シニアである自分は孤独か? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

自分がシニアであると自覚する前までは、容貌、健康、老後のお金、孤独、居場所、生きがいなどに意識がなかった。還暦のお祝いを家族にされてから、自分がシニアになったという事を認識し、容貌、健康、老後のお金、孤独、居場所、生きがいなどを意識し始めた。

老いは確実に顔や頭の毛に出てくる。顔にはしわやシミが多くなり、顔の皮膚の張りも衰えてくる。頭の毛は黒からグレー、白になる。髪の毛の厚みもなくなり、薄くなる。顔や頭を見て周りの人は、私を「老人」という言葉でくくってしまう。

老人になると一人で生活をする時間が増えてくる。長生きをすればするほど心を分かち合える友人や伴侶がいなくなる。孤独の感じ方は人様々であるが、60歳以上のシニアのうち30%ぐらいが親しい友人がいないという。老後の付き合いは表面だけのお付き合いになりやすい。

孤独である証拠とは

66歳なって精神的に不安を覚えるときがある。歳を取るごとに孤独な世界に導かれているように感じるからだ。日々の生活は、生活費を稼ぐためのMy Businessで費やされるのだが、インターネットビジネスは孤独を要求する。私のビジネスは、人に会わなくてもメールや電話で出来てしまうため一人でやれる仕事。一人で仕事をしている生活は孤独である。

孤独である証拠(1)1日のうちに1度ども他人と会話をしない

他人とのおしゃべりがあると寂しさや孤独感を紛らわせることが出来る。会話をすることで忘れかけていた喜怒哀楽の感情を思い出す。1日のうちに何回他人と会話するのかを数えてみる。私の場合は妻を除き1回しか無い。その1回はスタバでコーヒーの注文をする時に店員とちょっとした会話をする時である。

仕事場としてスタバを使っているのでコーヒーを注文して居場所を確保する必要がある。スタバの店員はお客さんとの距離を近くするために話しかけてくる。アルバイト店員の女子大生もマニュアルに従ってお客さんに話しかける。今日の店員スタッフはコロナワクチン接種について話しかけてきた。

会話がある生活は人と人との距離を近くにする効果がある。会話をする機会が増えれば増えるほど相手のことを知る事ができる。共感を覚えたり、違った考えや思いを感じたり、他の人の人生の一部を垣間見る。孤独なのは自分だけではないという現実を認識する。

内閣府が発表した2021年の「高齢社会白書」で60歳以上のおよそ3人に1人が、「家族以外に親しい友人がいない」と答えている。(参照元:令和3年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)

60歳以上のおよそ3人に1人が、「家族以外に親しい友人がいない」と答えている

孤独である証拠(2)いつも一人で食事をする

家族と一緒に生活をしている老人、または、夫婦生活をしているならば、一人で食事をするということはない。ひとり暮らしをしている高齢者はどうだろうか。朝と夜はいつも一人で食事をする場合が多いはず。昼は友人がいれば時々一緒にランチをすることもあるかもしれない。

ランチを外食する人たちには夫婦や友人同士が多い。一人でランチをするシニアは吉野家、松屋、すき家、日高屋、その他ファストフード店で多く見かける。経済的に余裕がある高齢者女性ならば、資生堂パーラーをランチや夕食時間帯に覗けばお一人さんを多く見かけられる。

「一人で食べたくないが、一緒に食べる人がいないため、仕方ない」(31.1%)(参照元:農林水産省「一日の全ての食事を一人で食べている「孤食」の状況」)

私が知る米国の老人は朝食を出来るだけ近所の気に入ったカフェでする。その理由はひとり家で朝食を作って食べるのが嫌だからだ。朝から孤独を感じるのを避けたいと思っている。カフェならば、顔見知りのウエイトレスや店長がいる。必ず、" Hello Mark, how are you feeling this morning?"と話しかけてくる。そこで会話が始まる。

ヨーロッパの国々、フランス、イタリア、スペインなどはレストランやカフェで一人で食事するのはありえないという文化がある。一人で食事をする人は旅行者ぐらいだからだ。それか、孤独な人。そんな見方をする。食事は一人よりも複数人のほうが会話があって楽しめる。

1日のうちで一人で食事をする回数をできるだけ少なくする方法があれば、ひとり暮らしのシニアの精神的な負担を和らげられる。ネットで 子ども食堂 シニア食堂 検索をしてみると食事を一緒にできる場所が見つかる。こんな食堂に顔を出してみると新しい発見があるはず。

孤独である証拠(3)人よりもペットに親近感と愛情を持つ

私達夫婦が住む大規模集合住宅はペットを飼うことが出来る。住み着いて既に30年近くになる。住民も60歳以上の人達が多い。毎朝夕、犬の散歩に出かける高齢者がいる。犬や猫などのペットは既に家族の一員になっている。特にひとり暮らしの老人宅では帰りを迎えてくれる動物の伴侶になる。

家の玄関を開いた時に出迎えてくれる人、ペットが居る、いないで気持ちが変わる。ペットが出迎えてくれるだけで気分は良い方に向かう。そこには親近感と愛情があるからだ。ペットは良い飼い主に従順になる。飼い主はそんなペットを好む。口答えをしないで自分の寂しさを癒やしてくれるからだ。

孤独を癒やすペットは犬や猫だけではない。水槽で飼われているクラゲなども心の癒やしをもたらす。じっと眺めているだけで優雅な泳ぎに目が奪われる。何らかの生物の動きと変化が生活にあると孤独から距離を置くことが出来る。

結論

自分は孤独を感じているか。会話がない生活には孤独という友が寄り添う。孤独に恐怖を覚える人、孤独を楽しむ人、人それぞれの感じ方がある。自分が孤独であるかどうかの証拠は何か。(1)1日中誰とも会話をしていない、(2)食事はいつも一人、(3)人よりもペットに親近感と愛情を持つ。こんなことから自分はいま孤独な状態にいる、いないが分かる。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。