家内の両親(91歳と85歳)は、3年ほど前に夫婦で白内障の手術を受けた。白内障は、加齢から来る目の病気で年齢によって発症する確率が高まる。50歳代の50%、60歳代の70%、70歳代の90%、80歳代の100%、白内障が発症し、手術が必要になるのは50歳代で10%、60歳代30%、70歳代50%、80歳代70%と言われる。
白内障の病気は、人工水晶レンズに取り替える手術で治る。メガネを掛けていた人が眼鏡からさよならする場合もある。多焦点眼内レンズの登場で白内障の病気は治せるだけでなく視力を良くする時代となった。
白内障の手術をするタイミングはいつなのか?
69歳の私の目は左目が少し白内障になっている。それに緑内障が加わっている。緑内障は現時点で白内障と違って治せない。進行を遅くする点眼液でしか治療が出来ない。いづれ年齢が70歳代になれば白内障はひどくなり、手術をすることになると思っている。
白内障の手術を決断するタイミングが分からない
検索して色々なページを調べてみたら、結局は本人次第という事。本人次第という意味は白内障で視力が低下して生活する上で支障が出始めた時で生活の快適さを求めた時である。多分、70歳前後で白内障の手術を受けることを考えたほうが良いかもしれない。早ければ、60歳代でも可能だろう。
白内障の手術をするとメガネがいらなくなると聞く。多焦点眼内レンズに取り換える手術をすると遠近の視力がメガネなしでよく見えるようになる。多焦点眼内レンズの2点焦点を袁、中、近の3つの中から2つ選択して多焦点眼内レンズの焦点を決められる。
私は近視で老眼の目を持っている。仕事でノートパソコンを使っている時間が長い。できれば、遠近2焦点の多焦点眼内レンズで手術をしたい。近の距離は、目から30センチと40センチの距離で選択ができるようだ。パソコンの場合は40センチの距離に焦点をあてた多焦点眼内レンズとなる。
多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズで手術をする場合、健康保険対象外になるため高額になる。私は医療保険や生命保険に入っていない。60歳を過ぎた時点でその必要がないと判断したからだ。その理由は、シニアにとって生命保険は不必要。医療保険は、手元に30万円現金があれば医療保険でもらえる入院費と同じになるからだ。
老いて来ると加齢からくる病気が次々と襲ってくる。白内障もその一つ。幸運にも手術で治す事が出来る。手術の時間も10分程度で日帰りも可能のようだ。
先日、緑内障の検査(年に2回)を受けてきた。緑内障は年々ちょっとづつ悪化してきている。今までは白内障の発症がなかったが、今回初めて白内障の症状が少し出てきたと言われた。視力に影響しない程度で年齢相応の症状であると説明してくれた。白内障は、人工レンズにすれば治る。緑内障は、まだ、治すことが出来ない。
私の場合、緑内障が10年後どれだけ悪化するかだ。白内障も10年後にどうなるかだ。どちらにしても視野は悪くなる。それを覚悟しなければならない。
60歳代のシニア65%が白内障になっている!
下記の表を見てほしい。白内障の手術で使う単焦点眼内レンズは、国民健康保険対象になっていて費用的には一番安い。白内障の手術で使う多焦点眼内レンズ(2焦点のみ)とプレミアム多焦点眼内(3焦点:遠、中、近)は保険の対象外になる。
レンズ 単焦点眼内レンズ 多焦点眼内レンズ プレミアム多焦点眼内
国の医療費控除 ○ ○ ○
保険会社の手術給付金 ○ ○ ○
国の高額療養費 ○ × ×
保険会社の先進医療給付金 × × ×
多焦点眼内レンズとは、3つの選択がある。
1.遠・近(2焦点レンズ)
2.遠・中(2焦点レンズ)
3.遠・近・中(3焦点レンズ)
お好みで選択して白内障の手術をすることが出来る。
多焦点眼内レンズで白内障の手術をするとほとんどメガネが要らなくなる(3焦点レンズの場合)。近視と乱視も抑制できるので白内障の手術をすれば、かなり違ったビジョンを味わえる。
私の場合、白内障の症状は初期的な状態であるので手術はまだ必要でない。生活で不便になった時に手術をする時期になる。
ただ、気になることが一つある!
小学生の頃からメガネを使っているため、顔がメガネの顔になっている。そんな顔をメガネなしの顔にするのは、顔に不都合が生まれる。メガネの跡が鼻の両側に染み付いている。これを考えると国民健康保険が適用される単焦点の白内障レンズを使ったほうが良いと思っている。
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