ちょっと昔の新聞記事であるが、面白い提案内容であったので参考にして頂きたい。私自身、この提案には賛成である。71歳でまだ自動車を運転しているが、運動能力よりも視力の面で問題を抱えている。
参考までに高齢者の運転免許更新ルールは以下の通り。
【70歳〜74歳】
- 高齢者講習: 免許の有効期間満了日(誕生日の1ヶ月後)までに受講が必須です。講習の通知が届いたら、早めに自動車教習所へ予約を入れましょう。
- ※講習時間は免許証の種類によって異なります。
【75歳以上】
- 認知機能検査: 講習の前に、記憶力や判断力を測る検査を受けます。
- 運転技能検査: 過去一定の違反歴がある場合のみ対象となります。
- 高齢者講習: 上記の検査結果に基づいて行われます。
- 受講期間: 免許更新期間の満了日の6ヶ月前から受けることができます。
平成30年6月5日の朝日新聞(朝刊)オピニオン&フォーラムを読んで頂きたい。自動車運転免許は、18歳以上の人から取得可能という年齢的な制限がある。更新ができる年齢まで運転免許証をもてるのが現在だ。そのため、80歳を過ぎた老人でも運転免許の更新ができてしまえば、自動車を運転し続ける事ができる。
高齢化で老人の人口が増えてきたため、自動車事故が高齢者層で増えている。シニアに免許証返納を呼びかけているが、一度得た特権は特別な事情がない限り手放さないのが人間だ。老化による自動車運転での障害が知らない内に起こる。反射神経が鈍り、とっさにブレーキを踏めなくなったり、アクセスとブレーキを間違えたりする老人が多い。
この投書を読んで頂ければ、「運転免許の定年制と再試験での再取得制」の道理に納得がいくはずだ。

目次
自動車免許の定年と再免許制、電動アシスト3輪自転車の活用
70歳を過ぎても自動車を運転している人は、都会よりも田舎が多い。交通の便が田舎では自動車(軽自動車が多い)になっている。公共交通機関が人口の減少で需要が少なくなっているからだ。オンディマンドによる自動運転バスなどが田舎で生まれてくれば状況も変わるかもしれない。
私の実家が静岡県の田舎にある。兄の長男が家を継いでいる。私が年に1回墓参りに行くとき、自家用車がないと100%不便である。電車でもバスでも不便である。自動車で行かない時は最寄りの駅で拾ってもらわねばならない。田舎は公共交通機関が都会と違って不便。そのため、田舎の家には大人一人1台の自動車が置いてある。軽自動車がほとんど。
ちょっと大きなスーパーマーケットに買い出しに行くときも自動車でないと都合が悪い。自動車は田舎では必須の足になる。そのため、シニアは運転免許を返納しない。少し無理して自動車を運転してしまう。それで自動車事故を起こす。
自動車で生活が成り立っていた田舎の老人たちが困る
年齢による定年制を施行すると今まで自動車で生活が成り立っていた田舎の老人たちが困る。この問題をある程度回避できる選択肢を準備できれば良いのだが。都会、田舎に限らず自動車を使うことが生活の一部になっている高齢者が70歳を過ぎてもずっと運転ができるとは考えていないと思う。何かのきっかけで運転を辞めると決断する。
何かのきっかけとして自動車免許証の定年制を導入する。自動車事故の加害者になって高齢者が残り少ない余生を交通刑務所で生活するのは切ない。高齢者の自動車運転には自ずと限界がある。その限界を自覚するまで凶器になる自動車を運転させ続ける現在の制度は、直面する問題の根本的な対策になっていないと私は考える。
まず、75歳で1回限りの3年間有効な免許更新が出来るようにする。 78歳以降は、運転免許を強制的に停止させる。どうしても必要な老人だけが再更新の検査後、期間限定で免許更新が出来るようにする。75歳で3年間有効の免許更新が可能になるのでその間に自動車がない生活方法を準備する。
高齢者のための電動アシスト3輪自転車
現時点で可能なのは、電動アシスト3輪車(電動アシスト自転車の降臨が2つある三輪車)を使えば弱くなった足をサポートできる。ちょっとした買い物もこれで可能になる。凸凹の道でも大丈夫なパナソニック製ビビライフがオススメ。
自動車での長距離ドライブは高齢者に諦めてもらうしか無い。どっち道、疲れるので長距離ドライブをする人も少ない。自宅近辺で自由に快適に動き回る電動アシスト3輪自転車があれば、殆どの用途で使える。

自動車免許証に「定年」と「再免許」制度を採用することが出来れば、交通事故を起こす老人とその被害者を沢山救えるようになる。
70歳以上の高齢運転者が引き起こす交通事故について
警察庁の統計や分析から明らかになっている主な原因は以下の通りである。
大きく分けると、「安全不確認」と「運転操作の誤り(操作不適)」が全体の多くを占めている。
最も多いのは「安全不確認」
交通事故全体の原因(法令違反別)として最も高い割合を占めるのは、実は「安全不確認」である。
- 交差点での右左折時や一時停止場所などで、相手の車両や歩行者を見落としたり、十分に確認しないまま進行したりすることで発生する。
- 背景には、加齢に伴う視機能(視野の狭窄や動体視力の低下)の衰えや、客観的な状況把握が難しくなるという特性が影響している。
高齢者特有の傾向が強い「運転操作不適」
75歳以上の区分で特に顕著になるのが、ハンドルやブレーキなどの「操作不適」による事故である。これは若い世代に比べて明らかに高い割合を示している。
- ブレーキとアクセルの踏み間違い
- 75歳未満の運転者では死亡事故全体の約1%程度に過ぎないのに対し、75歳以上では5%〜7%以上に跳ね上がる。
- 発進時や後退時(車庫入れなど)において、慌てたり焦ったりした際に操作を誤るケースが多い。
- ハンドル操作不適
- 直進中やカーブにおいて、的確なハンドル操作ができずに道路から逸脱したり、工作物(電柱や防護柵など)に衝突したりする単独事故が多い。
「前方不注意(漫然運転など)」
前方を注視しているものの、別のことに気を取られたり、ぼんやりと運転したりする「内在的前方不注意」も一定の割合を占める。とっさの危険に対する反応速度(反射神経)の遅れが、事故の重大化につながりやすい。
事故の特徴まとめ
- 事故の類型: 車両同士の事故だけでなく、ガードレールへの衝突や路外逸脱といった「車両単独事故」の割合が75歳未満に比べて高い。
- 時間帯: 夜間よりも、買い物や通院などで活動量が増える「昼間帯(特に午前10時〜12時頃)」に多発する傾向がある。
このように、安全確認の不足という共通の課題に加え、加齢による身体能力の低下(認知・判断・操作の遅れや誤り)が重なることが、シニア層の交通事故の主な要因となっている。
結論
- 自動車運転免許は、18歳以上の人から取得可能という年齢的な制限がある。更新ができる年齢まで運転免許証をもているのが現在だ。
- 75歳で1回限りの3年間有効な免許更新が出来るようにする。 78歳以降は、運転免許を強制的に停止させる。どうしても必要な老人だけが最高神の検査後、期間限定で免許更新が出来るようにする。75歳で3年間有効の免許更新が可能になるのでその間に自動車がない生活方法を準備する。