このサイトのブログ記事を読んで共感したシニアたちがコンタクトページからメールを送ってくれた。私と同じように自分のビジネスを立ち上げている。自分の白いキャンパスに絵を描きながら老後の生活に挑戦している方々だ。そんなシニアの共通点は、「ピンチはチャンス」の状態を経験して勇気を出して自分の人生に挑戦している姿勢である。
シニアは、働く上で年齢制限がある。自分でビジネスを作らない限り年齢制限でお金を稼げなくなる。60歳のシニアは65歳まで会社が定年延長をしてくれるから安心だと思っているが、その後をどうするかの回答が出ていない。65歳からの雇用は、60歳からの雇用よりもさらに難しい。その現実をまだ知らない。
シニアが起業を準備する時に必須になる物がある。若者の起業家には当たり前に聞こえるが、シニアはその恩恵に気が付いていない。インターネットを上手く活用するための道具である。
シニアがビジネスを始める上で必須な道具
スマホ対応のホームページ
インターネットが広まった現在、ホームページがない会社は50%以上の潜在顧客を見逃している。スマホ利用が広がっている今、お客は直ぐにスマホでウエブ検索をする。スマホで快適に閲覧できるホームページが無いとこの検索にヒットしない。この時点でビジネス損失が生まれる。
起業する時は、自分でコンテンツページを編集するのが簡単なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)で構築されたホームページに投資をすると情報発信が簡単になりページ作成コストが発生しない。そのためのホームページ関連の雑学を出来るだけ早いうちからするべきである。
このウエブサイトは、Joomla(ジュームラ)というCMSで構築されている。ページ編集はWordのような感じで文章を書くだけですぐにページとして公開される。システムはポータルサイトとして利用されているので大量のページを複数人で情報発信ができる仕組みになっている。
スマホ対応ホームページは、出来るだけ最新の情報をウエブで発信することで検索にヒットしやすくなる。それを容易にしてくれるCMSサイトはビジネス支援で重要な道具になる。多くの中小企業のホームページは一度作ったら情報が更新されない。社員が自分で情報発信が出来ないホームページ制作を行ったからである。
これからシニアが起業する時は自分でホームページ作成が簡単にできる仕組みがあるCMSで制作してもらうことである。予算として10万から30万で出来る。自分のビジネスを説明する、潜在顧客を集める、お問い合わせを受け取るホームページは必須である。
モバイルルーター
モバイルルーターがあると自宅でも外出先でもインターネットに接続が出来る。PC、スマホ、タブレットのWi-Fi機能でモバイルルーターにつながりインターネット接続が出来る。営業先でインターネット接続をしたい時に重宝である。これがないと情報戦争に勝てない。
カフェでは無料でWi-Fiサービスを利用できるがカフェによってこのような制約がある。
- Wi-Fi接続時間が限定される(多くのカフェは1時間おきに再接続手順を求める)
- 暗号化されていないWi-Fi接続であるため通信情報が悪意ある人にオープンになる
- 大勢のお客がいるカフェでは接続を維持できなくなる
モバイルルーターでインターネット接続をすると
- 暗号化通信でインターネットに接続できる
- 接続時間の限界はモバイルルーターのバッテリー時間になる(10時間ぐらい)
- 自分専用のインターネット接続になるので安定している
私はカフェで暗号化通信接続ができるWi2_Clubを使っている。Wi2の有料サービスで月額398円税込み。この公衆無線LANサービスが無いカフェではモバイルルーターを使う。仕事上、安心と安定的な接続を求める時は必ずモバイルルーター経由でインターネット接続をしている。
モバイルパソコン
私が愛用しているThinkPad Xシリーズのノートブックパソコンは、ビジネス用途で人気がある。私のように1日8時間以上パソコンを使う人にとっては大型バッテリーが搭載されているモバイルパソコンが必須である。重くなるがリュックに入れておけば運ぶ上で問題がない。
Thinkpad Xシリーズのモバイルパソコンは価格が高い。10万円から20万円と幅がある。モバイルパソコンにお金をかけられない方はクロームブックパソコン(Chromebook)をお勧めする。ビジネスで問題なく使える機能とパワーのモデルは5万円から8万円ぐらいで買える。
最近、私は仕事でクロームブックを使っている。WindowsパソコンであるThinkpadよりも使い勝手が良く、管理が簡単である。今使っているモデルは Lenovo Thinkpad C13 Chromebookで米国アマゾンから直輸入した。コストは7万円ぐらい。同じモデルは国内で買えないので米アマゾンから取り寄せた。国内で買えるChromebookは家電量販店に展示・販売されている。
コロナ禍でテレワーク用途(ウエブ会議など)の導入が増えている。ウイルス感染のリスクがないグーグルのChrome OSで動いているパソコンであるため安心と安全が確保されている。
ノートブックパソコンは、人それぞれの好みがあるので一番使い易いと感じたパソコンを購入してビジネスに使うべきだろう。その時に注意することは、最低でも10時間以上稼働するバッテリーを搭載している事。SSDの記憶装置を搭載している事。12インチから13インチぐらいのサイズ。重さが、1キロから1.5キロ以内である。
結論
自分でページ作成が出来るホームページ、自分専用にインターネットが使えるモバイルルーター、安心と安全が確保できるモバイルパソコンなどはシニア起業で必須になる。ホームページでの情報発信と集客は潜在顧客を見つける上で重要である。
自分のビジネスを知らしめる上でインターネットなしでは宣伝と告知が出来ない。ビジネスは出来るだけ多くの潜在顧客に自分のビジネスを知らしめる事で始まる。自分で告知宣伝できれば、コストは発生しない。ホームページはその意味合いで貴重な宣伝ツールになる。