会社から給与をもらって生活をしてきた人は、また、会社に勤めて給与をもらおうと動く。それが、自分の人生であるかのように。他人の会社にぶら下がりながら、嫌な仕事を生活費稼ぎにやる。定年退職後に上手く転職できたとしても契約社員で年次更新になる。65歳まで勤め上げてもその先はバラ色ではない。
65歳という年齢は、天国と地獄の境である。65歳のシニアを積極的に雇用してくれる会社がない。シニア人材を求めている会社の数が少ない。アルバイトやパートの仕事で満足できないシニアは、最終的にシニア起業しか選択がない。
シニアの起業で役に立つことは、過去に自分の力だけでお金を稼いだ経験である。
自分でお金を稼いだという経験がシニア起業を手助けする!
人生を振り返って一度も自分でお金を稼いだ経験が無い人は、ぜひ、自分でお金を稼いだという経験をしてほしい。それが自分への自信につながるからだ。
シニア起業を考えるとき、起業を言う言葉を深刻に考える必要がない。気楽に小遣い稼ぎをするという感覚で始めることだ。まず、自分ができることでビジネスが出来ないかを考える。3つぐらいのビジネスモデルを考えて一つずつテストマーケティングしてみる。
先行投資をしないサービスビジネスで始めるのが一番リスクが少ない。営業経験が豊富ならば、自分の営業経験が生きる業界の中小企業やベンチャー企業向けに営業支援サービスをやれば良い。自分がビジネスチャンスがあると感じた分野で1円でも良いからお客さんからお金を頂く経験をする。
私は、会社員の時に自分が発行するメルマガで読者からお金を頂いた経験がある。英語学習のメルマガを週1回発行していた。無料配信である。読者が2万人近くなった時に有料の英語学習メルマガを発行したら、ビジネスが出来るのではないかと考えた。
毎月10万から30万ぐらい有料メルマガ発行で稼ぐ事が出来た。その頃は、メルマガは全て無料である時代であったので有料メルマガは珍しかった。これが最初の「自分で稼ぐ経験」であった。まさか、これほど稼げるとは思わなかった。当然、確定申告をしなければならなかった。
会社員である私が、自分でお金を稼げるとは!!
この経験が自信を生んでくれた。ちょっとした試みと好奇心でビジネスの芽が生まれてくる。これをやったら、ビジネスになるかなと思ったら、直ぐにやってみる。先行投資が必要なものは、失敗しても傷が浅いようにする。インターネットビジネスは、失敗しても全然痛まないから何度もアイディアを試せる。
シニアは、インターネットを使ったビジネスモデルを作ってアイディアを試した方が良い。上手くヒットすれば、若い人の協力を得てビジネスかを試みる。自分の子供に相談しても良い。自分で事を始めなければ、何も始まらない。