シニアのための理想的なワークシフト:チャンスをつかむ方法 - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

私と同じ68歳の方は年金を既に頂いている方が多い。今、50歳代の方は、多分、年金をフルでもらえる年齢が70歳に延ばされる可能性が高い。40歳代の方は75歳までかもしれない。平均寿命が延びるにしたがって年金財源が枯渇し始める。

政府はあの手この手を使って年金の支出を抑える施策を計画し実行する。支給年齢を75歳まで伸ばす頃が出来れば75歳までに亡くなる人の年金支出が無くなると同時に生存している老人への支出も抑えられる。

70歳、75歳の一般の老人が働ける環境が果たしてあるのだろうか。健康障害を持っている老人はどうなるのか。年金の支給年齢を伸ばして年金支出を抑えてもそのお金が生活保護にシフトするだけではないか。

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60歳から75歳までの仕事

65歳まで雇用を維持できる選択肢が従業員に与えられているが、待遇が悪くなる。多くは60歳定年で会社を卒業する。65歳まで同じ会社で働けてもそこで雇い止め。65歳以降は自助努力で働きたい人が働くことになる。65歳のシニアはまだ体力、健康、気力の面で十分労働が出来る。問題は65歳すぎのシニアを雇用してくれる会社が少ない。

70歳を過ぎるとアルバイトやパートも年齢制限で働けなくなる場合がある。近所のスーパーマーケットは70歳までである。もし、70歳以降での働きたいならばファストフード店舗で仕事を見つけるしかない。マクドナルドなどは積極的にシニア労働者をアルバイトスタッフとして雇用している。

60歳から5年毎に仕事の選択肢が狭まっていく。

シニアの仕事の選択肢

60歳から65歳 1.年次更新社員
          2.転職(再就職)
          3.派遣社員
          4.パート・アルバイト
          5.個人事業主(起業)

65歳から70歳 1.派遣社員
          2.パート・アルバイト
          3.個人事業主

70歳から75歳 1.パート・アルバイト
          2.個人事業主

60歳から65歳の年齢では、仕事形態で5つのオプションが考えられる。年齢が増えるにしたがって仕事オプションが減って行く。70歳から75歳では、パートやアルバイトが主流になるか、個人事業主としてビジネスを始めているかだ。ただし、シニアが起業する時は60歳代に副業を始めていたほうがやりやすい。70歳になった頃に副業を本業にするだけである。

現時点で70歳から75歳の高齢者が仕事を探そうと思っても何か尖がっているスキルや知識がないと見つからない。小中学生への学習塾でパートやアルバイトが見つかるかもしれない。教育歴がある高齢者が対象になる。教育分野は自分で何かを教えるという意味合いで仕事を作れる。または、パートタイムで働く機会がある。

年金支給が75歳に伸びるまでに新しい仕事が生まれてくる可能性が高い。その仕事が70歳の高齢者でも行える仕事であれば、救われる。

確実にシニア労働者を雇用する業界

今、70歳代の高齢者が仕事を探そうと思ってもスポット的なアルバイトしか見つからないのではないか。シルバー人材センターに登録して時々入ってくる仕事に対応するぐらいがほとんどである。

ITと介護ロボットを活用したシニア向け介護職が生まれる可能性は高い。体力を要求する仕事は介護ロボットにお願いする。介護老人の見守りはセンサーとITを駆使する。シニアは介護する老人の話し相手になる。それぐらいの仕事は70歳過ぎの老人でも可能である。

正規の介護職員はより専門的な仕事に専念して戴き、一般的なお相手仕事や雑作業などはアルバイトのシニアが対応する。こんなイメージで介護施設の労働者は現在進行系で運営されている。孤独で話し相手を求めているシニア女性などは介護施設での話し相手労働を仕事にできる可能性が高い。

問題は介護施設にシニアをアルバイトで雇用できる財源がある老人ホームがどれぐらいあるかだろう。現在はボランティアに依存している。70歳以降の仕事は、自分で作るか、探すしか手はないのが現実である。体力があり健康である70歳過ぎのシニアは人の手がどうしてもないと困る業界を探すことである。

人の手がどうしても必要な業界

70歳以上のシニアが働ける業界は、その人の健康状態やスキル、興味によって異なるが、いくつかの一般的な選択肢がある。以下はその一例になる。

  1. 小売業:

    • 小売業界では、接客や販売、在庫管理などの仕事がある。特にショップや専門店では、商品知識やお客様とのコミュニケーションが求められるため、経験豊富なシニアの方が適している。
  2. サービス業:

    • サービス業界では、清掃、受付、案内係などの仕事がある。ホテルやイベント会場、公共機関などが雇用の機会を提供してくれる。
  3. 教育サポート:

    • 学校や図書館、教育機関での図書管理や学習サポートなど、教育関連の仕事が考えられる。シニアの経験が学生や若い世代にとって有益である。
  4. ツーリズム業界:

    • 観光業界ではツアーガイドや情報提供などが求められる。地元の観光名所や歴史に詳しいシニアが活躍できる。
  5. 在宅ワーク:

    • インターネットを活用した在宅ワークも選択肢になる。ライティング、オンラインサポート、カスタマーサービスなど、様々な在宅ワークが存在する。
  6. 趣味やアート関連の仕事:

    • 趣味やアートに関連する仕事も考えられる。手芸、絵画、音楽などのスキルを生かして教室を開く、作品を販売するなどの活動が挙げらる。
  7. 農業や園芸:

    • 地域の農園や庭師としての仕事も考えられる。自然との触れ合いが好きな方には良い選択肢となる。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。