平成30年6月5日の朝日新聞(朝刊)オピニオン&フォーラムを読んで頂きたい。自動車運転免許は、18歳以上の人から取得可能という年齢的な制限がある。更新ができる年齢まで運転免許証をもてるのが現在だ。そのため、80歳を過ぎた老人でも運転免許の更新ができてしまえば、自動車を運転し続ける事ができる。

高齢化で老人の人口が増えてきたため、自動車事故が高齢者層で増えている。シニアに免許証返納を呼びかけているが、一度得た特権は特別な事情がない限り手放さないのが人間だ。老化による自動車運転での障害が知らない内に起こる。反射神経が鈍り、とっさにブレーキを踏めなくなったり、アクセスとブレーキを間違えたりする老人が多い。

この投書を読んで頂ければ、「運転免許の定年制と再試験での再取得制」の道理に納得がいくはずだ。

asahi article reader

自動車免許の定年と再免許制、電動アシスト3輪自転車の活用

70歳を過ぎても自動車を運転している人は、都会よりも田舎が多い。交通の便が田舎では自動車(軽自動車が多い)になっている。公共交通機関が人口の減少で需要が少なくなっているからだ。オンディマンドによる自動運転バスなどが田舎で生まれてくれば状況も変わるかもしれない。

年齢による定年制を施行すると今まで自動車で生活が成り立っていた田舎の老人たちが困る。この問題をある程度回避できる選択肢を準備できれば良いのだが。都会、田舎に限らず自動車を使うことが生活の一部になっている高齢者が70歳を過ぎてもずっと運転ができるとは考えていないと思う。何かのきっかけで運転を辞めると決断する。

何かのきっかけとして自動車免許証の定年制を導入する。自動車事故の加害者になって高齢者が残り少ない余生を交通刑務所で生活するのは切ない。高齢者の自動車運転には自ずと限界がある。その限界を自覚するまで凶器になる自動車を運転させ続ける現在の制度は、直面する問題の根本的な対策になっていないと私は考える。

まず、75歳で1回限りの3年間有効な免許更新が出来るようにする。 78歳以降は、運転免許を強制的に停止させる。どうしても必要な老人だけが再更新の検査後、期間限定で免許更新が出来るようにする。75歳で3年間有効の免許更新が可能になるのでその間に自動車がない生活方法を準備する。

高齢者のための電動アシスト3輪自転車

現時点で可能なのは、電動アシスト3輪車(電動アシスト自転車の降臨が2つある三輪車)を使えば弱くなった足をサポートできる。ちょっとした買い物もこれで可能になる。

自動車での長距離ドライブは高齢者に諦めてもらうしか無い。どっち道、疲れるので長距離ドライブをする人も少ない。自宅近辺で自由に快適に動き回る電動アシスト3輪自転車があれば、殆どの用途で使える。

jitensya 3rin

自動車免許証に「定年」と「再免許」制度を採用することが出来れば、交通事故を起こす老人とその被害者を沢山救えるようになる。

この記事「高齢者の自動車事故予防と代わりの足をどうすべきか?」のポイントは、

  • 自動車運転免許は、18歳以上の人から取得可能という年齢的な制限がある。更新ができる年齢まで運転免許証をもているのが現在だ。
  • 75歳で1回限りの3年間有効な免許更新が出来るようにする。 78歳以降は、運転免許を強制的に停止させる。どうしても必要な老人だけが最高神の検査後、期間限定で免許更新が出来るようにする。75歳で3年間有効の免許更新が可能になるのでその間に自動車がない生活方法を準備する。