今の時代、どのように生計を立てるべきか? - 仕事、健康、筋トレ、暇

みずほ銀行が1万9000人、三菱UFJ銀行が9500人の社員を10年かけて削減すると発表した。A.I.、IoT、ロボット技術などを使って人件費削減と仕事の効率化を図るようだ。この流れは、他の銀行にも波及する。多くの銀行員がリストラされ始めている。今回は、銀行業界だけでなく他の業界でも最新技術を使うことで人件費削減に踏み切る会社が増えている。

長男夫婦は共稼ぎをしている。二人とも会社員だ。業界は違うが、みずほ銀行の人件費削減の発表にすごく驚いていた。少子高齢化の時代で人員不足なのだが、みずほ銀行のように人員を削減する会社があるということに将来の不安を感じていた。

黒字である大企業がなぜ中高年をリストラし始めるのだろうか。安定した職を得るために入社した大企業であったのにその安定が不安定になってきている。誰かに頼って生きるのが当たり前のように学校で教えられたが、これからの社会は自分に頼って生計を立てるという選択が重要に見えてくる。

一つのキャリアから複数キャリアにシフトして独立する時代

長男夫婦は今回のみずほ銀行の方針から一つのことを学んでいる。今までの常識が覆されるほど時代は移り変わってきているという事実。一つの会社や職に留まるリスクが高くなって働く環境とニーズが凄い速さで変わってきている。安全と信じて入社した会社が手のひらを返したような行動をする時代になっている。

大企業に勤めれば安心という常識が非常識になる時代

A.I.とロボットの職場への進出は、避ける事が出来ない。経営者は、コストを下げて売り上げを上げる方法があるならばそちらを選択する。その時、従業員はその犠牲になる。会社は従業員を利用し、従業員は会社を利用するという関係にある。どちらかが、その関係を必要としないと判断したら、新しい関係を築く必要が生まれる。今の労働者は真剣にそのリスクを認識して対応策を準備する必要がある。

終身雇用制は20世紀に終わっている。21世紀の労働は、自分のスキルを活かす場所を求めて会社を移動する時代になる。一つのキャリアから複数キャリアに自分のスキルと経験を増やす努力が求められ始めた。企業の定年制度も時間の問題で消えていく。

米国の労働形態が日本が向かっているイメージになると私は感じている。米国の労働者は不安定な労働環境で生きている。共稼ぎをするか、自分でビジネスを始めるか、公務員になるかである。なぜ、共稼ぎが米国で当たり前なのか。米国の会社は社員を簡単に解雇できるからだ。

従業員はそのリスクを共稼ぎで和らいでいる。どちらかがレイオフ(解雇)されたら、片方の収入で生活を続けて次の職を探す。夫婦で助け合いをしなければ生きていけない。一方で労働者側は絶えずより良い労働条件の会社を探し転職していく。一つの会社に長年務めるのが美徳という意識はない。

最終的には、アメリカン・ドリームを求めて自経営者になる道を探している米国人が多い。将来はA.I.やロボットを従業員として使って一人でビジネスが展開できる時代になるのではないだろうか。

そんな話を長男夫婦たちにした。人生100年を前提に自分たちのライフスタイルを考え今から準備していく必要がある。一つの会社で何十年と仕事に携わる時代ではなくなったと彼らは感じているのだが、自分たちだけでお金を稼ぐには大きな壁がある。経験がないからだ。

会社員から経営者(自営業者)に成れたのか?

長男の嫁が私の仕事について聞いてきた。質問は、何歳頃に独立したのか。今はどのような形態で仕事をしているのか。この二つであった。

私は、51歳の時に独立した。その時は、今がチャンスという考えで誰もが開拓していなかったオープンソースソフトウェアのCMS市場で勝負した。10年ほど前は、CMSと聞かれても誰も理解できないほど知られていなかった時代であった。有償のCMSシステムでホームページを構築すると1000万円ぐらいする時代。それをオープンソースのCMSで構築すると100万円から200万円台まで価格が落ちる。そこにブルーオーシャン市場を見つけた。

当時は、オープンソースCMSを使ってポータルサイトを構築する業者はいないに等しかった。知る人ぞ知るの市場であった。それゆえ、私にも参入する機会があった。自分でお客さんを開拓すれば、競争を考えないでもビジネスを展開できた時代であったからだ。

10年が過ぎた今は、CMSと言うと、ポータルサイトやメディアサイトを作るシステムであることが市場で認識されている。有償無償を問わず色々なCMSシステムを使ってサイトが構築されている。競争は激化した。サイト構築価格も30万円から100万円前後になってきている。昔のような価格落差を使ったビジネス展開はできなくなっている。

今から10年先のニーズを捕まえて新しいビジネスチャンスに挑戦する

ビジネスを継続するには、常に新しい収益モデルを作り続けなければ生きて行けないという事を嫁に説明した。現在の私の仕事は、10年先の労働環境を見てCMSサイト構築サービスから自己完結型の広告売り上げビジネスに転換している。CMSを使って集客サイトをいくつか作っている。時間がかかる作業が永遠に続くのだが、やっただけの効果はある。

私は会社を必要としなくなった。自分で会社を作れば自然とそうなる。会社員は、それが出来ないために好き嫌いを問わず雇用してくれる会社で働かざるを得ない。決して満足して働いているわけではないが、選択肢がないだけだ。今までは、それで良いのだがこれからは、自分の仕事をA.I.やロボットが知らないうちに奪っていく時代になる上に定年制度がなくなりシニアが働き続ける。そのリスクを回避するための対策を今から考えて実行すべきだと長男と嫁に話した。

10年後の社会はどんな感じなのだろうか。このイメージをもとにどんなニーズが私達の生活面で生まれてくるかを考える。10年昔の社会と今を比較して何が変わっただろうか。今を視点にして10年前と10年後の社会を考えることから始まる。

結論

長男と嫁に伝えたかったことは、絶えず、10年先の自分たちの生活を想像して変化に惑わされないで自分たちの人生を作って行くという姿勢と考え方である。仕事の経験を得るために雇用されて働くのは誰でも必要である。ポイントは、その経験を広めて他の分野でも使えるようにすると同時に独立する機会とビジネスの種を探すことである。一つのスキルで生きて行くよりも複数のスキルで生きて行く方が生活が安定する。最終的に独立した時に役に立つ知識と経験を身に付ける事である。

死ぬまで同じ会社で雇用され、お世話になる時代はもう終わっている。

 


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。