ネットワーカーとはインターネットの世界で仕事をする労働者である。仕事の受注はインターネットから受ける。仕事の成果もインターネット経由で提供する。現実の世界で作業したり、打ち合わせをしたり、顔をあわせたりしない。必要な物は自分のビジネスサービスサイト(パーソナルブランディングのホームページ)、インターネット接続環境、モバイルパソコン、Wi-Fiルーター、スマートフォン or タブレットなどである。

インターネット経由で行う仕事は専門性を求められる。得意な分野があり、インターネットを使えるシニアならば現実の世界で壁になる年齢制限を気にする必要がない。シニアがインターネット経由で仕事を受注するにはいくつかの事前準備が必要になる。

インターネットの知識や使い方が良く分からないシニアは時間をかけてインターネットビジネスがどんなものであるかを書籍やウエブセミナー、YouTube動画などから学ぶ必要がある。

ネット上で仕事をする上で何を学ぶべきか?

私は法人向けホームページ制作とシステム構築のインターネットビジネスをしている。この職業を15年以上続けている。70歳を越えても続けていけるかどうかは定かではない。相手があってのビジネスであるので自分が働けなくなるとお客さんに迷惑がかかる。

年齢からくる老化と健康

高齢者が働く時は健康問題がいつも付いて回る。過労で働けなくなれば直ぐにお払い箱である。70歳を過ぎていればただの労働者としか見られない。普通の生活が出来ない支障が体にあれば、働き口も見つからない。

つまり、高齢者は老化と年齢で体が働けなくなるリスクが高い。物理的な作業をする労働であればあるほど年齢による老いが影響で自然と働けなくなる。この事実がいつもついて回る。

生活のため働かざるをえない高齢者と働かなくても生活ができるシニアでは労働に対する見方が違う。生活のために働く高齢者は自分の健康と年齢的な限界を強く意識すべきである。

健康障害で普通の労働作業ができなくなった時や年齢による体力の限界を覚えた時、如何にして生活費を稼がなければならないかを元気な時から検討し、準備をする必要がある。年金で生活ができている老人も例外ではない。政府が将来年金の減額に踏み切ればお金を稼ぐ必要性が出てくる。

失敗から学ぶネットビジネス

YouTube動画にネットビジネスの失敗事例を紹介しているものを見つけた。35分の長編作であるが、見る価値が大いにある。作者の実体験を紹介している。第26回 学長が失敗したネットビジネス19選【稼ぐ 実践編】というタイトルである。

彼が体験したネットビジネス失敗事例から何かを学べる。自分に足りない点が分かれば、それだけで出発点が見えてくる。

2021年の社会は、現実と仮想(インターネット)の社会で仕事が回っている。インターネットの世界は、国境という壁がない。先日、ベトナムの会社から私に彼らが開発してホテル予約システムの日本語化の依頼があった。仕事は世界中からやって来る。インターネットで自分の専門領域をブランディング出来れば、顔を合わすこと無くネットだけで仕事を得ることが出来る。

インターネットでの仕事は、年令や性別、そして、人種や宗教、政治など関係がない。依頼される仕事ができる、出来ないかが問われるだけだ。シニアで自分の専門領域を持っていれば、ネットワーカーとして働くリソースを持っている。海外から仕事を得たいシニアは、英語力が必須になる。国内ならば、言語による制限はない。自分のサービスを如何にして告知宣伝できるかで仕事が取れるか、取れないかになる。

シニアが現実の世界で働こうとすると必ず(1)年齢制限、(2)健康問題、(3)雇用時間(体力)、(4)IT能力などが壁になって採用されない。インターネットの世界では、専門性を求める。専門領域を持ったシニアであれば、1から4までの条件は関係なくなる。

健康で現実の世界で働ける人は

体力があり、健康で普通の生活ができる高齢者であるならば、マイスター60という人材派遣、紹介会社で登録をしてみてはどうか。こちらの会社が斡旋する仕事は、実作業の専門領域である。労働力であれば誰でも良いという仕事ではない場合が多い。

結論

ネットワーカーとして働きたいと思うシニアは、今から自分の専門をアピールできるセルフブランディングのホームページを立ち上げて提供するサービスを知らしめる準備をする必要がある。ネットビジネス失敗事例から学べるべきことを先学んでおいて自分が始めるネットビジネスに応用する。