私たちが就職する時、会社は身元保証人を求めてくる。アルバイトでもパートでも。高齢者は、両親が他界している場合が多いし、身元保証人になれるだけの資産が無い。兄弟姉妹がいなければ、親族か、親しい友人知人となる。年齢が70歳以上になれば、身元保証人になってくれる人がいなくなる場合が多い。
令和5年の労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合)を見ると、65~69歳では53.5%、70~74歳では34.5%となっており、いずれも上昇傾向である。75歳以上は11.5%となり、平成27年以降上昇している。(出所:令和6年版高齢社会白書(全体版))
元気なシニアは70歳を過ぎても働こうとしている。身元保証人がいないことで仕事が見つからないということはなくなり始めている。
身元保証人がいらない仕事はある!
アルバイトやパートの仕事をするにおいても身元保証人になってくれる人がいないと困る。家族、親族、親しい友人知人が対象になるが身元保証人を御願いできる人間関係が重要だ。現実の世界での仕事は、どうしても身元保証人の記入が必須になる。
身元保証人が不要な仕事
シニアが仕事を探す際、身元保証人が不要な求人を見つけることは可能である。一般的に、身元保証人を求められるのは、会社に大きな損害を与える可能性のある職種や、責任の重い役職である場合が多い。
主な職種の例
以下に示す職種は、身元保証人が不要である場合や、求められても比較的柔軟に対応してくれるケースが多い。
- 単発・短期の仕事: イベントスタッフや試験監督など、一時的な雇用であるため身元保証人を求められないことが多い。交通量調査のように、短期間の募集が中心である仕事もこれに該当する。
- 軽作業や清掃の仕事: ビルやマンション、オフィスなどの清掃員や、工場での簡単な組み立て、検品、仕分けといった軽作業スタッフなど。ポスティングのように、自分のペースで進められる仕事も多い。
- 専門性や資格を活かす仕事: 介護助手は、資格がなくても施設の清掃や配膳などを行うため、身元保証が求められないケースがある。警備員も、交通誘導や施設警備の仕事であり、資格取得支援制度がある会社も存在する。
- 自由度の高い働き方: 家事代行や配食サービスの配達員など、雇用形態がパートやアルバイト、派遣社員であることが多く、正社員の仕事に比べて身元保証人が不要な場合が多い。
身元保証人を求められた場合の対応
もし希望する職種で身元保証人を求められた場合、いくつかの対処法が考えられる。
- 派遣会社への相談: 派遣会社が身元保証人の代わりになってくれることがある。
- 身元保証代行サービスの利用: 民間の会社が提供する有料のサービスで、就職時の身元保証を代行してくれる。
仕事を探す際は、求人情報に「身元保証人不要」といった記載があるかを確認したり、雇用形態や職種を絞って探すと、希望に合う仕事が見つかりやすくなる。
インターネットの仕事
インターネットの仕事では一度も身元保証人の記入を求められた事がない。雇用されるという労働形態ではないからdである。
70歳以上の高齢者がインターネットの仕事が出来るとは思えないが、技術が今以上に進化して音声入力が当たり前になり、人工知能の助けを借りて高齢書でもインターネットの仕事が出来るようになるかもしれない。パソコンでブラウザーを使い、特定の情報を収集する単純な作業ぐらいならば出来る老人もいるだろう。
70歳を過ぎた高齢者は、身元保証人という面倒な記入なしでお金を稼げる道を捜す必要がある。現実の世界の仕事はある程度の体力を要求する。インターネットの仕事は主に頭を使う。体力がなくてもパソコン操作ができれば出来る仕事が多い。昔は、データ入力という仕事があった。今は、紙のデータをスキャンすればデータインプットが完了する時代になっている。
頭や知識、経験を使ったインターネットの仕事は、クラウドソーシングというサービスで見つかる。
まず、
クラウドソーシングで検索をすると代表的なクラウドサービスサイトが表示される。
- クラウドソーシングなら日本最大級の「ランサーズ」
http://www.lancers.jp/ - 日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
http://crowdworks.jp/ - Yahoo!クラウドソーシング: クラウドソーシングで稼ごう
http://crowdsourcing.yahoo.co.jp/ - 「クラウドソーシング」サービス【Craudia(クラウディア)】
https://www.craudia.com/
クラウドソーシングとはの説明サイト
クラウドソーシングでお金を稼ぐには、自分に合った委託業務を見つけてやってみて試してみる事から始まる。出来る人と出来ない人がいるので、まずは、やってみる。
シニアが身元保証人なしで探せる仕事トップ5
70歳以上の男女が身元保証人がいない場合でも、働きやすい仕事は多い。特に、短期や単発、あるいは責任の範囲が明確な仕事は、身元保証人を求められない傾向にある。
トップ5の職種
1. 清掃スタッフ
ビルやマンション、スーパーなどの清掃は、特別な資格が不要で、体力的な負担も比較的少ない場合が多い。一人で黙々と作業できる仕事が多く、身元保証人が不要な求人が多数見られる。
2. 軽作業スタッフ
商品の仕分け、梱包、検品、シール貼りなど、工場や倉庫で行う単純な作業である。短時間勤務や単発の仕事も多く、自分のペースで働けるため、シニア世代に人気がある。
3. 交通量調査・イベントスタッフ
期間限定や単発の仕事が中心であり、責任が限定的なため、身元保証人が不要であることがほとんどである。交通量調査は座って行う場合も多く、体力に自信がない者でも取り組みやすい。
4. 警備員
施設警備や交通誘導の仕事は、未経験者歓迎の求人も多く、研修制度が整っている会社も多い。年齢制限が比較的緩やかで、身元保証人が不要な会社もある。
5. 家事代行・配食サービス
家事代行は、自分の得意な家事を活かして働くことができる。配食サービスは、高齢者向けの食事を配達する仕事であり、どちらも短時間勤務が可能である。個人との契約や小規模な会社では、身元保証人が不要な場合が多い。
これらの仕事は、求人サイトやハローワークで探すことが可能である。「単発」「日払い」「履歴書不要」といったキーワードで探すと、身元保証人について柔軟に対応している求人が見つかりやすい。