生きがいは仕事であるが、趣味は生きがいになるのか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

趣味に生きようと思って生活を始めても何か物足りない感じをするのは、会社でバリバリ働いてきたあなたではないだろうか。

シニアの人たちは、自分の経験や知識を社会に還元したいと思っている。私が所属する経営支援NPOクラブにいる元大企業の社員たちは自分に何かを依頼してくれるのを待っている。頼られる存在になっていたいのである。自主的に何々をやるというのではなく、誰かに頼まれるのを心地良しとしているように感じる。

老後の生きがいは人それぞれであるが、生きがいを見つけられないシニアが多い。仕事が生きがいであった団塊の世代の人たちである。そんな団塊世代のシニアが趣味を生きがいにして老後を楽しめるだろうか。

仕事でないと生きがいは生まれないのか?

趣味の世界は自分の世界になりがちである。そのため、社会との接点や交流の面で仕事と比較して刺激が少ないのではないだろうか。やりがいや生きがいは自分の能力以上の目標に向かって苦労しながらやり遂げることで生まれる。趣味の世界は自己満足で好きな時に終れる。そこには責任がない。

仕事が生きがいで来た団塊の世代にとって仕事は人生の核になっている。仕事があるから自分の存在を確認できた。仕事がない今は自分の存在を見出せないでいるシニアが多い。 仕事は社会との出入り口であるからだ。

NPOで仕事をする団塊世代のシニア

経営支援NPOクラブのシニアたちは仕事を頼まれると誰かとつながれる。多くの案件は中小企業への案件紹介である。グループで一つの案件を対応する。そこには仲間がいる。仕事をする機会がある。暇な時間を中小企業を支援するという大義名分で仲間と一緒に仕事をする事が出来る。

多くの案件は簡単には解決できない。それ故、頭と体を使う。同じ共有経験が仲間と出来る。それが、このNPO団体に所属する魅力かもしれない。

趣味と仕事の違い

一人で追求する趣味は仕事にどっぷりつかってきた団塊世代のシニアには向かない。趣味では仕事以上の生きがいを感じられない。仲間と一緒に目的に向かって苦労する。生きがいはそんな中から生まれてくるのではないだろうか。社会貢献の思いで色々なNPO団体に参加するシニアが増えているが、生活費を稼がないと老後の生活が維持できないというシニアも多い。仕事は何らかの賃金を生む。NPOの仕事でも謝礼は出る。

趣味は一人で楽しむ場合が多いし、お金が出て行く。何かをやり遂げるという目的意識がないと趣味を生きがいに出来ない。仕事には責任がつきまとう。途中で辞めるという事は出来ない。趣味は辞めることも簡単にできるし、責任問題も起きない。そんな違いを感じる。

68歳シニア男性の私はどうなのか?

自営業で自分が作った仕事をしている。これが生きがいに成っているかと問われると疑問である。起業して18年が経過した。起業当時の情熱はもう無い。仕事があるということ自体は生きがいにつながるし、社会的に自分の存在価値を見いだせる。誰かが私の専門的なスキルを求めている。

老後の生活は死を待つ生活である。他界する時が到来するまで与えられた時間を楽しむ生活になる。生きがいを感じる仕事や趣味があれば、残された時間を楽しめる。今の私は生きがいが仕事から趣味の世界にシフトしている。自己満足の世界で自分が求める目標に向かって努力している。

筋トレが私の趣味であり、目標を持って週2回スポーツジムに通っている。年齢に合わない体格を筋トレで作る。80歳になったときにベンチプレスで80キロを上げるという目標がある。普通の80歳男性ならば、ベンチプレスで80キロを上げられない。筋トレを続ける事でそれが可能になることを私は知っている。

スポーツTシャツ姿で横浜駅界隈を歩くとすれ違う人たちが驚いた顔をして見つめてくる。特にシニアの方は驚きが顔に出る。68歳のシニア男性の姿でない体格をしているからだ。普通のシニアは胸が薄い。お腹が出て肥満体である。私の体は胸筋が厚く逆三角形でお腹はフラットである。肥満体の体ではない。妻に言わせると「体ががっしりしている!」。

年齢に合わない体格を筋トレで作り出しているが、それを80歳になるまで維持したい。自分の体を老化に負けないで作り変えたい。鏡に写った体を見れば、老化に負けているかどうかが分かる。筋肉を失った80歳の老人と筋肉モリモリの老人を想像してほしい。違いは歴然としている。

趣味は自己満足の世界であるが、残された自分の命の時間を楽しめる。

結論

生きがいは仕事でないと見つけられないのか。団塊世代のシニアは仕事に生きがいを見出しやすい。そんなシニアを経営支援NPOクラブで多く見かける。趣味が生きがいな方はNPO団体で活動をしない。自分の世界があるからだ。趣味は自己満足の世界である。自分なりに目標を設定して情熱を持って突き進む必要がある。

68歳シニアの私の生きがいは仕事から趣味にシフトしてきている。自営業の仕事に情熱を感じられなく成った。今は筋トレという趣味に情熱を感じている。年齢に合わない体格を作り出すという目標がある。それがちょっとづつ形となって見え始めている。それが嬉しい。

 




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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。