生活が維持できないほど厳しい。シニアが生産的な仕事をやらないとその負担が全てこれからの若者たちに行く。
65歳を過ぎたシニアは、暇な時間を送っている。生きがいは何かと聞いても答えが帰ってこないシニアが多い。会社に努めているときは、会社の仕事が自分の生きがいであったというシニアがほとんどだ。「働くこと」が生きがいだと言っている感じがする。
「働かざる者食うべからず」ということわざがある。働くことは生きることに通じる。「働くこと」が生きがいであるという背景がこれではないか。昔から遊んで食べて行けている人はいない。誰もが生きていくために働いている。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。