自分が老害にならないためにはどうするか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

老害になるシニアは、金力や権力を持っている老人たちだ。影響力が大きいから間違った言動や判断をされると多くの人に迷惑が行く。大企業の役員、高級官僚、政治家などは老害を起こしているシニアが潜在的に多い。一度甘い汁を味わうと人間はそれを維持しようとする。年齢をわきまえなくなり老害が発生する。

実は、老害はどの高齢者にも起きる。自分の価値観が時代の常識と合わなくなる時、老人の価値観がまだ今の時代に生きていると信じてしまう。年齢による感覚の違いで大衆の感覚から離れて行ってしまう。

老害は、その老人の存在が社会から消えて行けば同時に無くなるが、いつまでもマフィアのボスのように居残ると社会の弊害になる。

老害はどの高齢者にも起こりうる!

老人は、時代の流れについていけない。新しいことも理解できない。何かを判断するときに昔の情報で解釈しがちになる。付き合う人が若者たちではない。同世代の人が自然と多くなる。

現実の社会から離れ始めると周りで起きていることを冷静に判断できず、独断で我が道を行く言動や行動が多くなる。コミュニティー活動で活動をするときに話が咬み合わないシニアに出会う。常識が時代錯誤しているシニアだ。そんなシニアが大声で威張り始めると老害が発生する。

老害が起きる理由

老害は、現実を理解出来ないがために間違った判断で言動とアクションを行うときに起こる。摩擦は、現実の社会を動かしている若者や中年層から起きる。

江戸時代のように家督を譲る判断が今のシニアはできなくなっているのではないか。創業者の社長とサラリーマンのお雇い社長では老害のインパクトが違う。大塚家具の親娘の喧嘩は、老害だ。親は、子に家督を譲る勇気を持たねばならない。老いては、子に従えだ。

知らないうちに自分自身が周りに老害を撒き散らしているかもしれない。忍耐力が落ちてくるシニアは、若い人たちのマナーや言動に反感を持ちやすい。つい、言動がきつくなる。冷静に落ち着いて物事を判断すれば、怒ることもないのにと私は思う。レストランやお店での店員マナーなどは格好の餌食だ。

何だ、あの若造は!なんて思い始める。

自分の老害を抑えるには

カフェで仕事をしていると子供連れのお母さんたちがやってくる。スターバックスで雑談を楽しみたいお母さんたちだ。つい、会話に夢中になり自分たちの子供が周りで悪さ(走り回り、大声を出している)をしているのに気が付かない。Cafeには他のお客さんがいるということを忘れるからだ。

シニアの私は、段々と忍耐力が限度になり悶々とし始める。一声、「やかましい!」と叫びたくなる。そこをぐっと抑えてスターバックスの店員に家族連れのグループを注意して欲しいと頼む。頭にくる前に2回、3回、深呼吸をする。深呼吸をすると冷静さを取り戻す。

何かの理由で頭に来る、感情的になる、怒りがこみ上げてくるときに簡単にその感情を抑制する方法がある。

  1. 怒りだす前に深呼吸を3回ゆっくり行う
  2. その場を一時的に離れる
  3. 今、ここで怒り出したらどのような結果になるかを想像する

常識が非常識になる世界があることを知る

自分たち老人の価値判断と常識は、今の時代の価値観と常識に合っていない場合がある。私の両親の時代は、婚前旅行は非常識という価値観であった。今は、非常識にならない。私の世代もそれを許容の範囲として理解している。現実に合わない価値観と常識を押し付けると老害が発生する。

シニアは、常に今の時代の常識と価値観を学ぶセンサーを研ぎ澄ます必要がある。スマホを使えないシニアは、スマホが当たり前の社会を理解できなくなる。マイナンバー申請などは、スマホで行えば写真屋で写真を取る必要もないし、数分で申請手続きが終わってしまう。時代の流れに乗る生き方を高齢者は身に付ける必要がある。

コロナ感染防止のため、不特定多数の人間と接触しない新しい生活様式が今の社会に生まれ始めている。電車やバスなどの公共交通機関の中では常備マスクをするという常識が生まれているが、それを良しとしない老人がいる。電車の中でマスクをしないで乗車している老人はマスクをしないことで他の乗客に迷惑をかけているという事実を認識していない。

コロナ禍がなければ、マスクをしないことが問題になることはなかったが時代の常識が変わった今はマスクが必須になった。非接触でことをなす生活様式がこれから増えてくる。キャッシュレス決済などはこれから当たり前になる。時代についていけない高齢者は最後まで現金主義を貫き通す。

昔の生活様式が常識と思い続ける高齢者はこれからの時代の生活様式の中で老害の発生原因になる。自分が老害の原因にならないようにするには新しい価値観を受け入れるしかない。相互依存の人間社会で余生を楽しむためには世代の違う人達と摩擦を起こさない柔軟な物の考え方を学ぶ必要がある。

65歳の私も過去の価値観に囚われているが、社会につながって活動をしていれば自然と時代の流れに流されながらついていって行けている。これからの時代、自動車は所有するものからレンタルするものに変わる。必要な時にオンディマンドで使えるようになる自動運転の自動車が生まれてくる。

ドライバーがいないタクシーのようにA.I.自動車をレンタルできる。

結論

自分が老害のもとにならないためには時代の常識と価値観を常にアップデートする努力が求められる。私が会社員の時代では副業や兼業は禁止されていた。今は、会社が社員の副業や兼業を応援している会社が増えてきた。時代が変われば常識も価値観も確実に変わってくる。

新しい生活様式に適応できなくなる老人になると生活面で老害という摩擦を起こし始める。現代にマッチしない価値観で物事を判断し、行動をする高齢者は周りの人たちから老害とみなされる。

 

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。