老夫婦、自宅での自立生活の限界 - 仕事、健康、筋トレ、暇

老夫婦の生活を考えると生活は日増しに不自由になる。90歳の義父と85歳の義母は、自分たちだけで今の生活を維持していく限界にいる。炊事、洗濯、家事、掃除が自分たちで出来なくなったら第三者の支援を求める時期になる。

義両親のどちらかが介護される状態になった時点で老夫婦の自立した生活は出来なくなる。介護ヘルパーサービスを受けても限界がある。ひとり暮らしが出来る親であっても時間の問題でそれが出来なくなる。

老いた義両親を見守りながらお世話をするには同居が一番だがそれが出来ない場合が多い。義両親の状態を見て私達の老後の生活を想像できた。老人ホームに入るタイミングである。子どもたちに迷惑が行く前に老人ホームに入居して事前に不安を解消してあげる。

自宅で生活を続けたいのは誰もが望む。それが出来ない時は第三者の手に委ねるしか無い。

自立した自宅生活はあるポイントで無理!

老夫婦、5年前の状態(2016年)

義父・・・辛うじて椅子から立ち上がれる足の力と自宅の階段の昇り降りする脚力、そして、ちょっとした買い物が出来る歩行能力がある。時間をかければ電車で外出が出来るが転倒して怪我をするリスクが有る。自宅での生活は、まだ、問題がない。ちょっとした炊事は出来る。洗濯機を使った洗濯はトレーニングが必要。教えても忘れてしまう。毎日使うようにしないと駄目だ。今まで家事はすべて義母に任せていた生活を送ってきている。時間の問題で歩行が難しくなる。今、足の筋力トレーニング(リハビリ)を始めとないと確実に自力での歩行が困難になる。

義母・・・背中の圧迫骨折で介護ベッド生活中。今月下旬から訪問リハビリを開始予定。来月には、リハビリ重視のデイサービスを利用してリハビリ強化を始める。義母の問題は、自分の足で動けるようにする脚力を回復させることだ。転んで頭を怪我して病院に入院した結果、足の筋肉が衰えてしまった。介助なしでは動けないのが現状だ。リハビリを2か月ぐらいやり続ければ、脚力は回復するとみている。義母が普通の生活に戻れば、老夫婦で自立した生活が送れる。

但し、今までのような生活は、老化による筋力低下で増々難しくなることは確かである。義母の回復後、生活支援サービスを使って十分できていなかった掃除、洗濯、炊事、買い出しなどを補完していく必要がある。老夫婦にとって、特に義母にとって、掃除、洗濯、炊事、買い出しの作業は負担が多い。この部分の作業の一部を支援することで今までの生活を自分たちで維持できる。

有料老人ホームで生活するよりも自宅で生活支援を得ながら生活したほうが精神的に楽であり、コスト的にもだいぶ安い

終の住処(ついのすみか)は、最期を迎える時まで生活する住まい(自宅)である。誰もがそれを望む。それを可能にさせるには、自分たちが出来ないことを介護ヘルパーに代行してもらうしかない。その一方で弱ってきている足のリハビリを定期的にデイサービスで行うしかない。

筋肉は、何歳になっても成長するので90歳の義父でも85歳の義母でも足の筋肉を鍛えれば、自由に歩けるようになる。足さえ自由になれば、日常生活でやれることが増えてくる。

2月からは、老夫婦の生活改善策として4つの事に集中してもらう。

  1. 週2回か、3回の頻度で1日リハビリ重視型ディサービスに出かけてもらう。
  2. 義父に家事の一部の仕事を担当して頂き、体を半強制的に動かせる。
  3. 夫婦で毎日30分の散歩や買い物に出かける。
  4. 生活支援サービスをフル活用する。

この4つを目標にして今後の老後生活を改善できれば良いのだが。

5年後の状態(2021年)

結論から言って老夫婦の自宅生活には限度があった。社会福祉の支援があっても若い親族が同居していなければ無理である。数年前に義母が老健施設に入居して今も老健施設で生活をしている。義父は昨年の11月に介護付き老人ホームに入居した。義両親の自宅は私達夫婦の管理下で別荘として使っている。

一度介護ベッド生活に入ると自宅では足腰の筋力の回復ができなくなる。ベッド生活は食欲を減退させて食事をしなくなる。そのためにどんどん身体が老衰していく。義母が食事を取らなくなり寝ている時間が増えてきた時、ケアマネジャーの助言で老健施設に入居して専門家に世話をして頂いたほうが良いということになった。

この判断は正しかった。義母が老健施設に入居した時、要介護5の状態であった。5年後、要介護1にまで回復した。老健施設の環境と生活習慣が義母の健康を著しく改善させた。もし、老健施設に入居していないで自宅で介護を続けていたら、老衰で他界していたのではないかと思っている。自宅での介護には限界がある。

義父は介護付き有料老人ホームに入居して義母同様に元気を取り戻している。老人ホームに入る前は自分一人で生活をする限界の状態にいた。歩行範囲が自宅内だけになっていた。そんな状態を見て、介護付き有料老人ホームへの入居を強く望むようになっていた。幸運にも私達夫婦の近くに部屋が空いている老人ホームがあったので直ぐに入居手続きをした。

介護付き有料老人ホームの環境は安定した気温と湿度、見守ってくれる介護スタッフ、定期的な健康体操、栄養バランスが取れた食事で快適な環境になっている。一軒家での一人生活と比較したら、快適さは相当の開きがある。それを義父は身を持って味わっている。

彼との面会でもっと早く老人ホームに入居しておくべきだったと話してくれた。私達の面会は月1回、必要なものを届ける買い物代行は週1回。彼の顔色は合うたびに良くなっていっている。とても96歳の老人には見えないほど元気である。

未経験の介護生活で分かったこと

義母が自宅で転倒して背骨の圧縮骨折をしたのがきっかけで介護生活に入った。介護ヘルパーと私達夫婦の介護支援で数ヶ月試行錯誤の介護をしてきた。時間の経過に従って義母の様態は悪化していったため老健施設への入居になった。義母の介護支援は老健施設への入居で終わったが、今度は義父の介護支援が始まった。

義父の一人生活を支援する介護支援である。90歳を過ぎた老人が一人で生活するのは大変である。炊事、洗濯、掃除などを一人では出来ない。食事だけで精一杯な状態に見えた。老人食の宅配サービスなども試してみたが義父には合わなかった。

私達夫婦は週1回1泊2日の介護支援を数年行った。妻は食事と洗濯、私は掃除と買い物代行。義父には認知症がないので普通の会話ができる。義母は初期の認知症の症状があった。義父一人の生活は週1回の介護訪問で状況が手にとるようにわかった。自分の食事以外に何も出来ていなかった。

同居という選択肢もあったが、妻も私も仕事と地域でのつながりがあるため横浜から東京に引っ越すことは出来なかった。そのために週1回の宿泊介護で対応してきた。決して十分な対応ではなかったが義父は老人ホームに入るよりも自宅で出来るだけ長く暮らしたいというの要望が強かった。

今回の経験から私達夫婦が老人ホームに入るタイミングが分かった。子どもたちの世話になる一歩手前に自ら介護付き有料老人ホームを探して入居することである。

結論

老夫婦が自宅で自立した生活を送るのには自ずと限界がある。どちらか片方が介護される状態になった時点で自宅での自立した生活は出来なくなる。そんな時はケアマネジャーと相談して老健施設への入居することである。一人になった片親はできるだけ早い時期に老人ホームに入る手続きをすべきである。ひとり暮らしは時間の問題で無理になる。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

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Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。