70歳を迎えた姉がLINEでこんなメッセージを私に伝えてきた。

「久しぶりにプラハフィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきた。コロナ禍ですっかり運動不足。歩くスピードと歩幅が落ちて歳を感じている。

70歳は体力の衰えを肌で感じる年齢。知らないうちに筋肉の量が少なくなり、その影響が70歳を過ぎると肌で感じ始める。活発に体を動かさない生活習慣で使わない筋肉が落とされて行く。姉は毎日体幹運動をやり、週3回はウォーキングをしているが老いのスピードに追い付いていないと嘆いでいる。

精神的にはいつまでも若いという気持ちでいるが、肉体は鍛えないと昔の体力を維持できない。いつまでも若くありたいという欲求だけが頭の中にある。

老後を楽しむためには体力と健康が大前提

いつまでも若くありたいという欲求は誰にでもある。老化を遅らせるためにどのようなことをシニアがやっているかが問われる。足腰を鍛えないと歩行障害になるという事実を肌で感じている70歳代のシニアは朝晩のウォーキングを始める。足を使う生活習慣を身につけることで脚力を維持できると思っているからだ。

どこかに行こうかと思った時に直ぐに歩き疲れてしまうと行きたい場所にも行けなくなる。不自由な体になると老後の生活を楽しめなくなる。体力と健康はシニアにとって最大の関心事になる。老いを体で感じて「若くありたい!」と強く感じるシニアが多くなる。

お金で買えない私の欲求

  1. インターネットの仕組みで日銭が自動的に落ちてくる仕組みを作り上げたい
  2. 懸垂10回以上出来るようにしたい
  3. 片足スクワットの運動を継続して80歳になっても足で困らないようにしたい
  4. シニアでも筋肉を鍛えれば若者にも負けない体格を維持できることを証明したい

60歳を過ぎて健康への関心と老いへの心配事が増えている。筋肉の衰え体の柔軟性が気になる。気がつかないうちにこの2つは悪化して行く。今まで出来たことが出来なくなる現象に戸惑う。私の体力的な欲求は普通のシニアとは違う。筋トレの習慣が身に付いているので求める体力が違ってくる。

何故、筋トレをしているのか。最終目的は筋肉を増やし新陳代謝を上げて体力を強化し年齢に合わない体格を作り上げることにある。私の体格を見て66歳のシニアであると印象付けない。40歳代、50歳代の中高年の体格を印象づけたい。首から下の体格を見れば、30歳代の体格になれるかもしれない。イメージはこんな写真である。

70歳代で筋トレを始める

欲求の満たし方

人それぞれ欲求は違う。その欲求の満たし方も色々ある。経済的にあまり困らないシニアたちはお金で叶う欲求ではなく、お金で買えない欲求を持っている。それは肉体的に若くなりたいである。健康寿命を伸ばせれば、伸ばした時間だけ体は若くなっている。

70歳を過ぎると体の筋肉の衰えや損失が目立ち始める。普通の生活をしているだけでは筋肉量の損失を防げない。活動量が少なくなるとその生活に適応するように使わない筋肉を削り始める。その結果、歩行障害が生まれてくる。体を意識して鍛える定期的な運動をしていない人は70歳過ぎに体力の衰えを肌で感じ始める。その兆候が足に来る。

体力と筋力を回復、強化したいという欲求がシニアに生まれてくるのは自然である。体力と筋力の衰えは老化であるからだ。若くあり続けたいという欲求に反して体は衰えて行く。アクティブシニアは筋トレ運動を生活のリズムに入れる。週2回から3回、スポーツジムで筋トレをする。失われていく筋肉を取り戻し、強化しなければ普通の生活も維持できなくなる。

病気になって医療費にお金を使うよりも健康維持のためにスポーツジムの会員になり筋トレに投資する。そんなシニアが増えている。若くありたいという欲求を満たすには失われて行く筋肉を取り戻さねばならない。

結論

若くありたいという欲求は老化を体で感じ始めた時に強く生まれてくる。70歳を過ぎる頃には体力の衰えで歩くスピードと歩幅が落ちてくるのが分かる。朝晩のウォーキングを始めても老いのスピードに追いつけない。既に筋肉を失ってしまっている。筋肉を増やすには定期的な筋トレが必須である。1年かけて基礎体力を回復させてから本格的に筋トレをすることになる。

肉体の若さは筋肉を増やすことで体格を若返らせる。同時に体力も健康も向上する。頭で理解しても行動に移せないシニアは現状に甘んじるしか無い。それが嫌ならば、スポーツジムの会員になって週2回から3回筋トレに励むことである。