「風邪、や〜ね!」という昔のCMを思い出すときがある。先程、くしゃみが続けて3回出た。風邪の引き始めだ。こんな時、このくしゃみを風邪の引き始めだと判断しないシニアは、あとで風邪で苦しめられる。シニアは自分で思っているほど免疫力と体力がない。
最近は、気温の上がり下がりが急激である。体がついていけない。特に体が疲れているときは、風邪にやられやすい。シニアはちょっとした体調の変化に気を使うべきである。コロナワクチン接種でコロナ感染者数が減少しているが、風邪の症状とコロナ感染の違いを間違えないことである。
過去の経験から自分の風邪の引き方を覚えておくと対応がしやすい。
昨日、うっかりして自分が加齢臭をまき散らしてしている事を忘れてしまった。ちょうど、午後4時頃だ。スタバで隣に座った若い青年がしきりに私の方を見ている。無言で見ているので気にはしていたが我関知せずで仕事をしていた。1時間後、その若者が席を立ってスタバを出て行った。席を立つときにまた私を無言で見て行った。
その若者の行動がその時、なぜ何だろうか良く分からなかった。
ああ、そうか!今日の朝になってその理由を悟った。私の加齢臭だと。私は、午後3時から5時頃にかけて油汗をかきながら加齢臭を出しているらしい。自分の加齢臭を時々感じる時がある。そんな時間帯が、午後3時から5時頃だからだ。
暑い夏の時期は、加齢臭を気にして毎日バイオコア・デイオドラント・ボディペーパーで加齢臭が出そうな体の部位を拭いて出勤していた。秋に成り、あまり汗が出なくなったので毎日デイオドラントボディーペーパーで体を拭かなくなっていた。個人差はあるが、どうも、私は加齢臭が強いらしい。
定年退職後、通勤するはずの自分が自宅でゆっくりテレビを見ている。長年の会社勤めを終えてやっと一息つく時間が持てた。そんな日々が1週間続くと理由が分からない不安に襲われ始める。
これからの人生をどの様にしたら良いだろうか。退職金だけで老後の生活が維持できるのだろうか。何歳まで働けるのだろうか。自分の体は、どんな感じで老いて行くのだろうか。何もしない日々の中で自分一人で自問している。気楽に雑談をする仲間もいない。
会社に勤めている時は、定年退職の年齢が一つの節目になっている。その後の節目が見つからない。定年退職の年齢で再就職できても、また、年齢で雇止めになることも予測できる。その後は、どうする?そんな自問が頭の中で浮いている。不安は尽きない!
70歳を迎えた姉がLINEでこんなメッセージを私に伝えてきた。
「久しぶりにプラハフィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきた。コロナ禍ですっかり運動不足。歩くスピードと歩幅が落ちて歳を感じている。」
70歳は体力の衰えを肌で感じる年齢。知らないうちに筋肉の量が少なくなり、その影響が70歳を過ぎると肌で感じ始める。活発に体を動かさない生活習慣で使わない筋肉が落とされて行く。姉は毎日体幹運動をやり、週3回はウォーキングをしているが老いのスピードに追い付いていないと嘆いでいる。
精神的にはいつまでも若いという気持ちでいるが、肉体は鍛えないと昔の体力を維持できない。いつまでも若くありたいという欲求だけが頭の中にある。
自分の人生を振り返って思っていたことが知らないうちに実現していることに気がつくことがないだろうか。私の人生は、夢の実現が何度もあった。今職業としているノマド的な生活スタイルも私の夢であった。夢を追う生活をするとそれが生きがいになる。
定年退職後のシニアは残りの人生を自分が描かなければ面白い余生を楽しめない。退職金と年金、そして、アルバイトである程度の安定した生活が出来る。足りないのは「生きがい」である。何をすれば、残りの人生を楽しめるのか。
自分の心の中にある「願望、強い思い、好奇心、夢」を実現しようとすれば、生きがいが生まれてくる。それに気が付かないシニアが多い。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。