知人が来年定年退職をする。そんな知人が2,3人いる。私は、定年退職する前に独立したので彼らの立場とは違う人生を送っている。自分の意志で会社を退職する人と会社から「ご苦労さん」と言われて出て行く人では、人生観が違う。

遣りたい事を見つけて働いているシニアと嫌な環境で働いているシニアとでは健康寿命が違うとテレビの健康番組で言っていた。それが本当かどうかは定かでないが、一つだけ確かな事は、変なストレスがなく精神的な満足感がある事だ

定年退職後に「何をしようか?」と試行錯誤を始めると良い!

子供の頃に大人たちから聞かれたことは、「大きくなったら何に成りたい?」という事だ。子供心に頭に浮かんだ職業を正直に答えた。私は、カツオの一本釣り漁師になりたいと答えた記憶がある。釣りが好きだったからだ。そんなことから夢が生まれてくる。

定年退職を迎えるシニアは、もう一度、子供後頃に戻って心に残っている夢を探してみてはどうだろうか。

子供の頃の夢を探す

世間を知らない子供は正直に心に思ったことを口に出す。実現できる、出来ないを考えない。それが本来の夢ではないか。大人は経験と知性があるので頭で考えて結論づけてしまい、やる前に結果を決めつける。大人の夢はそんな事で潰されて行く。

実現できる、出来ないを除外して子供の頃に戻って自分が遣りたかったこと、成りたかったことを思い出してみる。自由な時間が生まれる定年退職後はそんな夢を実現するための時間がある。夢があると生きる目的が生まれる。時間を有効に使える。

子供の頃に思った夢を思い出してみる。

死ぬ前までにこれだけは経験したいことを探す

人生は一度しかないのでやりたいと思っていたことをやらないと死ぬとき後悔が残る。世間の常識や洗脳された学校教育の知識で判断するのではなく、本当の自分の心が叫んでいる「やりたい事をやる」のが定年退職後のキャリアではないか。それでお金を稼げるかどうかは、試行錯誤をするしかない。

1年ぐらい実際に「自分の夢を追い求める試行錯誤の活動」をする。 1年間の活動予算を決めて頭に浮かんだ欲求を満たすことをやってみる。次の仕事・第二のキャリアを探す上で我慢や辛抱しないでやりたいことを見つける。そんな試行錯誤から次の夢の種を見つける努力をする。

自分の力だけでお金を稼ぐという選択肢

組織を離れて自分の手足だけでお金を稼いでみる経験は、会社員にとって新鮮な体験になる。それに、その経験が次の人生キャリアで役に立つ。

会社でどんなに実力があると自負していても一人でビジネスを始めてみるとその実力が本当の実力であるかがすぐにわかる。それが次の人生キャリアの出発点。早いうちにその経験をすれば、自分に何が足りないのかが分かり、新しいビジネスへの下準備ができる。定年退職後に起業して成功する人は少ないが、諦めないで挑戦し続けている人は成功する。

雇用されて組織の中で生活してきた会社員は組織の歯車として輝いていても、歯車だけではビジネスが生まれない事を肌で体験していない。追い求める夢がある人は1年間予算を立てて世の中で自分の実力がどれほどのものであるかをテストマーケティングして見る。

現実は思っていた通りではない事が肌で感じるはず。早くその体験をする事で自分の欠点や思い違いの間違いを改善できる。定年退職後の人生は20年から30年ある。その人生の時間を他人に使われるのではなく、自分で自分の時間を使うべきではないか

私の知人が選んだ定年退職後の道

定年退職前の知人はコンサルタントの資格を取ってからやりたかった仕事を始める。今はその資格を取るために勉強中だというが、あえて助言するならば資格があっても稼げないコンサルタントが多いことである。営業力がないコンサルタントは資格があっても意味がない。無料で提供するコンサルタントサービスを今からやって潜在顧客を見つけて置くことを知人に助言している。

きっとお客探しで苦労するはず。その苦労を定年退職前に体験することで下準備ができる。資格の勉強をしながら実施訓練を自分で行うことでシニア起業を成功させる。

会社の看板と組織で今まで仕事をしてきた会社員は自分という看板でどれだけ多くのお客を見つける事が出来るのか。お客探しがビジネスを始める上で一番難しい。

結論

定年退職後に何をやりたいのかを探すには自分の夢は何であったかを振り返ってみることから始まる。

  • 子供の頃に何に成りたかったかを思い出してみる。
  • 定年退職後やりたい事を探す試行錯誤をする。
  • シニア起業と言う選択肢を試してみる。