息子を一人前の大人にするにはどうしたら良いか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

息子を持つ親が、会社に就職した息子を自宅から通勤させているとしたならば、 今すぐに自分一人で生活が出来るアパートか、マンションに引越し準備させることである。金銭的な事情が許す限りという条件で。その理由は・・・

将来、家庭を持つ息子は自分の生活を自分で上手くコントロールする習慣を身につける必要がある。特にお金との付き合い方である。両親の家で生活を続けている息子たちは、自宅生活で発生しているコストの意識がない。給与は全て自分の遊びに使ってしまう。本来、一人で生活していれば、家賃、食費、公共料金、通信料金、衣料費、交通費など雑多なコストが発生しているはず。

両親の自宅で生活をし続けていると生活コストを知らないまま歳を取ってしまう。一人で生活をする日が必ずやってくる。早いうちに自分で身の回りの世話ができるようにする必要がある。娘と息子の違いは、ここにある。息子は家庭を作る時に金銭感覚がないと将来設計を金銭的に作ることが出来なくなる。

可愛い息子ほど一人生活をさせる!

息子可愛さで甘やかす親がいる。一人で生活が出来る給与をもらっているならば、出来るだけ早いうちに自宅を追い出すべきだ。社会人として一人前にするには、すべてを自分で行えるようにするのが親の義務。親離れをさせないといつまでも楽な自宅生活になってしまう。

一人生活をすることで親の苦労を体で体験させる

自分に足りない部分を自覚さ、料理も自学させる一人生活は生きて行く上で必要である。スーパーで売られている野菜の値動きも分かるようになる。公共料金(電気、ガス、水道、NHK受信料金など)の負担も分かる。自分の生活コストが月額どれだけ発生しているかも体感できる。自宅生活を続けているとこんな基本的な金銭感覚も身につかない。

大学を卒業して会社に就職したら、出来るだけ早い時期に一人住まいをさせてあげることである!それが最後の親心になる。

就職先によっては、一人住まいが出来るほど給与をもらえない場合がある。そんな時は、こんな感じで息子に伝えることだ「3年間だけ自宅での生活を許す。その間にできるだけ貯蓄をしてお金で困らないように一人住まいの準備をしなさい。」

お金とのお付き合い

一人住まいをさせて上手くお金との付き合いが出来れば良いが、どうしてもお金が足りなくなる場合がある。そんな時は、一時的に支援してあげれば良い。あくまでも一時支援だと強く伝える。入ってくるお金と出て行くお金を上手くバランスさせて手元にお金が残る生活スタイル作らせる。コレを身に着けされるためには、家計簿をつけさせる。これを義務付ける

スマホを使い慣れている若者だから、スマホの家計簿アプリを使わせる。毎月、その状況を両親に伝える。両親は、その内容に対して助言やコメントをする。この作業を1年ぐらいやれば、可愛い息子は一人生活のコツを覚えるはず。お金との付き合いもうまくなる。

給与だけに頼らない別収入の準備

会社からの給与だけに頼らないで別の収入を得る仕組みを作らせる。私は、息子たちに3つの収益チャネルを作るよう教育した。

  1. 会社の給与
  2. ネットでの副業
  3. 投資信託(お金の運用益) 

大企業に就職してもリストラに会う時代。寄らば大樹の影的な会社員生活は遠い昔になった。時代は大きく変化し続けている。変化に流される生活よりも自分で自分の人生に変化を起こすほうが安全である

若い時に自分の生活コストを知っていれば、最低限、この金額のお金があれば生活して行けるという感覚が身に付く。この感覚があなたの息子に必要である。私の息子たちには、万が一、失業して収入がゼロ円でも安心して生活ができるようこんな助言をしている。「今から300万円ぐらい強制的に貯蓄をしなさい。その貯めたお金は、日常で使うのではなく、非常事態(失業)の時に使いなさい。それ以外は絶対触らない。」と助言している。

非常事態の時に生きるお金

非常事態の時に使える貯蓄があると、翌日から生活面で困ることが無くなる。精神的に冷静になって次のアクションを考えられる。無収入で1年間生活を変えないで生きて行ける金額、300万円、があれば生活に追われることが無くなる。この金銭的な余裕は、若者が新しい事に挑戦する時の守り神になる。

学校教育では、実生活でのお金との付き合い方を教えてくれない。小遣いで使うお金は天からお金が降ってくる感覚でしか無い。親に、お金ください!、と言えばお金が降ってくる感じだ。この感覚をリセットするために社会人になったら一人住まいをさせるのが一番効果がある。最低でもそんな金銭感覚を持たねば本当の意味で一人前に成れない。

結論

大学を卒業して会社に就職をする時、自宅から通勤させる親がいる。それがずっと続くと子供の独立心を育てられなくなる。子供が一人前の大人になるには一人で自分が稼いだお金で生活が出来る能力が必要になる。就職後、自宅での生活が長く続くと一人で生活を始めた時に生活コストが分からなくなる。

一人生活をできるだけ早い段階で始めさせるのが親離れになる。自分で稼いだお金で日々の生活を送り、貯蓄ができる習慣を身に付けさせる必要がある。お金との付き合い方は学校で教えてくれない。自分で試行錯誤をしながら自活できるようにするしか無い。

親は子供が一人生活を始めてから1年ぐらいは金銭的な支援が必要になるかもしれない。そんな時は、条件付きで支援してあげるのが良い。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。